2025年7月11日金曜日
2025 はちみつ採取会のご案内
2025年7月7日月曜日
今年は生り物は当たり年のようだ(ただしクルミは除く)
今年は梅は当たり年だ。例年になくたくさん収穫できて梅仕事に精を出した。おおむね他の作物も実がなるものは豊作の様子だ。ただし我が家のクルミだけは様相を異にして、今年は実が全く確認できない完全不作。???である。このような年もまた珍しい。何のせいでこのようなことが起こるのか摩訶不思議。
中世までは自然界の出来事、このような農作物の作況などについては科学的な分析やアプローチなどできなかったであろうから、「神様の思し召し」にちがいないとして処理・納得していたのだろう。科学的な視点を持てるようになった現代の我々でも、今回の事象のような不可解な植物の生態に頭を悩ませている。自然界はなんとも奥が深い。
プラムは数年ぶりに大量に実をつけ、我が家では存分に楽しんだ。それでも処理しきれないほどであるので、各方面におすそ分けして味わってもらった。
生業として果樹栽培をしているわけではないので、出来不出来はまったく問題としていない。気楽なものだ。
なんにせよ、果樹がたくさん実をつけ収穫の喜びを味わえるのは、この地で生活するわれわれの特権である。豊かな大地だ。
2025年7月3日木曜日
ハスは咲き始めたが
2025年6月22日日曜日
夜のコンビニの誘蛾灯
都会ではきっとこの悩みは少ないのだろうと思う。
この時期からしばらくの間、夜間に車を走らせているとおびただしい数の虫がライトに照らされ、車の前部にぶつかる。たいていの場合、彼らは激突死する。翌日、フロントガラスやライトのガラス部分にこびりついてパリパリになった死骸を取り除くことになる。
可哀そうではあるが、毎夜当たりまえのように繰り返されることなので、こびりついた彼らに対してすでに特別な感傷はない。ないのであるが車体が汚れる・フロントガラスにこびりついて取りにくいなど、ちょっとした悩みではある。走っている車に衝突する彼らの場合は「飛んで火にいる夏の虫」ではなく、闇の中をフラフラ飛んでいるところ車が走ってきてぶつかられたのであり、完全に災難と言える。・・受難。
なにも道路の真ん中あたりを飛ぶこともあるまいになあと思う。
蒸し暑い時期の田舎というのは、道路に限らずそこら一面にかなりの密度で虫がウヨウヨしているということだ。これも豊かな生態系と言える。
上記の話しは、彼らが望んでいないのに車のライトのほうが近づいてきて即死するケースだが、次のケースはまさに自ら灯りに飛込んでいって自死するケースだ。
この誘蛾灯のバチバチ音は我々でもびっくりする。コンビニとしても店内に虫が入り込まれると厄介だろうから、このような自衛策をとらざるを得ない。とはいってもこれだけいるのだから侵入を完璧に防ぐのは無理だわ・・。。
夜のコンビニの風景。。。田舎ならではの音と映像である。
2025年6月19日木曜日
ことしも樹皮を剥いでいる
ある工房からの依頼でヤマザクラの樹皮を毎年集めている。もう10年近くなる。
ある特殊な用途にお使いのようである。国内産の物で一定レベル品質の樹皮を、安定して調達する必要があるとのことで、毎年作業してお届けしている。
樹木が水分を盛んに吸い上げて皮が剝がれやすくなっている梅雨の時分のタイミングを見計らって作業している。これ自体はとてもシンプルな作業ではあるのだが、ヤマザクラの樹皮なら何でもいいという訳ではなく、厳しい品質の要求条件があるのでそれを満たすための苦労がいくつもある。
ひと口に「ヤマザクラ」と言ってもいろんな種類があるのをご存じだろうか。この作業を始めてから知ったのだが、花の色も違えば咲く時期も微妙にずれがある。樹の植生形態(生え方・樹形)にも違いがある。当然にその樹皮の色目もザラザラ具合もみな違う。要はとても多様であり、樹皮が容易に、キレイに剥げる木の種類は実は数が少ないということを知った。近年やっと判別できて、量が一定数が確保できるようになってきた。
最大の苦労はその木を探すこと。そのような樹はそうそう生えているわけではないし、まして一度皮を剥いでしまうとその樹からは相当期間、皮は剥げない。再生は難しいようだ。そして剥ぎ方を誤って厚く(深いところまで)剥いてしまうと樹として大切な維管束部分も切り取ってしまうので枯れてしまうことになる。
なので広範囲に山中を歩き回り、条件に合う樹をいかに沢山見つけるかが最初のポイントになる。幹が細すぎるものは対象外だ。皮は一定の面積(つまりは幹回りが太いことが条件となる)が要求されている。この目星をつける探索作業は冬の期間にやっている。
そして今の時期になり、脚立・袋などの作業用道具を抱えて藪に覆われた急斜面を歩き回るのである。体力がいる。暑い。けっこうつらい。
一枚のまとまった面積の皮が欲しいので、途中で切れてしまわないように、作業は集中力と忍耐、繊細さが要求される。
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迷子になりそうなくらい藪だらけだ 作業中に小さな虫が目をめがけて飛んでくるので実に鬱陶しい |
切り取られた樹皮は乾燥させる作業に入る。そのまま放置するとクルクルと丸まって固まってしまうので、水分がある生のうちに、平らになるように段ボールに挟んで重しを乗せ、乾かす。約二月間は置いておく。そうして十分に乾燥させた樹皮を成型してやっとお渡しできる品物となる。
ざっとこんな感じになる。この時期にしかできない仕事だ。大変な作業でも、これをどうしても必要とする人、喜んでくれる人がいるのであり、とてもやりがいがある。
自家所有の広大な山林があるからこそできる。面白くてやめられないでいる。ここ里山は宝(金銭的な価値だけではなく、精神の充足感・充実感を提供してくれているもの)に満ちている気がしてならない。気が付かないでいるのがもったいない。
2025年6月9日月曜日
玉川里山はちみつショップ CAFE Ma.Min
我が「玉川里山はちみつ」の販売チャネルがまた新たに増えた。JR水郡線・玉川村駅前にこのたび新規開店した「CAFE Ma.Min」様にて取扱いしてくださることになった。
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はちつみコーナー |
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店内の様子 |
こともあろうに長期低落、衰退傾向にある玉川村駅周辺において、およそこの田舎の街並み・風景にふさわしくない洒落た外観で、「コーヒーを愉しむお店」が新たに出現したものであるから、地元界隈ではもっぱらこの店の話題でもちきりだ。
話によればメインのコーヒーのほか「さつまいも」を中心としたスイーツも扱うとのこと。であればだ。この店舗が想定している客層はきっと甘いものに並々ならぬ興味関心をお持ちの方々(主に女性であろうと推察)と踏んで、はちみつを置いてくれるように交渉した次第。
このカフェのような新たなチャレンジが、閉塞感あふれるこの地域に何らかの良い刺激を与えてくれればよいなあと思う。頑張って欲しい。
2025年6月5日木曜日
2025年 梅仕事ス
青梅の季節。梅の収穫の時節だ。今日の晴れ間を待って梅を収穫した。
今年の梅はまずまずの着果で、ある程度の収穫量を確保できてほっとしている。昨年がひどすぎたからなおさらだ。青梅特有の香りも、実の色も、表面を覆う細かな毛も、この収穫したてが一番素晴らしい。小さく丸いフォルムもまた良い。なんだかこの丸い中に宇宙が詰まっているような気さえする。
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匂い立つ黄緑 美しい・・・ |
新鮮なうちに、梅仕事にとりかかった。今年も「青梅のはちみつ漬け」を作るべく梅の実を選別し洗った。
医食同源。食べ物こそ何よりの薬。梅干しや梅酢、梅酒など梅を素材にした健康食品は多い。夏負けに古くから伝わる立派な医食同源だ。
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そうそう、昨晩ホタルが灯りを点滅させながら飛ぶ姿を見た。今年の初見だ。季節は夏に向かって一気に進んでいる。
2025年6月3日火曜日
春ウコンの花
ミツバチ巣箱を置かせてただいている方の畑の傍らで初めて目にした花がある。その植物は「春ウコン」。
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草むらの中にあるピンクの花が「春ウコン」 後方のビワの樹下に巣箱を置かせてもらっている |
桃色の花びら(ほんとうは花びらではないらしい)が地面近くにいくつも出ている。何度もこの場所を通り過ぎているがまったく気か付かずにいた。低い位置に咲いているので緑の雑草の中に埋もれていていて気付かれずにいることが多いのだろう。でも花はなんとも可愛らしい。
家の方に伺うと、何十年も前に先代が植えたものらしく、植えてあるのは知っているものの掘って食用にしたことは一度もないとのことだ。たからかいつも刈払機で花の時分に雑草と合わせて刈り取られていたようだ。
秋ウコンの根はカレー粉のターメリックの原料となるようだ。だがこの今の時代、漢方薬としての利用もさることながら個人で秋ウコンの根を食べようとする向きはほとんどいないのではないか。
またひとつ(無用かも知れぬが)知識が増えた。
2025年5月27日火曜日
ソラナムパンプキン
2025年5月23日金曜日
ハロウィンカボチャ発芽
2025年5月19日月曜日
カワセミの巣穴
2025年5月17日土曜日
さつまいも植え付け
どの田んぼも田植えが終わり、水を張った田んぼがキラキラ輝いている。暗くなると周囲ではカエルの鳴き声がかまびすしい。
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昨日さつまいもの苗を植え付けした。「べにはるか」をメインに「べにあずま」の2品種。
大規模に(業として)栽培しているさつまいも農家の方は一般に黒いマルチビニールをかけて苗を植え付けているところが多い。だが我が家の場合、自家消費分の少量栽培であるし、出来上がりの品質の良し悪しもあまり問題としていないため、マルチは使わずに畝にそのまま苗を刺している。経験的には出来に極端な差は無いように思うのだが。
(・・・そもそも大量のビニールマルチを使用するのでコストがかかる。加えて、収穫した後にそれらはすべて農業資材廃棄物となる。あまり環境的によろしくないような気がする。)
さつまいもは恐ろしく強靭な生命力を持っていて繁茂する。何しろ、葉が付いたたった一本の茎から丸々と太った多数の芋をならせるのであるだから。
秋の収穫時期にはこの畑はさつまいもの葉っぱが一面に広がっている(はずだ)。
2025年4月22日火曜日
ヤマツツジ花 咲き始め
サクラの季節が過ぎて、里山は緑の淡いパステル画のような趣きだ。初夏を思わせる日差しに若葉が眩しい。
オレンジ色が鮮やかなヤマツツジが咲き出して彩りを添えている。もともと自生していた株。毎年樹勢が勢いよくなり、背丈を超えたものも増えた。
山吹の黄色も今が盛り。この季節、里山は次から次へと主役が出てくる。毎日眺めているだけで幸せな気持ちになる。
2025年4月20日日曜日
2025年 ミツバチシーズンに突入
2025年4月8日火曜日
春うらら
ここには「花咲か爺さん」は何人いるのだろうか?
満開間近のサクラを愛でる方々が連日お越しになっている。今日は旧玉川小学校の同級生3人の淑女たちが訪ねて来た。みなさんこのサクラをご覧になるのは初めて。楽しんでいただけたようだ。
菜の花とレンギョウの黄色あり。サクラのピンクは濃淡さまざま。
華やかな春の彩りの競演。今週末までは十分に楽しめそうだ。
※ 最寄りの県道傍に案内看板を設置したのでフリーの来訪者(カメラを抱えた方たちが多い)が増えている。
2025年3月29日土曜日
里山の春 ソメイヨシノ開花(3/29)
2025年、当地のサクラ開花である。
我が家のサクラ開花の指標としているソメイヨシノ標本木にいくつもの花が確認できた。
陽光桜と枝垂れ桜は昨日に開花が認められているので、これからどんどん彩りが増え賑やかになってくる。一番の見ごろは4/5の土曜あたりからだろう。いろんな種類のサクラが時期を少しずつずらして咲いてゆくので一週間は楽しめる。
2025年3月26日水曜日
春めく里山の状況(3/26)
ここ数日の暖かさでいっぺんに山の花が咲きだした。
レンギョウの黄色。樹形も大振りでたくさん植わっているのでひと際目立ってきた。
花桃のピンク。
昨年植えた木たちでまだ1mほどの樹高で、小さく目立たないものの、なんとも可愛らしい。
吉野枝垂れは明日の開花だろうか、蕾が膨らみピンクがかってきた。
ソメイヨシノは少し遅れて土日あたりの開花となる予想。咲き揃うのは来週で後半の土日あたりが一番の見ごろだろう。良き哉。。
2025年3月23日日曜日
口中に極上の春 飲むさつまいも
川崎大師の表参道にある焼きもスーツの店「甘い和」さんの【焼き芋シェイク】。
トロトロで冷たい焼き芋のシェイクだ。上に乗せてあるたっぷりのホイップクリームにはしっかりと蜜が垂らされ、軽く塩味が効いた芋チップと黒ゴマをトッピングしてある。脇役の芋チップはシェイクをしっかり引き立てている。歯触りもナイス。芋シェイクは甘すぎることなく、焼き芋の甘さのみで程よい。芋の風味も十分に伝わってくる[飲むさつまいも]と言える。人気が高いのも頷ける。
このアセンブルは罪作りと言って良いだろう。(今日3/23は一気に春めいて暑いくらいだからか)来店客の大半がオーダーしている。
われわれ旧世代の頭と舌に刷り込まれているさつまいもの概念が変わる逸品。見事なスイーツに進化してて胸熱。ホント美味だわ。
2025年3月21日金曜日
2025年3月14日金曜日
山火事の煙と見紛うほどの・・・
2025年2月28日金曜日
水郡線 珍しい車輌組み合わせ
水郡線に関するニュースで次のようなものがあった。
毎日注意して観察してはいたが、運行テーブルが分からないのでお目にかからずじまいだ。運行は期間限定の1週間ほどらしいので無理だろう。
毎日漫然と見過ごしている水郡線のカラフルな列車。だが、これはこれで遭遇できたらちょっと嬉しかったな、という小市民だ。
2025年2月20日木曜日
ミツバチ巣箱 今年もご難
2025年2月4日火曜日
杉丸洞巣箱 ご用意しました
今年も分蜂シーズンを前に、手元にある丸洞巣箱5台をお分けすることにした。
全て屋外に置いて実際に使用してきたもの。風雪に晒されたおかげでいい感じに枯れた感じが進んできており、いかにも自然の中にある天然木の洞といった風体になっている。これらのうちいくつかは入居してくれた実績のある丸洞だ。
⚫︎材質 本体:杉 上部板:合板
⚫︎本体高さ 35センチ
⚫︎本体直径 30センチ前後
⚫︎内部洞部の径 20~25センチ前後
⚫︎巣門 縦型(7×80mm前後)
⚫︎重量 5.5kg 〜 6.5kg(上板含む)
⚫︎上板 35センチ×35センチ(洞のサイズに合わせて中央部をくり抜いてある)
ご希望の方は、オンラインショップ玉川里山はちみつショップ storesからどうぞ。
2025年1月28日火曜日
常陸大宮にある「幸運なまん丸い石」
本来なら地中深く埋もれていて、陽の光を浴びたり人の目に触れることなど決してなかったはずだ。ひょんなことから地中から掘り出され、このような場所に鎮座させられて人目に晒されている。奇跡のような地表への出現の仕方と神秘的にも見えるそのキレイな球体の様ゆえなのだろう。古来より日本人はだいたいこのような出現過程や姿形に神聖なものを感じとるのが常だ。自然崇拝の典型だ。(ひょっとしてしめ縄など掛けられる日が来るかもしれない)
直径70センチほどで、ほぼ完形の球体。案内板には「幸運なまん丸い石」とある。
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写真右奥に見えるのが御前山ダム |
たいそう人気者になっているようで、わざわざ訪ねてきて(この石の幸運にあやかろうと)撫でてゆく人も多いらしい。常陸大宮市のパワースポットのひとつ・プチ名所として扱ってもよいのではないかな。Google Mapにも表示されるくらいのポイントだ(場所はここ)。
わざわざ来たのだし、なんら撫でることをためらう必要などあるまいて。恥ずかしがることもない。少なくとも撫でたところで損なことはないわね、これで幸運のおこぼれが期待できるのであるから。こんなことは信心が肝要というものだ。
ぜひ近くを通ったら立ち寄ってみたらよい。うっかり見過ごしそうなほどひっそりと道端の竹やぶ前に置かれている。
2025年1月26日日曜日
2025年 ミツバチ仕事始め 転倒巣箱直しから
今年のミツバチシーズンが始まろうとしている。
今使っている一番古い巣箱は2011年2月に製作したものなので、ひび割れたもの、スムシにかじられて穴だらけになった巣箱も多い。新品をまとまって追加補充する時期でもあるようだ。ホームセンターで杉板を購入し、(正確な切断は素人の機材ではとても難しいため)キレイに切断してもらってきた。これからのんびりと巣箱製作を始めようと思う。これはとても楽しい作業なのでまったく苦にならない。
合わせて、いま設置してある巣箱の状況確認に回ってきた。しばらく見回りしてきていないので久しぶりの現地入りだ。山の中腹に置いてある巣箱は完全にひっくり返っていて驚いた。
どれくらい前にひっくり返りこの状態になったのか分からぬ。この間に雨も雪も降ったりもしているが、中の群れは元気だ。おそらく強風にあおられてこのようにひっくり返ったのだろう。巣は一部壊れていたが大半は原型をとどめていて、健気にミツバチたちが固まっている。よくぞ逃げずに残っていてくれたものだ。・・・たいそう胸熱だ。手早く内部の清掃をして、巣箱を元通りに復元してやった。すぐに落ち着いて元通りに。このような手間がかかかる分、余計にカワイイ存在になっている。
かように一年を通じて楽しさを享受させてくれるミツバチたちに、心の中で手を合わせ感謝した。今年もたくさんの捕獲ができるとよい。