2023年1月22日日曜日

カワセミのいる風景

近くの溜池にはカワセミがよく姿を現す。何度か以前のブログで記したことがある。昨年7月にはよく観察できるようにと「止まり木」を池の中に立てておいた。


この溜池は水深が浅いため適度にエサを見つけやすいし、静かな環境なので気に入っているのだろう。クイナ、カモ、コサギの類もたくさん飛来する。

ここ最近は毎日のように、そして何度も、「止まり木」に羽を休めている瑠璃色が鮮やかなカワセミを確認している。生息数が増えているという訳でもないようだ。まだまだ希少性は高く、なんとなく出会えたことがうれしくなる野鳥だ。

ひとの姿を見つけると素早く飛び去るのでほんの一瞬の遭遇だ。残念なことにカメラを構える前にいなくなってしまうので、ここに載せられるような写真はない。こちらもいつ来るともわからないものをじっと待ち構えるほど暇でもない。

近くを通るたびに「いるかな?」とチラッと眺めるだけでも、たとえいなくても、ささやかな幸せを感じられる。たいそうなことは何もないが、こんなカサカサの何の変哲もない景色のなかにも幸せを感じさてくれる宝物がある。(おそらくほかの人にとってはただの池と枯れた葦の寂しい眺めでしかないので、ひとり心の中で感じ取っているだけだ。ブラス平穏無事という幸福。)


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