2020年9月9日水曜日

蜜蝋を型に入れて

今年は例年になく捕獲したホンミツバチ群の逃去が多く、既に20群れを喪失した。
それぞれ巣作りも順調に進んでいたものがほとんど。このままの調子でいけば8月後半には採蜜ができそうと思えた群れも6~7ほどあった。残念で仕方ない。
7月の長雨、8月初の梅雨明けからの猛暑。環境的にミツバチにとっても、何かしら異変を感じた結果なのであろう。残された10群れを大切に守ってゆかねばならぬ。

空になった巣箱を回収して、スカスカの巣を取り出す作業は虚しさばかりだ。
巣のくずがたくさん貯まったので蜜蝋を作ったことは先日ここに書いた。
今年は下の写真のようなグッズを手に入れたことで、この虚しさ少しは軽減されようとしている。



シリコン製の型枠で、大きさも丁度良い。
ピンクのものはハニーコムに蜜蜂の姿が付いている。
パープルのものは「100% HAND MADE」との文字だけのシンプルなもの。
どちらも石鹸などをハンドメイドする際の成形用だ。

これに手元にある蜜蝋を流し込んで、見た目もキレイな製品を作りたいと思う。
この話しを、とある方(女性)にしたら、家具にワックスとして使ってみたいので少量欲しいとのこと。ニーズはそこそこあるようだ。
目の細かい布で濾して純度を上げてこの形にしておけば、後はどうにでも利用可能だ。規格を整えておけば取り扱い易い。クリームにもキャンドルにも。むろん来年のミツバチ捕獲の巣箱に塗布しても良い。

稲刈りが一段落したらさっそく作業に取り掛かりたい。

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