2017年11月25日土曜日

CONFITURE AU MIEL YUZU 販売開始

昨年試作した柚子皮のはちみつ漬けが予想外に美味しく、試食していただいた方々にも大変好評であった。
小生自身も我乍ら気に入っていた。
これをなんとか商品化したいものだとずっと思案していたが、今年いよいよ商品化と相成った。
そしてめでたく本日11月25日(大安)から店舗販売が開始された。

国産ニホンミツバチのはちみつを惜しげもなく、たーーっぷり使用した『CONFITURE AU MIEL YUZU』(=柚子コンフィチュール。販売をお願いしている店舗がみなフランス語の店名なので雰囲気を合わせてみた)。
そんじょそこらの単なる柚子ジャムとは別物である。

材料の柚子は常陸大宮市富岡地区産の無農薬のもの。
はちみつは同じく市内の東野地区産で、ニホンミツバチの百花蜜『玉川里山はちみつ』。
コンセプトは、『自ら生産した・自ら選んだ地元産の確かなものだけを使う。それらを惜しげもなく使う』である。最初から採算は度外視である(特に、投入している労働力コストを算入したらエライことになってしまう。

今回は市内のケーキ屋さんであるトロワフレール(常陸大宮市上町)さんが製造を担当してくださったため、正式に販売の運びとなった。
クリスマスシーズン前の多忙な時期にも関わらず引き受けてくださり、多謝。。

鮮やかな黄金色のペーストは適度な果皮の食感
百花蜜由来の甘さの中にもほんのりした苦味
鼻孔に抜ける気高く品のある柚子の香り
けっして甘すぎない「大人のための柚子ジャム」。
視覚・触覚(=舌ざわりと歯ざわり)・味覚・嗅覚、それぞれの感覚に直接訴えてくる逸品に仕上がっている。
この仄かな苦味の美味しさという「大人の味」がわからぬ子供に食べさせては、絶対にもったいないと思う。まがいものとの違いが分かる大人にだけ味わってほしいものだ。


 ■ □ ■ □

下記店舗で販売を開始しましたが、季節果実につき極めて少量の限定生産とならざるを得ませんでした。
お早めにお買い求めください。
 ・トロワフレール(常陸大宮市上町)
 ・ガトーデイジー(常陸太田市大里)
 ・パティスリー・ナチュール(常陸太田市幡町)

なお本品に続いて、無農薬・自家産クルミの『玉川里山はちみつ』漬け(=ハニーナッツ)である『Noix dans le miel 胡桃&百花蜜』も年明けには販売予定です。

2017年11月9日木曜日

柚子の季節

秋晴れの澄んだ青空を背景にして、濃緑の中にレモンイエローの実。
爽やかなコントラスト。いい風景だ。
柚子が収穫時期を迎えた。
我が常陸大宮市東野地区は、柚子が伝統的に禁忌作物とされている。なので我が家にも柚子の木は無い。毎年この時期になると(事情を分かってる)他地区の親類から『すこしもとりにきたら(い)がっぺ』(= 僅かでも取りに来たら良いよ)と声が掛かる。
   ※()内の「い」は、本人は発音しているつもりだがほとんど無音というのが
    茨城弁ネイティブスピーカー。特にシニア層以上。
遠慮なく頂きにあがった。
豊かな実りの収穫ほど幸せを感じるときはない。

捥いだ黄色い球は何とも芳しい香りを発し、魔法のごとく我を魅了してやまない。
毎年大量の柚子玉の皮を剥ぎ、冷凍保存しておく。ラーメンにトッピングすると数段高級な味になるから不思議だ。うどんや鍋物にも最高。・・一年中この香りに憑りつかれている我が身である。

脚立に登って実を取っていると、枝に白いものを発見。


なんとニホンミツバチの巣である。「自然巣」と呼ばれる解放空間に作られる巣だ。外敵からの攻撃に合い易いために、めったに作られない。これはだいぶ前に放棄されているようだが、ニホンミツバチのものに間違いない。
初めてみる自然巣。予期せぬ発見に少々興奮してしまった。
この柚子の木の場所は捕獲有望な場所と踏んでいて、去年・今年と木の根元に捕獲用巣箱を設置したが、見事に外された。が狙いは正しかったわけだ。来年こそは捕獲できるかも知れない。

それにしても、もっといい条件の巣箱がすぐ下にあるのに、わざわざこんな高い枝に巣を作らなくてもいいだろうに・・とひとりごち。こちらの思いはなかなか彼女たちに伝わら無いようだ。彼女たちミツバチの気持ちを理解するにはまだまだ修業(=強い思い)が必要らしい。ちなみに柚子の花言葉は『恋のため息』であるそうな。
木の根元に巣箱(トタン屋根のもの)を置いていたが
嫌われたようだ

2017年11月8日水曜日

胡桃拾い

今日、今年最後の胡桃拾いをしてきた。今年も豊作だ。


このような草の中に隠れているのを探し出す
収穫はゆうに約500個超えているだろう。
拾って洗った胡桃と拾ったばかりの青カゴの胡桃
(手前の白い粒は果肉の除去作業が終わったギンナン)
本格的に実を付け出したのは去年で200個ほどだったが、今年は倍以上の実を付けたようだ。

これから殻を割って中身を取り出す作業となる。
殻割りはちよっと面倒な作業だが、胡桃をローストしたのちに自家産はちみつに漬け込んでつくる「Honey Nuts」の材料であり手が抜けない。
昨年、試作してみたところ予想外に変好評だった。
なので今年はもう少し作る量を増やす計画でいる。そのためのはちみつも手当て済みだ。

間もなく柚子が収穫時期を迎える。
柚子を使って、柚子皮はちみつ漬けや柚子皮はちみつジャムも作る予定だ。

これらの材料は、全てが自家産のもの。
完全無農薬で有機栽培(農薬と化学肥料は過去一度も施したことが無い)のものだし、はちみつはニホンミツバチの百花蜜で純粋・非加熱・生。
これでもか、というくらいの素材だ。う~ん、贅沢だよなぁ。

秋の里山の収穫は、心まで幸せにしてくれる。