2018年5月25日金曜日

ウルシの花

茨城県のウルシ(漆)の生産高は全国第二位(H25年度)だそうだ。(第一位は岩手県でダントツの651キロ、二位の茨城県が205キロ、三位が栃木県で100キロ)
茨城県と言っても、ほとんどが大子町と常陸大宮市北部だ。なので「奥久慈漆」と呼ばれている。そしてその品質は【日本一と言われている】と、常陸大宮市の広報に記されている
山方から大子に向かう途中の国道118号沿いの山の斜面には、植樹されたウルシの木が立ち並んでいる場所が何カ所かある。生産組合を作って大切に育てている場所のようだ。
2015年から国宝や重要文化財の修理には国産の漆を使うことになって、ますます重要性が高まっている国産ウルシだ。

だが、小生はウルシが大嫌いである。まったく愛がない。
以前も書いたが(2013/1/13ブログ)、子供時代に何度もウルシにかぶれてとても痛い目に合っている。それはそれは辛いもので、その時の記憶は今でもトラウマになっている。
まったくもって憎たらしい存在なのである。
 ◇ ◇ ◇ ◇
このウルシに花が咲く。
ちょうど今がその時期である。けっして派手な花はなく、色も形も実に控えめである。見たことが無い人も多かろう、次の写真の花だ。
ツブツブの小さな蕾がたくさん集まっていて、黄色い花弁が開いてもほんの1~2ミリほど。特別な香りがある訳でもない。

ウルシの花
花は樹全体につくのだが、よほど近くに近寄ってみないと花の姿は見えない。
だが・・・・・、樹下に立つと開花しているのが【耳】で分かる。
どういうことかというと、夥しいたしいミツバチがこの花を訪れていて、羽音がすごいのだ。

個人的には大嫌いなウルシであるが、立派な蜜源の木である。
ミツバチにとってはとびきりのご馳走で、宝の泉のような木だ。
野に花が咲き乱れる時期を過ぎて花が少なくなっている今、これだけ大量にしかも長期間に渡って花を付けている樹木があるというのは、ミツバチを飼うものにとっては実にありがたい存在だ。里山の豊饒さのひとつの表れだろう。神様に感謝だ。

ミツバチが喜ぶ花なのだから仕方ないと(ウルシ嫌いの小生としては無理にでも)納得するしかない。なんとも複雑である。

0 件のコメント:

コメントを投稿