せっかく山をキレイに・明るく・歩きやすいように・頂上からの眺めが良いようにしたのだから、この景色をみなに知ってもらいたいとずっと考えていた。ただその具体化のノウハウがないために、ごく少人数の知人だけにしか案内できずにいて、その限られた人にしか素晴らしさを共有してもらえずにいた。
今回CAFE Ma.Minとのコラボ企画で6回にわたって秋の里山散策会が開催され、多数の方が山に入られた。ちょうど紅葉が見ごろということもあり、加えて天気も良かったこともあって参加者は皆さん里山歩きを十分堪能されたようだ。
歩きやすい小径が整備されている里山というものはそうあるものではない。案内人と散策マップが付いているのであるから、なおさらご満足いただけたのだろう。
眼下に広がる里山風景の中を水郡線の列車が通過するのを眺められるように時間を意図的に合わせたのも良かったようだ。
今回は秋の紅葉シーズンで彩り豊かな里山散策会だったが、モノトーンの真冬やヤマザクラの咲く季節、あるいは連休頃の新緑の頃、真夏の蝉時雨が降り注ぐ深緑の頃(この時期はヘビの心配がある)などにも計画したいと思う。それぞれの時期で違った素敵な顔を見せてくれる里山である。
こんなに人が来てくださり、素晴らしいを連発してもらえると今までの苦労が報われた感があ、ますます内容充実に気合が入る。
里山はちゃんと手を入れて大切にメンテナンスすると、なんとも暖かくて、ここに生きる人たちに精神的な安定感を与えてくれる存在になるということだ。昔は煮炊きをする燃料の供給源であったし、有機堆肥のもとになる落ち葉の供給源であった里山は、ミッションを変えながらもこうやって我々に豊かな恵み、ある種の精神的な癒しを与えてくれている。
冬の間に薪ストーブで使う薪の備蓄を確保しなければならない時期でもある。さてと・・チェーンソーを手入れしようか。

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