2018年6月14日木曜日

古代ハス 蕾をたくさんつける

県道沿いの田んぼに植えてある古代ハス(縄文ハス/大賀ハス)。

今年も蕾がたくさん付いて、はっきりと確認できるようになった。
約30個ほどある。
例年は7月末頃から順次開花してゆき、一番の見ごろは8月上旬なのだが、今年は半月ほど早まっている。いずれにしても今までで最多の開花数となる見込み。
これだけのピンクの大輪が咲き揃うと壮観に違いない。

道路のすぐ脇の田んぼで、車の運転席からも良く見えるはずだから、見とれてわき見事故を起こさぬように注意だ。

2018年6月11日月曜日

有害鳥獣被害防止対策設備 イノシシのワナ

近年、イノシシが増加していて田んぼ畑どころか人家の庭まで出没し、土をほじくり返したり、作物を荒らしている。頭が痛い。

自治体としても看過できず、「常陸大宮市有害鳥獣捕獲隊」なる組織を作って捕獲を進めている。あるいはまた狩猟免許取得に当たって助成金を出しハンターを増やす努力や、有害鳥獣被害防止対策設備を購入する際の補助金を出したりもしている。
このような各種対策を講じてはいるが、なかなか追い付かないのが実状だ。

そりゃそうだろう、なんたって生息エリアの山林は広大すぎるし、どんな藪だろうと急斜面の山だろうと楽に、自由に走り回るヤツラである。
昔のような手入れが行き届いた山ではなくなっているので、餌も豊富にあり天敵もいない「楽園」に違いない。
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先日、常陸大宮市が設置したイノシシ捕獲檻を見た。
場所は山方地区西野内の道路脇。
すぐ近くには特別養護老人ホームがあり人家も多く車の往来も頻繁な場所だ。こんな場所でもイノシシの獣道になっているのだろう。


檻の奥のほうには誘き寄せる餌として、しなびたり半分腐っていたり、芽が出ているようないしこいジャガイモが大量に置いてある。
誘き寄せる為の餌のジャガイモがたくさん置かれている
捕獲できると良い。

このタイプの大型獣用箱わなは10万円ほどするようだ。̪市からの補助金は上限3万であるので実質7万円。個人で設置するには大きな出費だ。捕獲できてしまった後の処分のこともある。やっぱり手が出せない。

2018年6月10日日曜日

茨城弁古語「いしこい」

久しぶりに茨城弁固有の言葉を紹介したい。今回は『いしこい』(形容詞)。あるいはやや崩れて『いしけぇー』。
標準語でピッタリすることばがみつからないが、ニュアンスは「(状態の)良くない、粗悪な」さまを表す言葉である。不細工であったり醜い、かっこ悪い、貧相、あるいは機能的に悪い、などのさまを表す。
比べられる同種類の良いもの(niceやgoodやbeautifulやprettyなもの)が一方に存在して、それと比較したうえで「いしこい」と使う(ように思う)。劣りはするがまだ価値は残っている状態である。No good=「価値無し」ではなく、Not Good=「品質が低い」という微妙な感覚の違いがある。
いずれにしてもあまり良い意味で使われる言葉ではない。
根拠などないのだが、古い時代(奈良時代の常陸風土記が編纂された頃だろうか)のこのあたり東国で使われていた「卑(いや)し」という語が長い間に転じて、訛って固定化した言葉のように考えている。さてどうだろうか。
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先日、ある同年代の知人と話をしていた際に、彼がごく自然に「いしこい」を口にしたので、まだ生きてた言葉なんだなあ、とちょっと驚き嬉しくなった。小生も当然ながら昔は使っていたし、今でも使おうと思えば正しく使える。だが、周囲で聞かれなくなったし、小生自身もここしばらくは他の言葉を使うことが多くなってきていただけに新鮮だった。
ただ、「いしこい」を違和感なく使用する・できるのは五十代以上の茨城北部の男性に限られよう。けっして女性言葉ではない。我々世代でもこの語の使用頻度は確実に減っているので、いずれ近いうちに死語となる運命だ。

他地方の皆さまにとっては、間違いなく茨城弁の言語変化など理解できないことだろうし、まったく興味ないことだろう。ここ20~30年ほどでアクセントも含めて茨城言葉も変化は激しく、ネイティブスピーカーの小生にとってはとても寂しい事態だ。
だがこれも仕方あんめ(=仕方あるまい)。

2018年6月8日金曜日

プラム予報

今思えばあの年が異常だったのかもしれない。
2014年の6月、我が家のプラムの木には実がびっしりと付いた。いや、付き過ぎた。
2014/7の大豊作の状況はこのとおり
枝が実の重みで撓んで、まさに折れんばかりだった。
しかも短期間のうちに収穫時期を迎えるため、毎朝収穫しては販売に回した忙しい年だった。
毎朝こんなに採れたのだから忙しかった
あの時買い求めてくださった方々には、その印象が強く残っているのだろう。
『今年のプラムはどう?』と尋ねられる機会が多かった。
そのたびに今年もダメでしたと答えること3年、やっと今年は収穫できそうな気配である。といっても2014年の20~30%程度であるのだが。でもウレシイ。やっと「今年はまた販売できそうですよ」と言える。
2018/6の状況
4年前に比べるとわずかで寂しい結実状況だが
樹全体で見るとまずまずの収穫はできそうだ。
このままあと半月、何事もなく過ぎて欲しいと念じる毎日だ。
楽しみにしてくれる方が意外に多い。収穫し甲斐もあろうというもの。
生食でもジャムにしても、いける。

初夏の爽やかな酸っぱさまであと半月。

2018年6月6日水曜日

梅雨入り

我が家の田んぼに生えている『古代ハス(縄文ハス・大賀ハス)』は、毎年ピンクの花を付けて道行く人の目を楽しませてくれている。田んぼ脇に造成した専用池の中は、大きな葉っぱで埋まっている。きっと今年もお浄土を思わせる鮮やかなピンクの花弁がいくつも見られることだろう。楽しみだ。
◆ ◆ ◆ ◆
ここしばらくの晴天続きでカラカラになっていた大地。
今日梅雨入り判断となった降雨のおかげで、しっとりと湿り気を帯びた。
水不足気味の田んぼも、畑の夏野菜も少しは息をついたか。

古代ハスの葉っぱの上に水の粒。梅雨時の風景。
湿った風の向こう側には夏。

ハスの葉の撥水

2018年6月5日火曜日

鮎釣人

所用で大子町へ。
町の中央・池田橋を通過した際、鮎を釣る幾人もの姿が目に入った。

初夏の日差しが川面に眩しく輝いている。川面を渡る風も爽やかだろう。
奥久慈の緑成す山々を背景にして、いい風景だなあとしばし見入った。
◆ ◆ ◆ ◆
ウィークデーの日中にこうやって鮎釣りに興じる人たちは、解禁を心待ちにし(初めて知ったのだが、川によって、つまりは漁業組合によって鮎釣り解禁時間が異なる。久慈川は6/1の午前5時。茨城県の那珂川・緒川は6/1の午前0時。)、解禁と同時に川に繰り出した人たちだろう。5日経ってもこうやってウィークデーの日中もなお釣り糸を垂らしているのだから、そうとう好きなのだろう。

彼らの気持ちを想像するに、ここぞという自分なりの深い読みでもって本日の鮎釣りの場を決めて来ているのだろうし、彼らは釣れても釣れなくても糸を垂らすことが楽しくてたまらない人たちなのだろう。
釣り糸の先の一点に集中するときは、おそらく雑念がよぎることがない。それはそれは至福のひとときに違いない。奥が深いものがあるはずで、他人はなかなか理解できないことが多い。

これはまたミツバチ捕獲および飼育に熱をいれる我が身とさして変わりない。家人に呆れられて、他人の目には異様に映っているであろうことは同じだ。

誰に何と言われようと、公序良俗に反しておらず人を不幸にするようなものでない限り、このような【没頭できる何か】を手にしたひとは、幸いであると思う。

2018年6月4日月曜日

不僥不屈のタケノコ

『不撓不屈(ふとうふくつ)』とは、強い意志をもってどんな苦労や困難にもくじけないさま。
先日見かけた不遇なタケノコは、まさにこの精神で伸び続けていた。
あっぱれではあるが、でもやはり不遇だ。
どう考えてもタケノコにとっては不本意であろう。

ヘタレな小生などにはとてもまねできない。