2022年6月23日木曜日

モミジの種子拾い

今日、近隣某所に植えられているあるモミジの種を拾い集めてきた。一般的なモミジは今まだ葉っぱが緑色だが、このモミジは葉が深い(暗い)エンジ色。見た感じちょっと異色の色をしているので、とても目立っていて存在感がある。よく見ると枝に赤い種子が付いている。

このモミジの木は、すでにしっかりとした実をつけ、一部の種子が落下し始めている。モミジ独特である種子の二枚羽根もきれいな赤い色をしている。



実生の苗を起こし育てて、数年先に山に植樹する予定だ。この発芽率はどれくらいかは分からぬが、数多く蒔けばいくつか芽は出るだろう。たとえでなくてもまた来年・・くらいの軽い気持ちで毎年挑戦している。すでに今までもいくつもの樹の下で種子を拾い実生苗を作ってきたが、発芽率は極めて悪いと言うのが実感だ。

この品種の苗木もきっと園芸店で買い求めることはできるに違いない。そしてそれはしっかりとしたキレイな苗木であることだろう。

だがこのように種子が容易に入手できて、発芽率は悪いかもしれぬが実生苗を自分の手で作り出せるのだから、愉しいことこの上ないと思っている。単にお金で買う・消費するだけの日常ではなく、時間はかかるが自然を活用し、年単位の時間を費やして無から有を作り出すのであるから。間違いなく贅沢な道楽。

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