茨城県北部で栽培される「常陸秋そば」はつとに有名だ。聖地とされる金砂郷の赤土産のものは、一般にはまず手に入らない。スーパープレミアム付のレア物だ。(JAが食用としてではなく種子として確保するため栽培しているのが多いのと、大手製粉業者やこだわりの蕎麦屋が現地農家と個別契約しているため、一般に流通するものはほとんどないとのことだ。あくまで伝聞だが)
ほぼ同様の環境(気象・地形)の常陸大宮市内の山間地でも同じ品種の栽培が盛んだ。
というか茨城県内では南部地域まで同品種の栽培地が広がっている。全国的なブランドとして定着しているからだ。茨城県内で栽培された同品種に限り「常陸秋そば」の名称を使えるので仕方ないが、在金砂郷の栽培農家に言わせると「あんなのは別もの」だそうで、ちょっと迷惑気味だ。それだけのプライドを持って栽培しているという事なのだろう。
我が家では今年もこの「常陸秋そば」栽培を見送ったが、付近の畑ではそばの花が満開だ。
初秋の心和むいい風景だ。
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