プラムの旬は足早に過ぎてしまった。今は青々とした葉の間に、高所で取り残した僅かな実が残るだけだ。
2本ある同種の樹が一斉に収穫期を迎えるとどうしても作業が追いつかない。もったいないと思いつつ、熟して落果する実を眺めている。
熟して地面に落ちたプラムは、(ベタベタ・ぐちゅぐちゅ・ぐにゃぐにゃであり)われわれには既にゴミ扱いでしかない。だがミツバチにとってはまたとないご馳走であるようだ。
じっと見ていると、このベタベタ・ぐちゅぐちゅ・ぐにゅぐにゃの辺りで羽音がすごい。盛んに群がり甘い蜜を吸っている。当然ハエもいるのだがミツバチのほうが断然多い。
花の蜜だけではなく、こうやって甘い甘い果実の蜜も集めては巣に持ち帰りため込んでいるようだ。
ニホンミツバチの百花蜜は、こうやっていろいろな蜜の素が集められブレンドされ熟成されている。複雑で奥深い味になるわけだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿