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昨年までは、暑いさなかに採蜜した巣箱で、すぐあとに巣が落下してしまい、ミツバチ逃去の憂き目にあった巣箱がいくつもあった。その苦い経験があるため、外気温には敏感にならざるを得ない。
昨日までの酷暑が一段落し、今日は暑さによる巣落ちリスクがいくぶんか低いような気がしたため、本日採蜜をした。巣の状態と群れの密度・勢いなどを勘案しながら慎重に採蜜対象巣箱を選定した。
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開いたのはしっかりと巣脾が詰まっている巣箱。
整然と巣脾が対角線で並ぶ姿は、美しく、素晴らしい。
整然と並んだ巣脾・・・す、すばらしい |
糖度は80.0% 十分な濃度だ |
さっそく濾過開始だ。
我が家では、無理な圧搾や遠心分離は一切行っていない(・・というかそのような設備は無いし、とにかく『垂れ蜜』方式にこだわっているのでやるつもりはさらさら無い)。
巣箱から巣脾を切り出してナイフで細分化し、蜜が出やすくしたうえで、目の粗さが異なる2種の布を使い濾過する。
一次濾過は二重にしたポリエステル布(目の細かな洗濯ネットを使用している)。
二次濾過は厚手の不織布(油濾しにも使用するリードのクッキングペーパーだ)。
これで異物(巣くず・みつばちの死骸など)は完全に除去できる。
下写真で、蜜が染み出ている部分が一時濾過のポリエステル布。蜜貯まりの下が二次濾過のクッキングペーパー。この2回の濾過を経て下のタンクに蜜が貯まる。これを瓶詰することになる。
目の細かい不織布=クッキングペーパーでも蜜に含まれる花粉は通り抜けてくれる。
ために、たっぷりと花粉が含まれるはちみつと相成るわけだ。
丸二日かけてゆっくり、ゆっくり、ゆ~っくり垂らして蜜を得る。
こうやって『玉川里山はちみつ』が姿を現す。
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