2018年5月28日月曜日

不遇なタケノコ

今の時期、植物は逞しい生命力を見せる。
いくらでも生えてくる雑草などはその代表。屋敷周り、道の端、田んぼの畔、とにかく刈り取るのに甚く労力を費やしている日々である。近所仲間の人たちとの間で口の端に上るのは、たいていが「切りがねぇ(際限が無い)。やんなっちまうよ」だ。
◇ ◇ ◇ ◇
まだ生え続けているタケノコも強い生命力を見せている。
下の写真は、近所で遭遇したタケノコである。
電柱を引っ張って支えているワイヤーに巻いてある黄色いカバー。よりによってそのカバーの中に頭を突っ込んでしまった。近所で遭遇した。

やっと地面から頭を出して、勢いよく伸び始めたと思ったら、黄色いカバーの筒の中に頭が入ってしまった。
なんとま不遇なタケノコであることか。
(・・何がタケノコの幸せかなのは分からぬ。だが少なくとも自由に伸びられないというのはきっと悲しいはずだ)
やはり、頭を出したころに人間に掘られ食に供されて、『いや~美味しかったねぇ』などど言われるのがタケノコにとっての幸せであるのかもしれない。

この黄色いカバーに入り込んだタケノコ、あとどういう運命になったのかは知らない。

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