2015年1月17日土曜日

2015年 味噌作り(2) 味噌炊き&仕込み

16日に味噌づくりを行った。
今年は麹・大豆ともそれぞれ5升分での試しみである。
(今回の参考にしたのはこのHP・・・・手作り味噌の作り方)

昼前に、注文していた麹が到着した。
さっそく塩と合わせて十分に揉み込んだ。
大豆は、前日から浸したておいたので十分に水を含んで膨らんでいる。
これを、屋外に誂えた竈にのせた伝家の大釜で朝から煮始めた。

伝家の大釜とドラム缶で作った竈
付近に一族同姓が多いため家毎の識別マークが決められていて
(我が家の場合は丸に大)この釜にもつけられている。
このような備品は、昔はきっと一族間での貸し借りが頻繁にあったのだろう。
この大釜は先代からは一斗炊きと聞いてきているが、改めて眺めると実に大きい。
口径53cmもある。こんな釜が必要とされ、活躍していた時代が確実にあったのだ。ずっと昔のご先祖様から大切に使用してきた大釜、今回は二十数年ぶりに活躍した。


煮ること3時間。もうもうと上がる湯気で煮ている豆は見えない。
薪をどんどんくべる。火力は大変強い。

煮えた大豆を厚手のビニール袋に入れて、手で叩いて潰す。
もっと量が多ければ臼に入れて杵で潰すのだが、今回はこの方法で潰した。
大豆粒は適度に残しておいた。好き好きだろうが、この潰しきれずに残った大豆が味噌汁の中に入っているのをつまんで食べるのが好きだ。昔の懐かしい記憶でもある。

このあと、塩と合わせた麹と混ぜ合わせ、樽に詰め込んでいった。
昔から伝わる木の樽ではなく、プラスチック製の漬物樽に入れた。
ビニール袋を敷いてその中に混ぜ合わせた味噌の素を投げ入れた。
昔に比べると随分と衛生的、である。
煮た大豆16キロ(煮る前は7キロ)、麹7.5キロ、塩3キロを混ぜ合わせたので、合計26.5キロほどの味噌の素ができた計算である。
これを二つの樽に分けて、物置の隅に保管した。
さて、半年後、一年後、どんな味噌になっているだろうか。

今回掛かった費用は、味噌樽(30リットル)4樽で約5,000円、塩(3.5kg)約1,000円、ビニール袋300円。麹作成費用は2,750円。
廉価にして味噌づくりの楽しさたっぷり。
まだまだ大豆は余っているので、第二弾があっても良いかなと思っている。

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