花が少ない時期なので、ミツバチたちに給餌している。
ハチミツを採った後の巣くずから蜜蝋を作る際に副産物として「黒蜜」ができる。巣くずを熱処理(煮たり蒸かしたり)すると残っていたはちみつ成分が分離抽出されて黒蜜がでてくる。黒蜜というくらいなので、真っ黒だ。人間が口にするにはかなり難があるが、物自体ははちみつそのものでありミツバチたちの冬季のエサ、ごちそうである。
ひとつのこだわりとして、ハチと関係ない他の成分からなるエサ(市販の白砂糖で作った水溶液など)は給餌したくない。あくまでここで採れた、彼ら由来のものをエサとしても使うことにしている。
この黒蜜はとても粘性が強いため、そのままの黒蜜に下手にハチが群がると動けなくなり溺死する羽目になる。かなり薄く希釈しトレイにいれ、加えて足場になる葉っぱを敷いてやっているのだが、それでも溺死するミツバチが絶えない。きっと嬉しくて冷静になれないほどなのだろう。ちょっとカワイソウだとは思いつつ、仕方ない。
近くの巣箱からひっきりなしにハチが飛んできて、群がり、せわしなく動き回っている。元気に冬を越して来年につながってほしい。
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