一昨年の台風による濁流で、JR水郡線袋田駅~常陸大子駅間にある久慈川に掛かる橋脚と鉄橋が流されてしまった。不通となって1年半。新たな橋脚・鉄橋がやっと完成し3月27日に開通することになった。水戸~袋田は今までどおりに運行してくれていたので、我が「玉川村駅」周辺住民としてはあまり一部不通となっている実感はないが、常陸大子の方々にとっては待ち望んでいた開通だろう。いくら「列車代行」の代行バスが用意されているとしても乗り換えの不便はある。それ以上に一本の線路の切断ではあるが、精神的・気分的に孤立した感があったのではないかと思う。だからこそ待ち望んだ再開だろう。ちょうど10年前の東日本大震災もそうだが、いままで(災害前)当たり前だったことがどれほど恵まれていて、幸せなことだったのかを知る機会でもあった。
沿線ではこの全線運転再開を告知するポスターを見かけることが多い。満開の桜並木の下を進む水郡線車両、なんとも素晴らしい構図だ。この写真が撮影された場所はいったいどこあたりなのだろう? 「水郡線Love」の人たちにとってはちょっとした心象風景かもしれない。
今年は桜の開花が早いようだ。今月内にはこのような桜+水郡線車両の風景が沿線の至るところで見られるのだろう。
確かに水郡線は県北過疎地域を走る赤字路線かもしれないが、地元民にとってはやはり無くなっては困る大切な交通手段であり、存在自体が価値あるSoul Lineなのである。
祝・全線運行再開。。
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