花の命は短い。世の中は三日見ぬ間の桜かな・・である。花に浮かれて手拍子を鳴らしていたのがつい昨日のことのように思えるのに、いつの間にやらゴールデンウィークが迫ってきて四月も下旬、穀雨の時分となってしまった。見渡せば野や山のすべての樹々が一気に芽吹き、柔らかい緑に染まってきた。
足元をみるとフキも葉を広げ一気に地面を覆いつくす程になっている。
フキはタケノコと並んでこの時期の旬の食材である。穀雨を得てその瑞々しい生命力は日増しに勢いを増している。爆発するかのごとき漲る生命力・パワーが秘められている。食材としていただくことはそのパワーを体内に取り込むことに他ならない。
両者とも子供の時分には何が美味なのかさっぱり分からずに食べていたが、最近ではこのような自然のものがいちばん身体になじむ。フキ料理ではキャラブキは好みの一品だ。濃い味付けの脂っぽい料理や、奇をてらった料理などはあまり美味いとは思わなくなったが、これも齢を重ねたせいであろう。
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ミツバチたちは一気に咲きそろった花々をせわしなく、嬉々として飛びあるっている。珍しくタンポポに訪花するミツバチに遭遇できた。
Youtube → タンポポにミツバチ
タンポポの蜜と花粉の味とははたして如何様なものだろう。間違いなく我が家のハチミツにはタンポポの蜜と花粉も混ざっている。そろそろ【春の花の蜜】はたっぷりと貯まって糖度が上げられつつあるころだ。この蜜は早ければお盆のころに採れるかもしれない。
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