およそそれ単体で、そのままではメイン食材としての利用はたぶんないであろう『柚子』。脇役として香り付けでの利用か、あるいは他の調味料と併せて加工してその風味を楽しむのが、この食材の安定ポジションのような気がする。ではあるが無くてはならぬ大切な役目である。特に鍋物や暖かい麺類にこの食材が加わると、いっぺんに高級で上品な料理となるから不思議だ(・・と予てより思っている)。小生は(個人的に)風味付のためとわざわざ柚子の実一個を丸のまま冷凍保存していて、必要な時に必要な分だけ皮をチーズ擂り金でおろして、鍋料理・麺にふりかけて使っている。七味とは違った風味をダイレクトに存分に楽しめる。
この香りというのは脳の中枢部に突き刺ささり「美味しい」に結びついていく。快感ホルモン・幸せホルモンを分泌させる働きがあるのではないか。不思議なものだ。
かようにお気に入りの果実であるので、今年もまた『ゆずコンフィチュール』には熱が入る。蜂蜜だけで煮込んだ柚子皮のジャム。パンに付けても良し。アイスクリームにトッビングしても良し。ヨーグルトに合わせても良し。人気の商品の一つだ。
ただ我が東野部落ではこの柚子の栽培は禁忌であるので、毎年近隣から必要分を譲ってもらい調達している。今年は主に山方地区産だ。
製造加工はいつもの市内のケーキ屋さんにお願いする予定だ。
百花蜜の濃厚な甘味にフレッシュで爽やかな柚子の香のジャム。今月中をめどにご提供できるようにしたい。
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