容赦なく照り付ける陽射しは真夏そのものだ。暑すぎるが、かような好天続きのため稲刈りは順調に進んでいる。
田んぼの土が泥濘んでいないことが何よりも作業効率を上げている。気分的にも体力的にもとても楽だ。
オダと呼んでいる長竿に、バインダー(稲刈り機)から吐き出された稲束を手際よく掛けてゆく。単純作業だが、一束ずつ身体を前屈して稲束を拾い上げ、背を伸ばして竿に掛けるの繰り返し。量が膨大であるので結構つらい。
見上げると、山の向こうには絵に書いたような入道雲。モクモクと膨らんで行くのがわかる。
この雲が移動してきたのであろう、この少しのち、短時間だがひどい豪雨に見舞われた。当然に雨宿りして作業中断である。ちょうど良い休憩タイムだ。
ちょっとは涼しくなったようだ。自然の力はすごいなと思う。
ごくありふれたこのような日常的な出来事も、自然とともに在ることを実感する瞬間である。
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