隣町金砂郷で開かれる恒例の『常陸秋そばフェスティバル2013』が近づいている。
あの蕎麦打ちの神様と異名をもつ高橋名人率いる『達磨 雪山花房』を始めとし、今年も15の店が新蕎麦の味を競う。
常陸秋そばフェスティバル2013チラシ
(ある年のように)会場への道路で2〜3キロもの大渋滞に巻き込まれても、(これは毎年だが)達磨のような人気店では30分以上も待たされても、なんとしても食べたい常陸秋そば・新蕎麦の味である。
ほぼ同じ蕎麦粉を使いながら、食感・風味に違いが出来る不思議さ。
短時間で、新蕎麦それも名高い金砂郷産の『常陸秋そば』を食べ歩きできるまたとないチャンスだ。
あまた人が集う所以である。
巷間では高級ホテルのレストランでの、肉やら海老やらの『誤表示』はたまた『偽装』のニュースが喧(かまびす)しい。
当然のことだが騙すことは有ってはならぬことだが、逆に言えば人の味覚とは斯くも与えられる事前の情報による思い込み(有名ホテルのレストラン=高級=美味いはず)で騙されやすいもなのだろう。
変な言い方だが、高級食材でなくても最近では高級食材程の品質に近づいている・食材の調理技術が向上している、と言えなくもない。
その差は紙一重なのかもしれぬ。
何しろフランス・ミシュランも騙せるくらいだから。
このフェスティバルで使用される常陸秋そばの新蕎麦は、無論このような偽装は無いだろう。する必要も無い。栽培している現場で行う蕎麦祭りであり、出店者には栽培に携わる関係者も多いはずだ。産地と一体となったイベントだから。
それに蕎麦を打つ人には、尋常でないほど『金砂郷』の『常陸秋そば』には食材としての憧れや拘りがある。
偽装すること=自分の矜持を傷つけること、そんな考えの人たちだと思う。
ただ、有名ブランド『常陸秋そば』と言うだけで、美味いとう前提を頂けるのはみな有難いだろうが、それに恥じぬ蕎麦を出して欲しいと願っている。
とはいうものの、変な理屈やら必要以上の心配は無用で、文句無く美味いので毎年こうやって繰り出す小生だ。
蕎麦好きには外せない、聖地『金砂郷』の祭典まであと少しだ。
スカッとした秋晴れの一日となるることを祈りたい。
昨年の食べ歩きから 県民食のケンチン蕎麦 |
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