屋敷続きにある里山の手入れを始めて丸9年経つ。
だいぶ山容がキレイになり遠くからの眺めは素晴らしいものがある(といっても周囲の手つかずの荒れた山と比べての話だが)。
その山の斜面などに、東日本大震災の年に植えた桜の苗は見事に成長して、大きなものでは既に樹高は6~7メートルにもなり毎年溢れんばかりの薄いピンクの花を咲かせている。あの時にいろいろとやり始めていて良かったとつくづく思う。なにせ木の成長はすぐには無理なので、時間が必要だ。向こう少なくとも5年、いや10年先を見越して各種の作業をすることになる。
夢を形にすべくあれやこれやと工夫しながら労力を惜しまず勤しむことはなんとも楽しい作業だ。
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ふたたび桜の苗を植えている。
園芸店で安売りしている苗を見つけては買い求めてきたものだ。
たっぷり広がる山の空間を満開の桜が埋める姿をイメージしながら、植樹してゆく。
今回植えた50センチほどの桜の苗もいずれ大きく育ち、いろんな人に愛でられるようになるはずだ。
そんな光景を、少なくとも自分が生きている間には見てみたいと思う。
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