2023年3月12日日曜日

好奇心

東日本大震災から12年が経った。
(ここでは震災に関連する話題は割愛する)

まさにちょうどあの時期(2011/3)に「ニホンミツバチ」との出会いがあり、初めての巣箱を設置した。
以来飽く事なくハチを追いかけている。側から見るとその何かに取り憑かれたような姿は熱病にかかったように見えているはずだ。
上手く表現出来ないのだが、自身の好奇心にピタリと「はまった」のである。

われわれ世代は「正解」を出すことが目的の教育を受けてきた。教科書の記憶・暗記が何よりも重要だった。昨今の授業では答えを出すまでの思考プロセスも重視されて来ているようで望ましく思う。実社会ではいろいろ事が起こり、決して答えはひとつでは無いこと、あるいは答えなど無いこともしばしばある。大事なのは目の前の事象を観察して、より望ましい方向に試行するチカラだと思う。
小難しい表現を使えば、目の前の事象を帰納的に分析して、ある種の仮説を立てて、演繹的に実証したり応用する道を探る楽しさを知ると苦労も苦労と思わなくなるということだ。(・・いつもこんな事を念頭に置いている訳では無い。むしろ無心状態だ)
今年の菜の花の開花は早い
ミツバチたちも嬉しい

そう言う視点から見ると、モノ言わぬ「ニホンミツバチ」を飼育することは、自分で考えて試行し、答えを得ることの全てのステップが面白くてたまらない。まさに好奇心を満たすに足る趣味と言える。これが10年以上続けてきたパワーの源泉。
時に蜂たちに逃げられても、時に蜂に刺され顔面が腫れ上がっても、続けるモチベーションはこの好奇心である。

病んだような風態で、また野を歩き回る時期になった。既にココロは漫ろである。


0 件のコメント:

コメントを投稿