2016年12月8日木曜日

シーズンまであと4か月

来年4月に訪れる「ミツバチ 分蜂シーズン」に向けて、巣箱作りを進めている。

とにもかくにも巣箱の設置数をいかに多くするかが(ニホンミツバチ飼育を楽しむ上での)勝負のポイント。捕まえる総数を多くするためには箱の増設が必須だ。

捕まえて巣に入れてもすぐ逃げる群れは多い。自ら入居して巣を作りだしても、しばらくして居なくなる群れもある。暑さなどの理由か、夏場に忽然と消え去る群れも多数ある。採蜜時期までいてくれてもスズメバチの猛攻を受けて逃げ去る群れも。つまりすぐ逃げていなくなるのが『ニホンミツバチ』の性質なのである。

今年の春は、タイプの異なる巣箱を合わせて60台設置。捕獲や自然入居の蜂群は累計で21ほどあったが、今現在営巣している巣箱は5台に過ぎない。16群に逃げられたということになる。
いま時点の成績は、入居成功率=35%、残存率=8.3%。まだ満足できる状態ではない。

今冬は巣箱12台と積み上げる重箱24段分を新規に作成した。
(これで、巣箱基礎台は35台、重箱総数は156段、丸太をくり抜いた巣箱は7台となった)
重箱の管理プレート。通番は156まできた。
これらの巣箱には、今年一年間の採り貯めた蜜の搾りかすを煮て作った蜜蝋と、その煮汁を塗りたくった。臭い付けである。
作業をしている間にも、ミツバチが飛んで来てくれる。効果はテキメンらしい。
蜜蝋の臭いに誘われてやってくるミツバチ
巣箱の表面は、匂い優先であって、決して「キレイ」ではない
従前は蜜蝋を擦り付ける程度であったが、今回は鍋の煮えたぎった煮汁、つまりは蜜蝋が溶けている状態の液体、を直接巣箱に付けた。汁に浸してもいるので「漬けた」が正しい。
箱内部も外面もすべてがベタベタ、プンプンである。従来の巣箱にも極力この作業をして、改めて設置しなおす。
強烈な臭いの煮汁と、溶けた蜜蠟が付着した巣箱
これで今できる準備が終わる。来シーズン直前には改めて各巣箱に蜜蝋を塗ろうと思う。
今年未入居だった巣箱も引き上げて、順次臭い付けをする。
煮汁に浸して染み込ませてゆく。2度漬け3度漬けも。
この後に蜜蝋をガスバーナーで溶かし塗りこむ
鬼も笑うだろうが来年のことをしっかり準備して年を越したい。シーズン開始まであと4か月しかないのだから。
精一杯の努力をしたからと言って必ずしも良い結果が出るとは限らない。だが良い結果は、努力しなければ得られることはない。
さて来年の成績はどうなるだろう? 

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