昨年春に捕獲した群れの巣箱を開けて今年最初の採蜜をした。
去年の夏場の酷暑や秋口のスズメバチの猛攻を耐え凌ぎ、無事越冬してくれた群れだ。この春には群れの勢いが増して巣の伸びが一段と進んだ。一段14cmの巣箱なのだが五段目まで達しようとしている。この群れからは巣分かれが2度あった。かなりの強群だ。
一番上の段、つまり去年の春から夏にかけて集めてきた蜜が貯まっている段を切り離した。蓋を開けるとキレイな巣が並んでいる。
巣から少しだけ蜜を採取して糖度を測ると82.8。十分すぎる糖度だ。
巣蓋を切り取るとトロリとした蜜がたっぷりと詰まっている。
これから「垂れ蜜」を採る作業に入る。圧搾や遠心分離器に掛けたりせずに、単純にネットに入れて自然に垂れ落ちる蜜を集める作業だ。時間はかかるが自然体での採蜜スタイルなのでほとんどこの方式で行っている。いまは気温が高いので順調に垂れるはずだ。
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昨年は逃去が続いて群れが激減し、夏場から秋にかけての採蜜が全くできなかった。そのため手元に蜜がまったくない状態となり、定期購入のお客さまや販売委託店舗の方にもたいへんご迷惑をおかけしてしまった。
今シーズンは八月までにあと数箱の採蜜ができそうなので、順にお届けできる見込みだ。
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