2018年9月29日土曜日

ホソバヒイラギナンテン

我が家の庭に咲く「ホソバヒイラギナンテン」の花である。
訪花しているのは我が家のミツバチだ。一心不乱に蜜を吸っている。

ホソバヒイラギナンテンは漢字で書くと「細葉柊南天」。
つまり小葉が南天に似ており、ヒイラギの葉のように鋭いギザギザのこぎりの様な葉っぱ、ということのようである。

ちいさな黄色い花で、今頃に咲く。
だが、要注意の花なのである。というのは、この黄色い花にはスズメバチが多く寄ってくるからだ。葉っぱの中からスズメバチ特有の羽音がするのが常で、昼間はいつも2~3匹は居る。ちょっとコワいのである。

上の写真のようにミツバチも確かに寄っては来るのだが、感覚的にはスズメバチの方が断然多い気がする。

他の花にはないスズメバチを引き付ける特殊な匂いでもあるにちがいない。
ススメバチにとってこれほど魅惑的な花は珍しいではないかと思う。

こいつら、ただおとなしく花の蜜を吸ってくれていれば良いのだが、ミツバチの巣箱に襲いかかりミツバチを捕食し、挙句は逃去させてしまうし、人にも攻撃してくるしで、あまり歓迎すべき存在ではない。・・まったくもって憎たらしいヤツらだ。

2018年9月27日木曜日

巣枠式巣箱

今年、はじめて挑戦した『巣枠式巣箱』でのミツバチ飼育。
捕獲した群れを巣箱内に強制的に入れて、3度ほど試してみたが、毎回翌日にはもぬけの殻で、失敗続きだった。
今年はもうすっかり諦めていたのだが、捕獲用箱として山の中腹に置きっぱなしにしていたこの『巣枠式巣箱』に、なんと8月末頃に自然に入居してくれていた。
ミツバチの出入りを確認した時はもう嬉しくて、山を駆け下りて転んでしまったほどだ。

巣箱は管理しやすいように自宅の近くに移動し、毎日眺めて楽しんでいる。
とても元気な群れで活動が活発だ。今日現在、3枠に巣が出来上がっている。
◆  ◆  ◆
四角い巣枠に、きれいに巣を作っているミツバチの姿は、重箱式巣箱では得られないVisual pleasure。
思った以上に感動ものである。

巣枠式ならではだが、女王蜂の姿も初めて確認した。
ミツバチを飼い始めて8年経つが、女王蜂を確認できたのは初めての経験だ。

今年は捕獲できた群れも多かったので採蜜した巣箱も多い。
このまま行くと満足できるシーズンで終わりそうだ。

※ 9/27現在、20群を飼育中。 
  昨年同期は6群なので3倍以上の成績😀

2018年9月21日金曜日

ラベンダー・カラミンサ 挿し木

雨が降り、脱穀ができないでいる。
こんなときにこそやっておきたいことがある。
◆ ◆ ◆
ラベンダーとカラミンサ・ネペタの花を増やすべく、苗を大量生産するために、挿し木をした。
ラベンダーの挿し穂は、先日買ったリトルマミー株から。
カラミンサの挿し穂は昨年植えた株がとても元気に繁茂しているので、若芽の部分を中心に大量に切り取った。

2時間ほど水揚げして、専用の土(バーミュキュライト)を入れたセルトレイに刺した。
最期に発根促進剤入りの水をまんべんなく撒いて終了。

あとはひと月ほど日陰管理。
さてさて、発根率はどれくらいになるかだ。
来年が楽しみ。

2018年9月18日火曜日

今年もクサガメ

雨に泣かされた稲刈りが、(モチ米を除き)どうにか終わった。やっとひと段落だ。

今年もまた田んぼの泥の中に小さなクサガメを見つけた。可愛い奴だ。


どうやらどこかで生き続け、卵を産んでいるらしい。
Wikipediaによれば、『(クサガメは)6-8月に産卵。卵は2か月で孵化。幼体は夏季から初秋にかけて地表に現れる個体もいるが、多くの幼体は孵化後に地中で越冬し翌年の春季に地表へ現れる』だそうだから、これは地表に現れた幼体なのだろう。どうやら普通は土中にいるので見る機会は少ないのだろう。なるほど・・。

とにかくいろんな生物が生息している里山の田んぼ周辺。
稲刈りをしていてマムシなどにもちょくちょく出会うようなところだ。
そうなのである。
田んぼはけっして人間だけのものでなく、カエルもザリガニもヘビもタニシもバッタもトンボもコサギも、の命を育んでいる生活の大切な場所なのであった。

瑞穂の国はうまし国ぞ、とくに常陸の国は、ね。

2018年9月15日土曜日

上島珈琲店の「日本蜜蜂のはちみつミルク珈琲」

上島珈琲店において「日本蜜蜂のはちみつミルク珈琲」という商品が数量限定で提供開始された。
はちみつは紀州和歌山産の日本蜜蜂の百花蜜とのこと。

 上島珈琲HP ⇒ http://www.ueshima-coffee-ten.jp/special/honey/

ニホンミツバチのはちみつと聞いて、昨日都内に出たついでに飲みに行ってきた。
さすがにコーヒー専門店の提供するコーヒー、美味しい。
小生のような味音痴の舌でも、蜂蜜を入れると砂糖とは違った何とも言えない甘さとコクが感じられる(・・・ような気がする)。
ただ残念なことに、今日(9/15)のHPにはもうすでに販売終了とのメッセージが出ている。注文が多くて予定した分の蜂蜜が無くなったのだろう。それくらい生産量が少なく貴重で、美味しいニホンミツバチのはちみつだ。仕方ないだろう。
昨日のうちに、飲めて本当に良かった。

上島珈琲のHPのこの新商品紹介コーナーに、ニホンミツバチのはちみつについてわかりやすい説明がある。これを機会に、ニホンミツバチのこと、百花蜜のことをひろく皆さんに知ってもらえたらと思う。

蛇足だが、上島珈琲店に行かずとも(行っても販売終了なのでもう味わえないが)、わが家の百花蜜「玉川里山はちみつ」を自分で淹れたコーヒーに加えてくれれば同じ味になるはずである。試してほしい。

2018年9月10日月曜日

古代ハスの花托と種をお分けします

晴れの一日、「古代ハス」が咲いた田んぼの稲刈りをした。

ハスの葉の間に、花が咲いた後にできる花托がたくさん顔を出している。
今年は咲いた花の総数が膨大だった(おそらく300以上)ので、大きく立派な花托も数多い。
稲と合わせてこれらも刈り取って収穫した。

花の期間中、多くの道行く人々の目に留まったようだ。
いろいろな方から、株を分けてくれまいかとか、種を譲ってほしいとか、花托が欲しいとか、たくさん声をかけていただいた。

株は地中深くて掘りだし作業が大変なのでできないが、種と花托は収穫した数も多いし、希望する方も多いため、別途これらをお分けする予定で準備している。

花托(直径10cm程度のものを厳選)1個150円予定。種子10粒100円予定。
宅配(別途送料実費負担)も可。茎の長さ等の指定も可。その他要相談。
ご希望の方はご一報下されたし。
  hitachi-satoyama-farm@live.jp      まで

※この素材は、各種クラフト用素材、リース用素材、ディスプレイ・インテリア用素材、雑貨等に供するものであり、食品ではありません。自然の素材につき、個体差による違いがあります。そこが個性であり素材としての魅力の一つです。そういった特性をご理解ご了承の上でお申込み下さい。

2018年9月1日土曜日

ドラム缶の雨水桶

近所のガソリンスタンドから、不要になった「いしこい(=良くない)」ドラム缶を譲ってもらった。先週、このドラム缶を加工して雨水桶を作ってみた。
蓋を取った単なる水を貯めるだけの桶では面白くない。便利で役立つドラム缶雨水桶を目指した。

部材は極力手元にあるものを使用することとし、パーツ3種類(コック・ホース・接着剤)のみは適当な物がないためホームセンターで調達した。掛かった費用は約千円ほどである。
出来上がったのがこれ。
上蓋を切ってこじ開け、下部に穴を二つ開けて出水口を作ってそれぞれに専用の器具をとりつけた。

ドラム缶の鉄板の切断は、トンカチと(たがね)で根気強く。
切り口は当然にギザギザだが、これで良しとした。

雨樋から分水し、蓋部分の穴からドラム缶に導水した。
雨樋の筒は、最初からドラム缶に開いている穴の径とちょうど同じサイズだった。
内部にゴミが入らないようにゴミ除去の金網も付けた。

最下部に排水の装置を2種類付けた。

ひとつはコック式の蛇口(左側の赤いツマミ)。
レバーをひねって水道方式で水を出すもの(下の写真は勢いよく水が出ている状態)。
コックは数百円の安いものである。
水の出る方向と水量が一定なので、水道よろしく両手で洗いものをするのにとても便利。

もう一つは単なるホース。
ホースを手に持ち下に下げるだけで水が出る。止めるときはホースを上部に上げるだけ。
極めてシンプルで難しい仕組みはない。出水するのにツマミをひねったりする必要がないのと、ホースで水の方向を自由に変えられるのがポイントだろう。

加えて、ホースは半透明のものを使い、外からドラム缶内部の水位が見えるようにした。つまり水位インジケータ―の役割も担うホースにしてみた。外から水位が分かるというの予想以上に良いようだ。どれくらい水が貯まっているのか分からないで使用するのに較べてストレスがだいぶ違う。

満水時は上部のVの字の切り込みからあふれ出るようになっているので安心である。
重い蓋には、2か所の取っ手を付けたので取り外しの際は便利だ。

水を使う局面によって、二つを使い分けられてたいへん便利で、満足な出来上がり。
頻発する豪雨ですぐに満水になるし、ドラム缶一本分の貯水量というのは思った以上に多いので、かなり使い勝手がある。天からの無料・ただの水である。全く気にせず使えるというのはなんとなく気分が良い。

ぬかるんだ田んぼの稲刈りで泥だらけになった長靴を洗うのに、さっそく重宝している。冬の間は氷結してしまい使用できなくなるという欠点はどうしようもないが、これは仕方あるまい。それまでの間、活用しまくりたいものだ。