2014年6月26日木曜日

ミツバチの巣箱を改良 観察窓を作る

ニホンミツバチは今日も忙しなく巣箱を出入りしている。
順調に巣は成長し、はや5段目に入ろうとしている。
 
内部観察は3日に一回程度だ。
底板を開けて巣箱の底部からデジカメを入れ内部を撮影している。これが巣の成長を確認する唯一の方法である。
慣れてきたとは言え、ミツバチに刺されないように長袖・軍手・ネット帽子の完全武装をしてこの確認作業をしている。刺されると2~3日間は見た目の腫れがひどく、周りにも要らぬ心配をかけるため、気が抜けない準備である。

だが、ここまでの格好を整えるのは面倒なのも事実。
それに底板に溜まった巣クズの掃除を兼ねているとはいえ、底板を外す時に巣箱にガタガタと振動を与える。ハチたちにとっても恐らくストレスに違いない。
もっと容易に内部が観察できたらいい。巣の内部の様子をリアルで見たい。動き回る巣づりバチの姿を観察したい。
つまりは見たいものがなかなか見られない・・というストレスをずっと抱いていた。
恐らくミツバチを扱っている人が共通して抱くストレスではなかろうか。
          
先日、あるミツバチを飼っている方の巣箱の投稿Youtube映像を見た。
そのYoutubeはこちら ⇒ Kouの週末養蜂場

重箱式巣箱の各段にのぞき窓=観察窓が作られている。窓蓋を外し中を簡単に覗ける。
『これだ!!  今の巣箱に少し手を加えれば作れる。よし!!』と。。
DIY精神に火が付いた。

糸ノコ、窓内部に貼る透明プラスチック等を、市内のホームセンター・ジョイフル山新でさっそく購入。追加の出費も僅かだ。
未入居巣箱で、まずは手始めに作ってみた。
窓となる四角をきれいに切り抜くにはやはり専用の機械が必要のようだ。なかなか真っ直ぐに糸ノコは進まない。切断面は酷い凸凹となってしまったが、良しとしよう。
糸ノコが思うように真っ直ぐ進んでくれない
なんとか切り抜き、鉋やナイフで切断面に微調整を施し、どうにか窓と窓の蓋が完成した。正面になる一面だけを順次このように仕上げていった。化粧(=ボロ隠し)のための白いL字型のカバーを付けてみた。

容易に取り外しができる窓蓋
内側には透明なプラスチック板を張り付けた

 工作時間は、最初こそ1つを仕上げるのに1時間ほど掛かったが、やがて20分ほどで仕上げられるようになった。慣れてコツをつかめば容易い。

さっそくに入居中の巣箱の下2段をこれに入れ替えてみた。

6段のうち下2段を窓付にした。
巣は4段目の最下部まで来ている。

内部の湿気が高いため、結露がひどく曇るのが難点だが
ハチたちの動きはよく見える
 

切断面の稚拙さはともかく、我ながら上出来であると悦に入っている。
         
後に気づいたことだが、巣箱の内部は湿気が予想以上にひどく、窓蓋にもその影響が大きく出た。
集めたハチミツに含まれる水分が蒸発しているのだろう。つまり糖度がどんどんアップしつつあるということだ。
化粧の白い板を打ち付けた釘に錆が出てきたうえに、窓蓋が若干だが反ったり膨らんだりして、窓枠にすっぽり収まらなくなった。蓋の取り外しがかなりきつくなったのである。
なので、製作当初は蓋の4辺に白い化粧板を貼ったのだが、今は上の一辺だけにして周囲の隙間を多くした。

ミツバチ達は観察窓の蓋を開けると、出口と間違えるのか集まってくる。中にはぶつかるものも。
当たり前だが、巣箱内部は真っ暗。奥までは到底見えない。
巣がまだ窓まで伸びてきていない状況では、ミツバチが塊って巣作りしている状態や巣の状態までは見えない。透明板付近に集まったハチが見える程度だ。
だがまもなく窓の位置まで巣が伸びてきて見られるはず。楽しみだ。
来年の春までには、残りすべての箱に観察窓を作りたいと思う。

たったこれだけでも、巣箱の中が見られないというストレスは大幅軽減されたのは言うまでもない。
またまたミツバチの巣箱を眺める時間が増えてしまった。
4段目の下の方に塊りを作るっている。
あと少しで5段目にかかり、5段目観察窓から巣が見えるようになる。

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