2017年4月10日月曜日

2017 大子町上岡(うわおか)の桜

天気が良いので、満開の桜を訪ね久慈川沿いを北上してきた。

まずは、旧山方小学校舟生分校の校庭の桜。
つづいて北上して、水郡線開通の大恩人・根本正に因む西金駅前の桜。
さらに北上して、大子街中の河川敷の桜並木。
いずれもちょうど今が七分咲きから満開といったとろ。

一昨日・昨日の肌寒い雨模様とうってかわって、今日は晴れて暖かく、桜を愛でるのにピッタリの陽気だった。いずれも喧騒とは無縁のしっとりと落ち着いた(=言い換えればひどく田舎で、大して人も来ないような)場所で、桜をじっくりとひとり堪能した。

ただ、旧上岡小学校の校庭のソメイヨシノは、あと数日待てば見ごろであったろうか。すこし早かった。昨年訪れたのは12日で、そのときは満開であった。
やはり今年は数日遅いようだ。今週末が見ごろかもしれない。
2017/4/10の旧上岡小

2016/4/12の旧上岡小
ソメイヨシノではないが、旧上岡小の西側400mにある丘上のエドヒガンザクラと枝垂れ桜の老大木は、いまがまさに盛りの時期で、こちらは見ごたえがある。
福島南部から茨城北部の山あいには枝垂れ系の桜の老大木が多いが、そのうちの2本だ。これらの桜は、それぞれが隣り合った丘の南斜面に聳え立ち、周囲にはなにもない。単独樹で存在感が半端ない。迫ってくるようであり威圧感さえ感じる、神々しい姿だ。
三春の滝桜と同じく「スピリチュアル」なサクラの樹のひとつだと思う。
満開のこちらの桜も必見である。
2017/4/10  上岡のエドヒガンザクラ(大子町上岡364)
2017/4/10  上岡の枝垂れ桜(大子町上岡364)
どちらの桜も、樹下は墓地になっている。
(まさに『櫻の木の下には屍体が埋まっている。これは信じていいことなんだよ。何故って、・・・(以下略)』である)
ここに眠る方々の霊も、この時期は落ち着かないかも、だ。

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