旧駅舎の姿。すぐ前にあったヒノキの大木。公衆電話・・。ああ、そういえばこんなだったなぁと、懐かしく思い出す人も多かろう。
写真左側の玉川タクシーも(たしか車が2台あって、1台は駅舎前に待機し)営業していたし、喫茶店「ぶっち」も健在だった。右側の木立のところは「花輪屋」のコンクリート製天水桶がある。いまは悲しい姿になっている建物も、まだまだ健在だった。自転車一時預かり所の看板も見える。そこかしこから学生たちの賑やかなおしゃべりがいまも聞こえてきそうだ。
もう1枚は玉川村駅の東側から写したもの。朝夕はこのホームはたくさんの乗降客であふれ、10両(?)編成だった客車(内部が木造でボックスシートのオハ61系を朱色のDE10型ディーゼル機関車が牽引した)に乗り込んでいたものだ。
まだ東側の一帯は竹やぶにはなっておらずきっちり手入れされた畑だった。
上りホームには今と同じ場所に昔タイプの待合室があった。まだホームを跨ぐ緑色の歩道橋はなかったので上り列車に乗るには専用通路を通って線路を渡っていたものだ。
🍃 🍃 🍃 🍃 🍃 🍃
40年という時間は街の風景も人々の暮らしも、意識も変えた。寂しくもあるがこれは世の常。この駅舎を通って通勤・通学していた人は数知れない。駅舎のカタチは変わっても、駅前が寂しくなっても、皆さんの思い出がたくさん詰まった駅、ドラマがあった場所であることには変わりない。また訪れてみたい場所、ほんとうに懐かしい場所、玉川村駅の旧駅舎。いつまでもあたたかな心象風景として残っている場所だ。
さて、40年前のあなたはどんなでしたか?
そういえばちょうどこの1983年に、サントリー缶ビールのCMでペンギンが唄うこの歌が流れていたのでした。懐かしい・・・・
Sweet Memories(作詞 松本隆 歌 松田聖子)
♪ なつかしい痛みだわ
ずっと前に忘れていた
でもあなたを見たとき
時間だけ後戻りしたの
(中略)
失った夢だけが
美しく見えるのは何故かしら
過ぎ去った優しさも今は
甘い記憶 Sweet Memories
0 件のコメント:
コメントを投稿