2023年4月16日日曜日

改めてミズバショウの試み

「(ここに似合うのは)やはりミズバショウだな」と。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
我が家近くにある谷津の最奥部。この先は行き止まりだ。ここにある田んぼはもう数十年も前に耕作をやめていて、徐々に元の原生・自然に戻りつつある。
付近の山から染み出てくる水が常に集まってくるので乾くこともなく、一年を通して湿潤な環境となっている。人手が入っていない割には不思議と樹木は密集するほど生えておらず、背丈の低い雑草がわずかにある程度だ。上部は開けていて十分に太陽光が降りそぎ明るい。田んぼであっただけに適度なぬかるみもある湿原となっている。
ところどころに疎らに木が立っている様は、かの長野県上高地の大正池のような雰囲気がしないでもない。
実にいい雰囲気を醸し出しているのだが、かなり山沿いの細い道を奥まで進まないと行きつけない、ちょっと苦労する場所にある。場所が場所なだけに訪れる人とてだれひとりとしておらず、ちょっとした秘境の感がある。
むろん周囲に人工物は全くなく、ひたすら静謐な空間が広がっている。聞こえるのは鳥の鳴き声だけだ。

ここにミズバショウの白い花が咲き誇る姿をイメージした。


実は、数年前にも(別な場所で)ミズバショウの苗を植えて育てることを試しみた。だが、イノシシに滅茶苦茶に荒らされ、あっけなく枯れてしまった。
ここ数年は、付近のイノシシは(熱豚感染のため)激減しているようで、まったく出没していない。
なのでいまがチャンスの時期かも知れないと思えた。

🍃 🍃 🍃 🍃 🍃 🍃 🍃 🍃

まさにタイミングよく、近隣某地区にお住まいの蜂仲間の方からミズバショウの苗を頂けることになっていたこともあり、ますますイメージが膨らんだ。

その方のご自宅敷地内にミズバショウが生えており(下の写真)、そのうちの一部の株を譲って下さるという願ってもないお話。いまちょうど花が咲いているので少し可哀そうな気がするが、こんな千載一遇の好機は逃さずに、である。(掘り上げと植え付けは後日)
さて、今回のチャレンジはどうなることやら。
よほど環境が適しているのだろう、
葉は30cmはあろうかというくらい立派な株だ
左壁から清水が常時チョロチョロ流れ出ていて、付近は湿地になっている
特段の手入れもしていないというが、キレイに密集して生えている

以上、長々と書いたが単に「山の中の湿地にミズバショウを植える(つもり)」ということでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿