2020年2月27日木曜日

杉丸太くり抜きの丸洞巣箱販売

この冬のミツバチシーズンオフの期間中に、杉丸太をくり抜いて巣箱の入り口部分を作った。毎年、このタイプの巣箱の問い合わせ・購入希望が何件かあるためだ。
板を組み合わせて作った方形の、いかにも人工的な巣箱よりも、より自然な形(ミツバチが好みそうと思える)だと言われている。経験からもそんな傾向があるように思う。

今回はいずれもお分けするためのものとして、4つ作成した。
杉丸太の太さ・径は30センチほど。長さ(高さ)は40センチのものと10センチほどのものの2種。写真のとおり、巣門(入り口)を縦に入れたもので、上に巣箱を置いて「(分蜂した蜂を捕獲するための)待ち箱」の入り口にするためのものだ。(これだけでは巣箱にならない)
ミツバチが好むミツロウを内面と入り口にたっぷり塗ってある。

一個人ではなかなか適当な太さと長さの杉丸太は手に入れにくいだろうし、真ん中をくり抜く作業もチェーンソー操作が難しいはずだ。
ミツバチ愛好家は一度はこのタイプの巣箱も使ってみたいもの。
ということで、これらのニーズにお応えしている。
今回のものは長さ40センチのもの(上板付き)は4千円、10センチほどのもの(板無し)は2千円でお分けしている。
(送料は別で実費を請求)
限定4個。分蜂はあとひと月ちょっとで始まる。どうぞ準備は万端で。

お問い合わせはメールにてどうぞ。
左の二つは高さが40cmほどで上部に板付き
右の二つは高さ10cmほど
どちらも丸太の太さは30〜40cm程度

桜苗 植樹

屋敷続きにある里山の手入れを始めて丸9年経つ。
だいぶ山容がキレイになり遠くからの眺めは素晴らしいものがある(といっても周囲の手つかずの荒れた山と比べての話だが)。

その山の斜面などに、東日本大震災の年に植えた桜の苗は見事に成長して、大きなものでは既に樹高は6~7メートルにもなり毎年溢れんばかりの薄いピンクの花を咲かせている。あの時にいろいろとやり始めていて良かったとつくづく思う。なにせ木の成長はすぐには無理なので、時間が必要だ。向こう少なくとも5年、いや10年先を見越して各種の作業をすることになる。
夢を形にすべくあれやこれやと工夫しながら労力を惜しまず勤しむことはなんとも楽しい作業だ。

◆  ◆  ◆
ふたたび桜の苗を植えている。



園芸店で安売りしている苗を見つけては買い求めてきたものだ。
たっぷり広がる山の空間を満開の桜が埋める姿をイメージしながら、植樹してゆく。
今回植えた50センチほどの桜の苗もいずれ大きく育ち、いろんな人に愛でられるようになるはずだ。
そんな光景を、少なくとも自分が生きている間には見てみたいと思う。

2020年2月14日金曜日

害獣対策の柵を巡らす

悲しいことに、イノシシの出没と被害が続いている。周辺の家も軒並み被害にあっている。
作物被害は言うに及ばず、畑、田んぼの中、畔、屋敷内の植え込み、土手など場所を選ぶことなく破壊しているようにしか見えない。
ある場所の畑など、あたかも機械で丁寧に耕したかのように見事に土が撹乱されている始末である。そこを掘ったところで土中にどれだけ胃袋を満たすようなエサが存在するのだろう、人間の頭で考えると疑問でしかない。ある意味、その異常なまでの執念に感心するほどだ。
◆  ◆  ◆
これからの野菜苗の植え付けに先立って、防獣ネットに代わるワイヤーメッシュの柵を巡らすことにした。昨年張った防獣ネットは、夏の草刈りの際に刈り払い機で破ってしまうことも多かったし、小動物に破られることも多々あった。なので至るところボロボロになってしまっていてほとんど機能を果たさなくなった。
ワイヤーメッシュと支柱



市からのイノシシ対策補助金もあることなので、それを最大限活用(掛かった費用の1/2までで、上限3万円。今年度分申請は3月末まで、来年度分は4月に申請することで、この3か月間で2年度分を活用して一気に対策を打つことにした)し、嘆いているだけでなくなんとかすることにした。

このような対策も出費も本来なら不要であるものに違いないが、背に腹は代えられぬところまで追いつめられている我々である。
里山の生活も安穏とはしていられぬ厳しい現実がある。

2020年2月6日木曜日

古代ハスの鉢植え

古代ハスの鉢植えを試行している。
毎年、田んぼに咲いたハス(根だったり花だったりする)を分けて欲しいとのご依頼があり、なんとか希望に沿いたいと考えていた。
昨年のシーズン終了後に、根を掘り上げたもの(黒鉢)と実生の苗のもの(茶鉢)を、それぞれ10鉢ずつ作った。今はビニールハウスの中で養生中である。


田んぼの中のハスの根は土中深くにあるため凍結することはないが、鉢植えとなると完全に凍ってしまう心配があるからだ。
さてさて、夏場になってどれくらい花が咲くか(咲かないか)楽しみだ。
見事に咲いた暁には、当地まで直接取りに来てくださる方限定となるが、有料だがお分けしたいと思う。