ここのところ毎日少しずつクルミを専用のハサミで割っている。
今年は豊作だった昨年を上回る収穫量で、コンテナボックスほほ満杯のおおよそ1000個ほどが手元にある。これらを水に一晩漬して置いて、1~2分空煎りすると少しだけ口が開く。
水に浸しておいたクルミを薪ストーブの熱で煎ると、 殻が割り易くなる上に中身が格段に取り出し易くなる |
このような完形で取り出せるケースもぐっと増える |
クルミを食に供するには殻を割ることで中身(=仁の部分)を取り出す以外に方法がないのだから大変だ。市販されている外国産クルミは形も整ったキレイなものだが、いったいどのようにして取り出しているのだろう。殻を割る最初のところだけは機械化できても、その後の複雑で独特の入り組んだ形の食用部分を取り出す、ほじくり出すのは、人の手作業に頼らざるを得ないはずだと思うのだが。
今回、殻を割って中身を取り出す所要時間を実測してみた。すると平均では50個=30分だった。結構頑張っ頑張ってこの結果だ。ということは(全くの推測だが)、外国産クルミはおそらく安価で豊富な労働力を酷使して作っていて、だから廉価なのだろう。とすれば、どうにもSDGs的には好ましくないような気がする。
などと小難しいことをつらつら考えながら、薪ストーブの脇でコツコツと殻剥き作業を続ける。天気が悪くて野外作業ができない寒い日にはもってこいの作業だ。
この剥きクルミで『胡桃&百花蜜』を製造委託し、年明けには出来上がる。このクルミのはちみつ漬けは例年品薄で『幻のハニーナッツ』扱いになっているが、今年は多めに製造できる見込みなので販売店でお買い求め頂けるチャンスは増えるものと思う。・・とは言えまだまだかなりのレア商品なのでお早めにどうぞ。
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