2018年10月19日金曜日

セイタカアワダチソウ花盛り

我が母校・玉川小学校は北隣の塩田小学校と統合して、いまは大宮北小学校となっていて、玉川小学校の場所に統合存続している。校舎の今風のコンクリート造り三階建ては統合前に建て替えられたものだが、かつての木造校舎で学んだ世代としては、白く小綺麗な姿を見るたびに少し切なくなる。だが廃校になっていないだけマシだとも思う。

校舎と校庭は車からも水郡線からも良く見える。

ちょうど半世紀前なるが、ここに通学していた頃は周囲の畑も田んぼもほぼ全てがしっかり耕作されており、手入れの行届いた綺麗な風景が広がっていた。だが現在は上の写真の通り、セイタカアワダチソウの一大群生地と化している。もはや何年も手が入っていない荒地だ。残念なことだが、このような風景にすっかり見慣れてしまっている。

おそらく日本各地の田舎はこのような風景がいたるところに広がっているはずだ。
進む高齢化、居住人口の減少、増える空き家。小中学校の廃校。荒れる田畑。
・・田舎は確実に衰退の一途を辿っている。それも加速度つけてだ。ここもけっして例外ではない。セイタカアワダチソウはそんな場所の象徴かもしれぬ。荒涼とした風景の花だ。

だが皮肉にもセイタカアワダチソウは、ミツバチにとっては冬に向かう時期の貴重な蜜源・花粉源だ。その点では有り難い花。蜂飼う者としての胸中は複雑である。

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