2025年6月3日火曜日

春ウコンの花

ミツバチ巣箱を置かせてただいている方の畑の傍らで初めて目にした花がある。その植物は「春ウコン」。

草むらの中にあるピンクの花が「春ウコン」
後方のビワの樹下に巣箱を置かせてもらっている

桃色の花びら(ほんとうは花びらではないらしい)が地面近くにいくつも出ている。何度もこの場所を通り過ぎているがまったく気か付かずにいた。低い位置に咲いているので緑の雑草の中に埋もれていていて気付かれずにいることが多いのだろう。でも花はなんとも可愛らしい。


家の方に伺うと、何十年も前に先代が植えたものらしく、植えてあるのは知っているものの掘って食用にしたことは一度もないとのことだ。たからかいつも刈払機で花の時分に雑草と合わせて刈り取られていたようだ。

秋ウコンの根はカレー粉のターメリックの原料となるようだ。だがこの今の時代、漢方薬としての利用もさることながら個人で秋ウコンの根を食べようとする向きはほとんどいないのではないか。

またひとつ(無用かも知れぬが)知識が増えた。

2025年5月27日火曜日

ソラナムパンプキン

ハロウィンを彩るカボチャは今頃に苗を植える。先週にジャンボカボチャ他何種類ものカボチャ種を播種した。
先日、そのうちのひとつ直径10センチほどのサイズのまん丸カボチャの発芽を確認したが、同じ日に播種したソラナムパンプキンも続けて発芽してきた。細い針状の葉がいくつも確認できるようになった。なかなか良い発芽率だ。


この種類はパンプキンと名は付いているがれきっとしたナス科の植物。ではあるが成熟した実の色は見事なオレンジで3~4センチほどのミニカボチャ状だ。それはそれは可愛らしく、花屋さんでは人気のある商品になっているようだ。今回種取りしたのも昨年秋に花屋で購入しておいたもの。すっかり干からびた実から種を取って撒いた。

うまく実がなるかどうかはこれからの育て方次第であり分からぬが、まずはたくさん発芽したので幸先は良い。もう少し育ったら大きな鉢に植え替えよう。
多くの人に配れる・飾ってもらえるような豊作の秋になるとよい。

2025年5月23日金曜日

ハロウィンカボチャ発芽

ハロウィンカボチャが発芽。



昨年秋に街の花屋さんの店先に並んでいたハロウィン向けの可愛いカボチャだ。オレンジ色のまん丸で手のひらサイズ。この時、来年に栽培しようと購入して置いたものだ。
なんとも可愛い。
ほぼ完成な球形 

既にあのキレイなオレンジ色は見る影も無く本体は腐ってしまったが、中の種子はたくさん良い状態で残っていた。
播種して4日目、他のジャンボカボチャやクラウン型のハロウィンカボチャはまだ発芽していないが、この種類だけが続々と芽を出してきた。
さて、今年の秋にはどんなカボチャたちが収穫できるだろうか。楽しみだ。

2025年5月19日月曜日

カワセミの巣穴

 山沿いの崖の切土面に直径5センチほどの穴を発見。比較的新しい。カワセミの巣穴だ。



昨年の秋に田んぼ沿いの山道を削って道幅を拡張した場所で、さっそく営巣に適した場所として見つけてくれたようだ。近くの溜池で頻繁に見かけるあのカワセミのものに違いない。
巣穴の主であろうカワセミ(2024/12/2撮影)

彼らの口ばしで掘れるような柔らかい土で、ほぼ垂直な面であるような場所を選んでいるようだ。ありそうでなかなかない適した場所。外敵から見つからないようにするための彼らなりの知恵であろう。
たまらなく愛おしい瑠璃色の妖精だ。

2025年5月17日土曜日

さつまいも植え付け

既に5月も半ばを過ぎて、周囲の山々は濃い緑色一色だ。まさに「春過ぎて 夏来るらし・・」である。
どの田んぼも田植えが終わり、水を張った田んぼがキラキラ輝いている。暗くなると周囲ではカエルの鳴き声がかまびすしい。

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昨日さつまいもの苗を植え付けした。「べにはるか」をメインに「べにあずま」の2品種。

大規模に(業として)栽培しているさつまいも農家の方は一般に黒いマルチビニールをかけて苗を植え付けているところが多い。だが我が家の場合、自家消費分の少量栽培であるし、出来上がりの品質の良し悪しもあまり問題としていないため、マルチは使わずに畝にそのまま苗を刺している。経験的には出来に極端な差は無いように思うのだが。
(・・・そもそも大量のビニールマルチを使用するのでコストがかかる。加えて、収穫した後にそれらはすべて農業資材廃棄物となる。あまり環境的によろしくないような気がする。)

さつまいもは恐ろしく強靭な生命力を持っていて繁茂する。何しろ、葉が付いたたった一本の茎から丸々と太った多数の芋をならせるのであるだから。

秋の収穫時期にはこの畑はさつまいもの葉っぱが一面に広がっている(はずだ)。

2025年4月22日火曜日

ヤマツツジ花 咲き始め


サクラの季節が過ぎて、里山は緑の淡いパステル画のような趣きだ。初夏を思わせる日差しに若葉が眩しい。

オレンジ色が鮮やかなヤマツツジが咲き出して彩りを添えている。もともと自生していた株。毎年樹勢が勢いよくなり、背丈を超えたものも増えた。

山吹の黄色も今が盛り。この季節、里山は次から次へと主役が出てくる。毎日眺めているだけで幸せな気持ちになる。

2025年4月20日日曜日

2025年 ミツバチシーズンに突入

夏日になるくらいに気温が上がり、ミツバチたちの活動がにわかに活発化してきた。いよいよミツバチシーズン到来だ。

分蜂群を誘引する強力な兵器=「待ち箱ルアー」を巣箱に取り付けに回った。ある巣箱では取り付け早々に探索バチが来訪。。感動するレベル。素晴らしい効果だ。

置いてある巣箱はすでに満開の花々に囲まれている。浮世からはかけ離れた別世界の感がある。我が家でご提供しているハチミツはこんな環境で生産されている。

青い花は「諸葛菜」、別名ムラサキハナナ

こちらは菜の花。栽培している訳ではなく、勝手に生えたもの。
一面を黄色で埋め尽くしている


2025年4月8日火曜日

春うらら

ここには「花咲か爺さん」は何人いるのだろうか?


満開間近のサクラを愛でる方々が連日お越しになっている。今日は旧玉川小学校の同級生3人の淑女たちが訪ねて来た。みなさんこのサクラをご覧になるのは初めて。楽しんでいただけたようだ。


菜の花とレンギョウの黄色あり。サクラのピンクは濃淡さまざま。

華やかな春の彩りの競演。今週末までは十分に楽しめそうだ。

※  最寄りの県道傍に案内看板を設置したのでフリーの来訪者(カメラを抱えた方たちが多い)が増えている。

2025年3月29日土曜日

里山の春 ソメイヨシノ開花(3/29)

2025年、当地のサクラ開花である。

我が家のサクラ開花の指標としているソメイヨシノ標本木にいくつもの花が確認できた。

陽光桜と枝垂れ桜は昨日に開花が認められているので、これからどんどん彩りが増え賑やかになってくる。一番の見ごろは4/5の土曜あたりからだろう。いろんな種類のサクラが時期を少しずつずらして咲いてゆくので一週間は楽しめる。

いろんな花の競演は楽しい。
でも個人的には枝垂れ桜の花の色合いとフォルムがかわいいのでいちばん好きだ。

2025年3月26日水曜日

春めく里山の状況(3/26)

ここ数日の暖かさでいっぺんに山の花が咲きだした。

レンギョウの黄色。
樹形も大振りでたくさん植わっているのでひと際目立ってきた。


花桃のピンク。
昨年植えた木たちでまだ1mほどの樹高で、小さく目立たないものの、なんとも可愛らしい。


吉野枝垂れは明日の開花だろうか、蕾が膨らみピンクがかってきた。


ソメイヨシノは少し遅れて土日あたりの開花となる予想。咲き揃うのは来週で後半の土日あたりが一番の見ごろだろう。良き哉。。

2025年3月23日日曜日

口中に極上の春 飲むさつまいも

川崎大師の表参道にある焼きもスーツの店「甘い和」さんの【焼き芋シェイク】。

トロトロで冷たい焼き芋のシェイクだ。上に乗せてあるたっぷりのホイップクリームにはしっかりと蜜が垂らされ、軽く塩味が効いた芋チップと黒ゴマをトッピングしてある。脇役の芋チップはシェイクをしっかり引き立てている。歯触りもナイス。芋シェイクは甘すぎることなく、焼き芋の甘さのみで程よい。芋の風味も十分に伝わってくる[飲むさつまいも]と言える。人気が高いのも頷ける。

このアセンブルは罪作りと言って良いだろう。(今日3/23は一気に春めいて暑いくらいだからか)来店客の大半がオーダーしている。

われわれ旧世代の頭と舌に刷り込まれているさつまいもの概念が変わる逸品。見事なスイーツに進化してて胸熱。ホント美味だわ。

2025年3月21日金曜日

春の彼岸の雪

先日19日に降った雪。彼岸入りの真っ白な風景を朝に見てびっくり。



水郡線は沿線での倒木ならぬ倒竹があったりして遅れたりしたが、ちゃんと運行している。キハ車両、頑張っている。


2025年3月14日金曜日

山火事の煙と見紛うほどの・・・

人によっては気分が悪くなったり、極めて不快と感じるやもしれぬ眺めに違いない。
しかし、これが茨城北部のこの季節の日常である。
そこかしこで見られる山火事の煙と見紛うほど立ち上るスギ花粉だ。

早く過ぎ去って欲しい憂鬱な季節。。

(幸いにも小生は花粉症ではないのだが、でもやはり気持ち悪い)
         youtube  ==>  【閲覧注意】スギ花粉大量飛散

2025年2月28日金曜日

水郡線 珍しい車輌組み合わせ

水郡線に関するニュースで次のようなものがあった。

毎日注意して観察してはいたが、運行テーブルが分からないのでお目にかからずじまいだ。運行は期間限定の1週間ほどらしいので無理だろう。

毎日漫然と見過ごしている水郡線のカラフルな列車。だが、これはこれで遭遇できたらちょっと嬉しかったな、という小市民だ。

ニュース本文はこちら

2025年2月20日木曜日

ミツバチ巣箱 今年もご難

巣箱を見て回ったらこんな巣箱が。


先日の強風の影響で倒れたのかとも思ったが、巣箱に残されたひどいひっかき傷(歯形か?)をみると爪(牙?)が鋭い小動物が巣箱を無理にこじ開けようとして押し倒し、中の蜜を食べ荒らしたものと見える。残念ながらミツバチの姿はない。巣も形をとどめていない。ちよっとした脱力感・・・ORZ。。

まあこんなこともある、仕方ないな、と気を取り直し、清掃して組み立てなおす。
今年の冬はこんな巣箱が例年になく多くて、越冬している群れが4群れまで減ってしまった。
二ホンミツバチはとにかく天敵が多い。かような田舎であればとくに。われわれが講じられる対策にも限度がある。シーズンの最初にたくさん捕獲するしかない。
このはちみつを楽しみに待っておられるリピーターさんのためにも、くじけずに。

2025年2月4日火曜日

杉丸洞巣箱 ご用意しました

今年も分蜂シーズンを前に、手元にある丸洞巣箱5台をお分けすることにした。

全て屋外に置いて実際に使用してきたもの。風雪に晒されたおかげでいい感じに枯れた感じが進んできており、いかにも自然の中にある天然木の洞といった風体になっている。これらのうちいくつかは入居してくれた実績のある丸洞だ。





【仕様詳細】
⚫︎材質       本体:杉    上部板:合板
⚫︎本体高さ     35センチ
⚫︎本体直径     30センチ前後
⚫︎内部洞部の径   20~25センチ前後
⚫︎巣門       縦型(7×80mm前後)
⚫︎重量       5.5kg 〜 6.5kg(上板含む)
⚫︎上板       35センチ×35センチ(洞のサイズに合わせて中央部をくり抜いてある)
●洞内部には蜜蝋を塗布済み

ご希望の方は、オンラインショップ玉川里山はちみつショップ storesからどうぞ。

2025年1月28日火曜日

常陸大宮にある「幸運なまん丸い石」

本来なら地中深く埋もれていて、陽の光を浴びたり人の目に触れることなど決してなかったはずだ。ひょんなことから地中から掘り出され、このような場所に鎮座させられて人目に晒されている。奇跡のような地表への出現の仕方と神秘的にも見えるそのキレイな球体の様ゆえなのだろう。古来より日本人はだいたいこのような出現過程や姿形に神聖なものを感じとるのが常だ。自然崇拝の典型だ。(ひょっとしてしめ縄など掛けられる日が来るかもしれない)

直径70センチほどで、ほぼ完形の球体。案内板には「幸運なまん丸い石」とある。


写真右奥に見えるのが御前山ダム

たいそう人気者になっているようで、わざわざ訪ねてきて(この石の幸運にあやかろうと)撫でてゆく人も多いらしい。常陸大宮市のパワースポットのひとつ・プチ名所として扱ってもよいのではないかな。Google Mapにも表示されるくらいのポイントだ(場所はここ)。

わざわざ来たのだし、なんら撫でることをためらう必要などあるまいて。恥ずかしがることもない。少なくとも撫でたところで損なことはないわね、これで幸運のおこぼれが期待できるのであるから。こんなことは信心が肝要というものだ。

ぜひ近くを通ったら立ち寄ってみたらよい。うっかり見過ごしそうなほどひっそりと道端の竹やぶ前に置かれている。

2025年1月26日日曜日

2025年 ミツバチ仕事始め 転倒巣箱直しから

今年のミツバチシーズンが始まろうとしている。

今使っている一番古い巣箱は2011年2月に製作したものなので、ひび割れたもの、スムシにかじられて穴だらけになった巣箱も多い。新品をまとまって追加補充する時期でもあるようだ。ホームセンターで杉板を購入し、(正確な切断は素人の機材ではとても難しいため)キレイに切断してもらってきた。これからのんびりと巣箱製作を始めようと思う。これはとても楽しい作業なのでまったく苦にならない。

合わせて、いま設置してある巣箱の状況確認に回ってきた。しばらく見回りしてきていないので久しぶりの現地入りだ。山の中腹に置いてある巣箱は完全にひっくり返っていて驚いた。


どれくらい前にひっくり返りこの状態になったのか分からぬ。この間に雨も雪も降ったりもしているが、中の群れは元気だ。おそらく強風にあおられてこのようにひっくり返ったのだろう。巣は一部壊れていたが大半は原型をとどめていて、健気にミツバチたちが固まっている。よくぞ逃げずに残っていてくれたものだ。・・・たいそう胸熱だ。手早く内部の清掃をして、巣箱を元通りに復元してやった。すぐに落ち着いて元通りに。このような手間がかかかる分、余計にカワイイ存在になっている。

かように一年を通じて楽しさを享受させてくれるミツバチたちに、心の中で手を合わせ感謝した。今年もたくさんの捕獲ができるとよい。

2025年1月19日日曜日

瑠璃色の落とし物

カワセミが飛来するため池の傍で、瑠璃色の羽が落ちているのを見つけた。いつも来ているカワセミの落とし物に違いない。

この羽の主だろうか?
今まさに向こうに見えるため池にカワセミが留まっている。
(下の写真)

なんてことはない、ただの野鳥の羽一枚であるものの、何か宝物を見つけたような気分になってしまった。何かいい事あるかも、だ。

今日もいつもと同じように、カワセミは飛来し、竿の先にじっと留まって獲物を狙っている。


草木灰

連日、薪ストーブを焚いている。
薪の消費は相当なものになっている。

ストーブに火を入れる前には、必ず内部に溜まっている「灰」を取り除く必要がある。灰を「十能」で掬って取り出すのだが、慎重にやっても大抵はこぼす。辺りに飛び散り汚れる。慣れてきても完璧には難しい。厄介ではある。

取り出した灰は畑に撒く。これは立派な肥料だ。これら草木灰は酸性土壌をアルカリ性に中和させてくれる機能がある。炭酸カリウムもたくさん含まれている。

日々の排出量はたかが知れているが、ひと冬の間、夏野菜を作る畑に満遍なく散布してゆくとと土壌改良が進むのは確か。

自らを燃き尽くし、人の身体を温め湯を沸かす。更に灰になってからも土に帰りつつ野菜の成長に資する。
役立つ。全く無駄が無いとはこれだろう。あっぱれ。

2025年1月15日水曜日

2025年 寺社詣ス

笠間市にあるこのふたつの寺社は、なかなか訪れる機会がなかった。
年も改まって半月経ち、新年詣でには少し遅くなってしまったが訪ねた。

ふたつの寺社とは、「常陸国出雲大社」と「西念寺」。
これらに関連する人物や由来・事跡は広く知られているもので、日本人では知らぬ人はおそらく少ないだろう。

前者は、島根県にあるあの「出雲大社」の常陸国における関連施設(島根県の出雲大社との関係性やいきさつ、何故常陸国と付いているのか等については、いろいろあって興味深いが長くなるので割愛)。
島根県の本社殿に詣でた人は少ないかも知れぬが、神社名だけは聞いたことがあるだろう。関連して、縁結びの神社だとか、因幡の白兎の話とか、おおくにぬしのみこと(大国主命)とか・・。


16mで6tという、とても大きなしめ縄が掛かっている

・・・余談ながら、島根から見て極東に位置する茨城県。ここの人々は地図上で島根県そのものの正しい位置も自信がない人が多い。そもそも鳥取県と島根県の区別がついていない人も少なくない。まあ、逆も然りで、鳥取・島根には栃木と茨城の位置関係などほぼ関心がない人も多数おられるだろう。

後者は少し説明がいるだろうか。
別名「稲田御坊」というお寺だ。親鸞ゆかりの地で、20年間ほど居住した草庵のあった場所だ。親鸞聖人の頂骨を納めたとされる「親鸞聖人ご頂骨堂」もあることもあり、浄土真宗のひとつの聖地ともなっていると聞く。
関東布教の中心地だったところで、(常陸大宮市東野にある)「法専寺」の開基となった(弁円改め)明法坊にも非常に関わりのある縁の深い場所だ。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
常陸国出雲大社は大変な混雑であった。
一方の稲田御坊・西念寺は本堂参拝・境内散策でも誰一人出会わず、静謐な中でお参りできた。
祈る対象は神仏異なるが、敬虔な祈りはどちらも「家内安全と健康」。
良い年でありますように。。

なにごとの おはしますかは しらねども かたじけなさに なみだこぼるる(西行)