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2011年9月27日火曜日

稲刈り モチを残し終了

コシヒカリの稲刈りを終えた。
正確には稲を刈る作業を終えた。
オダ掛けした状態であって脱穀の作業は残っているが、精神的には大きな一段落が付いた。
まだ刈取りが残っているモチ米の稲は僅かな作付けなので、気が楽だ。

しばらく晴れる日が続いてくれれば、乾燥が十分進み一気に脱穀が出来る。
週間の天気予報を気にする毎日だ。

        

今年の6月に、山の落葉樹の葉を集めて踏み込み温床を作った。
3ヶ月経過した今では、だいぶ腐食が進んで葉は既に形は無くなっており、サラサラ状態の腐葉土となっている。
容積も減った(嵩が減った)。
その土を掘り動かすと、白いイモムシ状のモノが見つかる。
この踏み込み温床は、夏にカブトムシやらクワガタが集まって来ていたプラムの樹のちょうど下にある。
卵を産み付けるにはもってこいの場所だ。
詳しいことは判らないが、恐らくクワガタの幼虫だろう。
生意気にも立派なアゴを既に持っている。
透き通った体だ
まだ小さい
幼虫だがクワガタの形のアゴをしている
来年の夏に元気な姿を見せてほしい。
そう思いながら、ふたたびそっと土を掛けて埋め戻した。

この腐葉土の中には、ミミズは言うに及ばず、カブトムシの幼虫も、そしてクワガタの幼虫ももっともっといることだろう。
昆虫にとって天国の環境は、人間にとってもよい環境にちがいない。

ゴーヤの実がはじけた
赤い実がこぼれ落ちた


2011年6月12日日曜日

「農家温泉」・「酵素風呂」

先日、踏込み温床の内部が微生物の発酵熱でかなりの高温になっており、その熱で「温床浴」ができるのではないか、と書いた。
書いた後で、以前にどこかで似たような話を読んだな、と気になっていた。
あれこれ思い当たるところを当たってみたところ、見つけた。
やっぱりあった。
毎月愛読している「現代農業」の2010年1月号に紹介されている記事だった。
『ああ、ぜいたく  農家温泉』、『微生物に囲まれて ああ、酵素風呂』という見出しで4ページ紹介されている。

     

かいつまんで紹介すると次のとおり。
もともとは千葉県の大久保義宣氏がオガクズや米ヌカを微生物の力で発酵させた50~65℃の健康風呂(現代農業1999年12月号で紹介)である。
それをさらに埼玉県の加藤隆治氏が『えひめAI』を利用して改良、楽しんでいる、というもの。
取材したヨシダ氏も入浴ならぬ『入酵』させてもらい、その酵素風呂のパワーに驚いた、と言う記事である。
イラストと共に、酵素風呂の作り方・日々の管理・(酵素の)エサづくり、が掲載されている。

酵素風呂の材料は、ヒノキのオガクズ、米ヌカ、水、えひめAIである。
それらを厚さ80cmほど敷き詰める。
3日もすれば発酵が進んで温度は55℃くらいになり、『入酵』が出来るようになる。
『入酵』は、市販のペーパーつなぎを着用し、顔だけ出して体をこの発酵オガクズ中に埋めてもらう。
要はよく各地の温泉で見られる砂風呂と同じ要領だ。
いい湯加減ならぬ発酵加減で、体の芯からとても温まる、のだそうだ。
ここでもあの『えひめAI』が活躍している。
  
         

直近ではこの記事であるが、現代農業では何度かこれに似た特集をしている。
農文協のルーラー電子図書館データベースでは『酵素風呂』のキーワードで10件ヒットする。
(1999/12-2010/1の現代農業の記事)
過去の記事は読んではいないが、おそらく似たようなものであろう。
全国で実にたくさんの方がいろいろと工夫し、熱利用を楽しんでおられるようだ。

この熱の利用を、野菜の苗育成だけに留めるのは確かにもったいない。
ではあるが、ヒノキのオガクズであれば『入酵』する気もするだろうが、これがミミズが大量にうごめく落ち葉の腐ったものでは、さすがに『入酵』は気が引ける。
作った当人でも遠慮したいものだ。

     

今日も温度計を挿して温度を計測してみた。
外気温は24℃。内部は42℃であった。
前回よりはやや低温であるがそれでもお風呂の適温程度は十分にある。
外は24℃

落ち葉内部は42℃ほど

今回やや低い温度であるのには、実は思い当たる節がある。
計測2時間ほど前に、えひめAIの希釈液を大量に散水したのであった。

それゆえ、この計測タイミングは不適当で、計測値には信頼性がない。参考値としよう。
明日には、きっとあの『えひめAI』の威力でもっともっと高温になっているかもしれない。
先の加藤氏のような55℃にもなっていれば、温床浴、いや温床サウナも可能な温度だ。
あと10℃ほどUPか・・・・・。
密かに期待しつつ様子を見ることとする。

     

前回は試作した『えひめAI』であるが、我が家ではコンポストの生ゴミに噴霧し、台所に流し、野菜の根元や葉っぱに散布、と大いに活用している。
コンポストの臭いは気にならないし、野菜は気のせいであろうか、それぞれの生育が良いように思う。
そして、今回のこの踏込み温床の落ち葉に撒いて、すべてを使い切り、備蓄が無くなった。

気温も上がってきて、えひめAI作りの発酵温度管理は、だいぶ楽になってきている。
またタップリと作ろうと思っている。

2011年6月10日金曜日

踏込み温床 発酵中

去る6月6日に、落ち葉を集めて踏込み温床を造り、米糠・籾殻等も入れ、タップリと散水しておいた。
表面的には何事もない落ち葉の固まりであるが、落ち葉を少し動かしてよく観察するとミミズが大量に蠢いているのが確認できる。
山で集めるているときから、既に腐葉土と化している落ち葉なのである程度のミミズがいることは分かっていた。
改めてじっくり眺めると、実に沢山いる。

★★ミミズの画像と動画につき、苦手の方はスキップされたい。★★


多量のミミズが生息するのだから、ほど良い土壌なのだろう。

ついでに温床の内部がどれほどの温度になっているかを調べてみた。
本日の天候は曇り。外気温25℃である。湿度は不明だがやや蒸し暑い。

温床上部の藁の上で計測。気温約25℃。
内部の温度は、なんと45℃にもなっている。
かなりの発酵熱だ。
いまの季節で外気温が高いことを割り引いても、かなりの高温だろう。

これだけの熱が冬場にも安定して維持されるならば、さらに周囲をビニールハウスで覆えば、温床表面の温度は野菜苗を育てるには十分であろう。(それが本来の踏込み温床の利用方法だが)
なんともエコロジーなシステムである。
編んだ藁の隙間から内部に温度計を挿してみると、約45℃にもなっている。
かなり熱い風呂の温度だ。
これだけの熱が得られるのであれば、岩盤浴ならぬ「腐葉土浴」・・ちょっと字面が悪いので改め、「温床浴」ができそうではないか。
(この中に寝転ぶか埋まるかの勇気と、臭いを忌避しなければの話だが)

■ + ■ + ■ + ■
庭の片隅に咲いている『ユキノシタ』の花を撮影してみた。季節の花である。



花は 5 弁である。
下の 2 枚が白く大きい。上の 3 枚は薄紅色で濃い赤紫の点がある。
何気なく見過ごしている花であるが、拡大してみると意外と清楚でカワイイ。

2011年6月6日月曜日

遅ればせながら『踏込み温床』を作る

『踏込み温床』なるものがある。
まだ寒さ厳しい2月頃に、藁で囲いを造りその中に落ち葉を詰め込み、その発酵熱を利用して野菜の苗を育てる設備であって、昔の農家では一般的に利用していたものだ。
(・・・・残念ながら昨今はわざわざ作っているところはほとんど無いと思われる。藁や大量の落ち葉が手に入りにくいし、手間隙が掛かりすぎる。)
単に苗を育てるだけではない。
タップリの腐葉土が出来あがる。
腐葉土とは、落葉広葉樹の落ち葉が発酵・分解してできる良質の肥料となるものだ。
踏込み温床の落ち葉は、眼に見えない微生物や土の中に住む小さな生き物たちによって、上質な腐葉土に変わる。
種まき用土だけではなく、育苗用土であったり、畑の土壌改良に重宝する資材となったりもする。
似たものに『堆肥』があるが、堆肥がいろいろな植物の剪定枝や生ゴミなどを材料にするのに対して、腐葉土は落ち葉だけを使う点が異なる。
さらに堆肥は何回も切り返しを行い、微生物が活動しやすいように人間が条件を整えるが、腐葉土は基本的に自然任せであり完熟するまで堆肥の2倍~4倍の時間をかける。

昔から農家では、春に植える夏野菜の苗を育てる場所として、春先に踏込み温床を作り利用してきた。
落ち葉の発酵熱で苗を保温するので電気や重油などの化石燃料を利用しなくても十分に暖かく苗を守ることが出来るという優れものであり、古からの農家の知恵であり技術である。
極めてエコロジーなものなのである。

今年の春先は裏山の整備の最中でまだ雑木が立て込んでいて、とても落ち葉を集められる状態ではなかった。
やっと春から初夏にかけての作業が一段落したことと、雑木を伐採して程よい環境が整ったため、踏込み温床を作ろうとした次第である。
今回は時期的にいっても、発酵熱を利用する目的はない。
来年度に向けた腐葉土作りのためである。
来年の2月には再び落ち葉集めと踏込みをしよう。

★☆★☆★

先週金曜日(3日)に藁を編み込んで枠を作った。
単管パイプで枠を作り、藁を編みこんでいった。
W200cm × D100cm  × H40cm
一畳より少しだけ大きい

一掴みの藁を横棒に巻きつけ、次の藁に交差させ巻き込んでゆく
慣れれば簡単であるが、コツをつかむまでが苦労する

中腰の姿勢で作業を続けるのが辛かったが
1時間ほどで編みあがった
そして今日(6/6)、山に入り落ち葉を集めた。
既に落葉してから半年以上経過しているため、程よく腐葉土に変わりつつある状態となっている。
特に大木の根元などには、白い菌が繁殖し腐食が進んでいるものもある。
かなり期待できそうな良質な落ち葉である。

直ぐにでも発酵しそうな、菌が繁殖した落ち葉

ネット袋に目一杯詰め込んだ

 
この落ち葉を藁の枠内に入れて、ひたすら踏込む


一段目が完了

次に米糠を一面に振りかける
これが微生物の栄養源になる

第二段目が完了

さらに第三段目の落ち葉を敷き詰め、ひたすら踏み込む
 ここまで積み重ねて、タップリと散水した。
本日は時間切れ・体力切れ、でここまでとした。
藁枠にはまだ収容の余裕がある。
明日もまた山に入り、引き続き落ち葉集めに邁進しよう。

★☆★☆★

今日はひどく暑かった。
常陸大宮では27.2℃と7月上旬並みの気温だったようだ。
炎天下ではおそらく軽く30℃は越えていただろう。
しかしながら、落ち葉収集している林の中にいると広葉樹の木陰は驚くほど涼しい。
雑木を整理した林では、風の通りが大変良い。
汗がスッと消える。
緑のトンネル・天然のクーラーだ。湿度もちょうど良い。
ささやかな極楽気分である。

落ち葉をかき集め露わになった山肌からは、なんとも言えない土の香りがする。
この香り、癒しや安らぎを与えてくれる作用があるのだろうと思う。
けっして森林浴での樹木から出るというフィトンチッドだけではないのだろう。