ハーブの一種である「カラミンサ・ネペタ」は花期がとても長くて5月には咲き出して11月終わりまで咲き続ける。
この花は写真のように小さくかわいらしい白い花で、たくさん付ける。一見何でもないごく普通の花なのだがたくさん蜜が出るらしくて、ミツバチや蝶は狂喜乱舞するほどだ。なのでミツバチを飼育するうえでは実に好都合の花になっている。
それだけ昆虫には魅力ある花なので、当然いろんな小動物がやってくることになる。一番多く訪れているのはこの写真の「ヒメハラナガツチバチ」であろう。今回調べて初めて名前を知った。多い時には一つの株に20匹くらいが群がり存在感を示し、ミツバチよりも断然多く、他の昆虫を追いやるくらいの勢いだ。ただ集中する時間帯があるらしくいないときには全くいない。蜜の出る時間が分かっているのかもしれない。
ツチバチなので土中に卵を産むようで、ミツバチのように蜜を貯めたり子育てをするような巣は作らないらしい。土に潜ってコガネムシの幼虫に寄生産卵するのだとか。そういえば土の小さな穴に潜り込む姿を見たことを思い出した。
われわれが気に留めていないだけで、実にいろいろな生物がこの土地で生を謳歌し、短いその命を全うしている。
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