この暑さで、プラムが真っ赤に色づき収穫期を迎えた。
数年おきに豊作と不作を繰り返しているが、今年はまずまずの実の付きだ。(写真の枝にはたわわに実がついているが、ついていない枝には全く実がない。不思議な現象だ)
ちょっと酸っぱい爽やかな初夏の味覚を、毎年楽しみにしてくれている親戚、知人にお裾分けしてきた。
この暑さで、プラムが真っ赤に色づき収穫期を迎えた。
数年おきに豊作と不作を繰り返しているが、今年はまずまずの実の付きだ。(写真の枝にはたわわに実がついているが、ついていない枝には全く実がない。不思議な現象だ)
ちょっと酸っぱい爽やかな初夏の味覚を、毎年楽しみにしてくれている親戚、知人にお裾分けしてきた。
今日、近隣某所に植えられているあるモミジの種を拾い集めてきた。一般的なモミジは今まだ葉っぱが緑色だが、このモミジは葉が深い(暗い)エンジ色。見た感じちょっと異色の色をしているので、とても目立っていて存在感がある。よく見ると枝に赤い種子が付いている。
このモミジの木は、すでにしっかりとした実をつけ、一部の種子が落下し始めている。モミジ独特である種子の二枚羽根もきれいな赤い色をしている。
この品種の苗木もきっと園芸店で買い求めることはできるに違いない。そしてそれはしっかりとしたキレイな苗木であることだろう。
だがこのように種子が容易に入手できて、発芽率は悪いかもしれぬが実生苗を自分の手で作り出せるのだから、愉しいことこの上ないと思っている。単にお金で買う・消費するだけの日常ではなく、時間はかかるが自然を活用し、年単位の時間を費やして無から有を作り出すのであるから。間違いなく贅沢な道楽。
太田道灌の山吹の里のエピソードがあまりに有名であるからだろうか、ヤマブキには実が付かないと思っている人が多いが、ヤマブキに実は付くのである。次の写真がその実である。花が散って緑色の小さな実となって花の跡についている。これが6月中旬のいまの姿だ。
では和歌に読まれている「七重八重 花は咲けども 山吹の 実のひとつだに なきぞ・・」は間違いかといえばそうではなく、正しい。
なにやら頓智のようだが、ポイントは「七重八重」だ。
実はヤマブキには一重の花の種類(上の写真のものは一重の山吹だ)と、八重のものがある。一重のヤマブキは実をつけるのだが八重のものは実をつけることがない。雌しべが退化してしまい(加えて雄しべが変化して花弁になってしまっているため)、実がなることがない(Wikiより)のだとか。
乙女が太田道灌にそっと差し出したのは、和歌の初句にあるとおり八重のヤマブキ。であるので「花は咲けども 山吹の 実のひとつだに なきぞ・・」と詠っているのは自然科学的には正確である。
余談だが、実が付かない八重のヤマブキは挿し木で増やすのが一般的だ。したがって、植えられている全国の八重のヤマブキは皆DNA的に同じのクローン。昔から人々が好んで栽培してきたのは花弁が多くボリューム感のある八重のヤマブキの方で人気があったため広まったようだ。
我が家の山のこの一重ヤマブキは、近くの川の土手に自生していたものを数年前に移植したものだが、しっかり根を張り勢いよく広がってきている。八重も一重もどちらもそれぞれに趣があり良いものだ。
生垣や庭の植木、盆栽等に好んで使われる常緑樹に「ツゲ」がある。強めに刈り込んでも枯れることがなく新しい枝を伸ばすため、望む樹形を作りやすい。とても強い生命力が魅力だ。
われわれが一般に「ツゲ」と呼んいるものには、実は2種類あって、ホンツゲ(ツゲ目ツゲ科)と、イヌツゲ(モチノキ目モチノキ科)という植物分類学上はまったく異なる植物のがあるということを最近知った。この両者、姿形がとてもよく似ていてちょっと見ただけでは同一のものに見えるのでややこしい。
どうやら葉っぱの付き方で区別ができ、対生(葉が2枚が対になってつく)するのがホンツゲで、互生(葉が交互につく)するのがイヌツゲなのだとか。
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我が家近くの山にはこのイヌツゲがたくさん自生している。中には樹高も高い大木も何本もある。つい先日、このイヌツゲは花が咲くことに気づいた。そしていまがその最盛期ということも。
花はちいさな丸いかわいらしいものだ。山中にあるイヌツゲの大木にびっしりと咲いた花に、ミツバチが群がって羽音をたてているのに遭遇し、とてもびっくりした。
ミツバチが訪花する花というと、レンゲや菜の花など、どうしても赤や黄色などカラフルなもので、どちらかというと平野部に咲く草花や野菜の花を好んでいるイメージが強い。だがこのイヌツゲのような白くて小さな花で森の中にひっそりと咲く花も彼らにとっては貴重な蜜源であり大好物なのであった。開花期間も長いし大量に咲いているので好都合な樹木の花なのだろう。
この周囲の里山は一見何の変哲もない雑木林であってミツバチが近寄る花などはまったく無いような所だ。だがミツバチにとってはどうやら蜜があふれる楽園のようだ。
あらためてこの里山の豊かさ、懐の深さに気付かされた。
雑草もだいぶ生い茂ってきたので、刈り払い機で刈り払った。黒い鞘は散らばり辺りに広がった。(イノシシの出没が全く無くなったお陰で)来年はさらに一面に群生してくれるはずだ。
写真左側の玉川タクシーも(たしか車が2台あって、1台は駅舎前に待機し)営業していたし、喫茶店「ぶっち」も健在だった。右側の木立のところは「花輪屋」のコンクリート製天水桶がある。いまは悲しい姿になっている建物も、まだまだ健在だった。自転車一時預かり所の看板も見える。そこかしこから学生たちの賑やかなおしゃべりがいまも聞こえてきそうだ。
上りホームには今と同じ場所に昔タイプの待合室があった。まだホームを跨ぐ緑色の歩道橋はなかったので上り列車に乗るには専用通路を通って線路を渡っていたものだ。
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40年という時間は街の風景も人々の暮らしも、意識も変えた。寂しくもあるがこれは世の常。この駅舎を通って通勤・通学していた人は数知れない。駅舎のカタチは変わっても、駅前が寂しくなっても、皆さんの思い出がたくさん詰まった駅、ドラマがあった場所であることには変わりない。また訪れてみたい場所、ほんとうに懐かしい場所、玉川村駅の旧駅舎。いつまでもあたたかな心象風景として残っている場所だ。
さて、40年前のあなたはどんなでしたか?
そういえばちょうどこの1983年に、サントリー缶ビールのCMでペンギンが唄うこの歌が流れていたのでした。懐かしい・・・・
Sweet Memories(作詞 松本隆 歌 松田聖子)
♪ なつかしい痛みだわ
ずっと前に忘れていた
でもあなたを見たとき
時間だけ後戻りしたの
(中略)
失った夢だけが
美しく見えるのは何故かしら
過ぎ去った優しさも今は
甘い記憶 Sweet Memories
初夏のシンボリックな花である卯の花=ウツギが満開だ。
純白の花が深い緑色にとても映える。清々しくてなんとも清楚な花だ。澄んだ青空にはホトトギスが鳴き渡っている。
この両者のセットはまさに初夏の風物詩。清少納言も枕草子に記しているくらいだ。
満開の卯の花にはたくさんの昆虫が訪花する。目立つのは大きな「クマバチ」。他にはアブの仲間や、二ホンミツバチではないハチ、蝶なども実にたくさん群れ寄っている。
youtube=> クマバチはウツギ(卯の花)が大好き
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