2013年10月18日金曜日

次はフランシスコがやってくる。

台風27号・フランシスコが台風26号ウイリーと同じようなコースを辿りそうだと言う。
なので続けて台風話題になる。

                                            

ウィリーは伊豆大島に甚大な被害をもたらし、去っていった。
『特別警報』が発令されなかった・・云々が議論されているが、自然相手でありそこには自ずと人間が対処できる限界と言うものもあろう。
むしろ、災害発生の危機に関してある程度の情報は得られているのだから、普段からリスク管理を心がけ対処方法を想定しておけば冷静な行動がとれるのではないかと思う。
こと台風に関しては多くの正確な情報が得られる。それをどう理解し判断して、行動に移すかだ。過去の経験を踏まえてトータル的な判断と行動になる。
だが、いざ危機が迫った際の行動は動物としての『本能』の域なのかもしれない。
地震や津波もそうだが、有史以来頻繁に繰り返される我が国の自然災害だ。
これらはないに越した事はないのだが、ほぼ間違いなく発生するのであるから、発生を大前提とし、かつまた防ぎようがないことを念頭におき、社会の構成を組み立てて行く事だろう。
便利さや快適性・効率追求型の社会インフラ整備にはどこか限界があるような気がしてならない。
本能を知らず知らずの内に退化させる悪弊がある。
『天災は忘れた頃にやってくる』だ。

                                             

ニュースや気象情報などで『台風は温帯低気圧に変わりました』と言うのを聞いた事はあるだろう。
(良くは知らないのだが)勢力が弱まって普通の低気圧に近いレベルまでになったのか・・・とホッとしながら思うひとが大半だろう。小生もそのひとりだ。そんな台風やら熱帯低気圧の厳密な定義まではさして興味はない。知らぬとて生活に影響もない。

だが、立て続けに迫り来る台風と言うこの機会に、(ブログ更新のためもあったのだが)調べてみた。

その説明が『台風(熱帯低気圧)の定義とその一生』に詳しい。

単純に、勢力が弱まって温帯低気圧、ではないようだ。
「台風は温帯低気圧に変わりました」という表現は、実は台風の強弱の変化を指す場合ではなく、台風の構造の変化を指す場合に使う表現
とある。
どうりで、北海道・根室沖あたりに進んだ台風が温帯低気圧に変わっても、等圧線が密(=風も強い)で気圧も低いままなのだ。

                                             

27号、来週半ばには本土に接近する見込みであるようだ。
追い打ちを掛けるような無慈悲な被害が出ない事を祈りたい。
フランシスコ様、お願いだからそ〜っと去っていってくださいな。

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