2018年1月2日火曜日

花の熱パターンとミツバチ

日々、ネットサーフィンに余念がない小生である。
この正月とて例外では無い。
たまたま、ミツバチに関する次の記事を見つけ、内容に驚いた。紹介したい。
これ ⇒ Flowers Express 'Invisible' Heat Patterns to Attract Bees
University of Bristol, United Kingdomのレポートだ。
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※手前みそなのだが、小生は英語に関して不自由は感じない、正直言って結構なレベルである。英語が堪能な人は沢山いるし珍しくも無いので、奥ゆかしく公言しないできた。
上のリンクをクリックしたら英語が出たので条件反射的に×で画面を閉じた人、あるいはそもそもリンク先表示が英語なので最初からクリックしていない人もいるだろう。苦手とはそんなものだ。小生も英語(アルファベット類)を避けていた昔があるので、気持ちは痛いほどわかる。

英語ダメ人のために日本語の要約を以下に示しておこう。
1.植物には発熱現象がある。花も熱を発している。
  花は、色や形がみな違うようにそれぞれ違った発熱のパターンを持つ。
2.ミツバチは花の色や香りだけでなく、花の発する熱の温度差を検知して
  花を認識している。
3.ミツバチは発熱パターンで2℃以上温度差があるものを認識する。
4.目に見えない「熱」がミツバチを誘引するファクターの一つであると
  いうことは、地球温暖化・気候変動の影響を受けるということ。
  つまり、花粉媒介者であるミツバチは花の微妙な温度差に依存している
  ので、環境の温度のわずかな変化によって、隠れた熱のパターンを持つ
  花を訪れた際の効率性に予期せぬ多大な影響を与えることになる。
  ➡地球温暖化が進むと花の熱パターンに予期せぬ変化が起こる可能性が
   あるし、ミツバチの行動にも影響を与えかねない。すると受粉が効率的に
   進まなくなる心配がある。ミツバチの熱感知能力にもどのような影響が
   出るのかわからない。

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ちょっとわかりにくいが、4の部分が結論だ。
皆さんはどう感じただろうか。
花が熱を発しているということ、花によって熱の発し方が違うこと、ミツバチがその熱の発し方のパターンを感知して訪れるべき花を識別していること・・・。
小生も初めて知ったことばかり。植物も昆虫もなんと奥が深いのだろう。
自然界は神秘だらけ。全知全能の神が創り給うた世界だ。

気候変動・地球温暖化の影響は、間違いなくミツバチのようなカラダの小さな生物から影響が出てくる。かのアインシュタインは『ミツバチがいなくなると人類は4年で滅びる』といった。農作物の受粉の大半を担っているミツバチがいなくなると、間違いなく不作になる。そんな状態が2~3年も続いたら世界中で飢饉が起こる。食料争奪の戦争が頻発するだろうし、やがて食料が全く獲れなくなり結果的に人類は飢え死する、という簡単なストーリーだ。農に携わりつつミツバチと向き合っていると、4年で人類滅亡という予言もあながち突飛な空想話ではないと思う。
本当は、密やかに着実にこの深刻な環境変化は進んでいて、人類にとって取り返しのつかない危機が忍び寄っているのかも知れぬ。あなおそろしや。

※ご参考 
 ①合わせて次の記事も参照されたい。 ➡ これ
 小生の英語理解レベルは中学程度でさえも怪しい。しかも年々レベル低下している。
  ただ、日本語以外の言語については読む・書く・話す・聞くの機会など皆無な生活を送っているため不自由さは微塵も感じない。
  またこんな状態を恥だとも(そして誇りとも)思っていない。精神は英語から完全解放されていて、潔く、清々しいほどである。

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