年も改まって半月経ち、新年詣でには少し遅くなってしまったが訪ねた。
ふたつの寺社とは、「常陸国出雲大社」と「西念寺」。
これらに関連する人物や由来・事跡は広く知られているもので、日本人では知らぬ人はおそらく少ないだろう。
前者は、島根県にあるあの「出雲大社」の常陸国における関連施設(島根県の出雲大社との関係性やいきさつ、何故常陸国と付いているのか等については、いろいろあって興味深いが長くなるので割愛)。
島根県の本社殿に詣でた人は少ないかも知れぬが、神社名だけは聞いたことがあるだろう。関連して、縁結びの神社だとか、因幡の白兎の話とか、おおくにぬしのみこと(大国主命)とか・・。
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16mで6tという、とても大きなしめ縄が掛かっている |
・・・余談ながら、島根から見て極東に位置する茨城県。ここの人々は地図上で島根県そのものの正しい位置も自信がない人が多い。そもそも鳥取県と島根県の区別がついていない人も少なくない。まあ、逆も然りで、鳥取・島根には栃木と茨城の位置関係などほぼ関心がない人も多数おられるだろう。
後者は少し説明がいるだろうか。
別名「稲田御坊」というお寺だ。親鸞ゆかりの地で、20年間ほど居住した草庵のあった場所だ。親鸞聖人の頂骨を納めたとされる「親鸞聖人ご頂骨堂」もあることもあり、浄土真宗のひとつの聖地ともなっていると聞く。
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常陸国出雲大社は大変な混雑であった。
一方の稲田御坊・西念寺は本堂参拝・境内散策でも誰一人出会わず、静謐な中でお参りできた。
祈る対象は神仏異なるが、敬虔な祈りはどちらも「家内安全と健康」。
良い年でありますように。。
なにごとの おはしますかは しらねども かたじけなさに なみだこぼるる(西行)
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