2018年11月8日木曜日

焼きシイタケは美味い

我が家のシイタケ原木はいまたくさんのシイタケが生えている。
野外で育てる原木シイタケは、春先と今が旬である(他の時期は全く生えない)。

菌床栽培か原木栽培かの違い(いまはどちらの栽培方法であるのかの表示義務があるのでパッケージには必ず書いてある)は知っている人も多かろうが、スーパーには一年中並んでいるシイタケであるので旬の季節があることを知らない人は意外に多い。
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肉厚で開ききる直前のしっかりとしたカサのシイタケの姿形には、惚れ惚れしてしまう。
数年前に切り倒してシイタケ菌を植え付けた後は、いわばホッタラカシでほぼ管理不要の原木だ。その原木からこんな素晴らしいものがどんどん生えてくるのであるから、感動ものだ。
無から有を作ってくれる自然とは、なんと素晴らしいものだろうか。何よりもわれわれ人間が生きてゆく上で必要不可欠の「食物」をもたらしてくれるのである。
その食物を作り出すこの田舎の農的生活である。消費するだけの都市部生活に較べ、物質的にも精神的にもなんと豊かで奥深い生活であることか。こんな魅力的な生活がなかなか理解されないのが残念で仕方ない。
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こんなシイタケを収穫して、新鮮なうちに焼いて食べるとタマラナイ。
これをつまみに、350mlの発泡酒缶、2缶は軽くいける。たまには日本酒も良い。

小生のいつもの調理方法は、①ごま油とすりおろしニンニク(チューブ入り)をフライパンに入れ、少々加熱して馴染ませる。②シイタケを入れて両面を少し焦げるまで焼く。③蓋をして弱火で5分ほど加熱。焦がし過ぎぬよう注意だ。③蓋を取って醤油を垂らして出来上がり。熱々のうちに頬張る。至福の瞬間がやってくる。

時には、網に乗せて焼いて醤油を垂らすというシンプルな食べ方もよいし、バターと醤油を垂らして焼いてもよい。マヨネーズを掛けても良い。すりおろしショウガと醤油で食べるのも良い。
だが、ときどきはこのパンチの効いたニンニク風味の焼きシイタケが無性に恋しくなる。
いまふんだんに取れるからこそできるシイタケ三昧。
それでも食べきれぬので、天日乾燥させてもいる。鍋の季節には干しシイタケが大活躍だ。

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