2023年4月27日木曜日

分蜂群の自然入居 続々

二ホンミツバチの分蜂群の自然入居が続いている。今日の見回りで新たに4箱に入居しているのを確認した。

今シーズン、これで10群が新たに入居したことになる。これは強制捕獲(分蜂群が木の幹などに集まり固まったものをゴッソリ捕獲し巣箱に強制的に入れるもの)ではなく、いずれもがミツバチたちが自らの意思で自然に巣箱に入居してくれたもの。無理やり強引に巣箱に投入したものではないのでハチたちのストレスが無い分、定着率はかなり良い。

一週間前に入居した巣箱の「観察窓」を開けて巣作りの状況を確認したのが次の写真。白い真新しい巣にミツバチたちが群がりせわしなく動き回っている。ちょうど巣箱2段目の真ん中まで巣が伸びてきている。なかなか元気が良く、しかも蜂の数が多い群れだ。

この観察窓をあつらえたおかげで巣箱観察・内検のストレスが無くなった

まだあとひと月は分蜂が続くので、今後もっと入居数は伸びることが予想される。今年は自然体で臨むことにしている。一喜一憂はしない・・と心に決めているのだが、この巣箱内部を眺めていると見飽きず、欲が出てくる。

   youtube  ⇒ 心地よいミツバチたちの羽音と動き


ミズバショウ移植

ミズバショウをいただきに蜂仲間のお宅に伺って、複数の株を掘り上げた。

サトイモ科の植物らしく、地下茎は小振りの芋。葉っぱや花の部分と合わせてそっくり掘り上げた。できるだけ白い花の部分を痛めないように細心の注意を払った。

早速、谷津の湿地に移植した。


中央部に白い花が見えている場所
その周りにもたくさん移植した

根付くかどうかはしばらく様子見だ。

冷たい水が一年を通して周りから滲み出て、常に湿地となっている場所。陽当たりもまずまず。環境的には充分だが心配はイノシシ被害だけ。

来年4月が楽しみだ。

2023年4月22日土曜日

清浄明潔

我が家の八重桜は単独樹。お隣り那珂市の静峰ふるさと公園(2000本の八重桜が植えられていて、いま満開だ)には遠く及ばないが、こちらも満開。新緑とのコントラストが美しい。


春を飛び越えて初夏のような陽気に、額も汗ばむ。この辺りではわが家も含めてGWに田植えする農家が多いので、田んぼで作業するトラクターが急に増え賑やかになった。

苗も順調に生育している。

空は澄んで晴れわたり、景色は明るくキラキラと、活気あふれる時期だ。一年で一番好きな季節だ。

2023年4月16日日曜日

改めてミズバショウの試み

「(ここに似合うのは)やはりミズバショウだな」と。
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我が家近くにある谷津の最奥部。この先は行き止まりだ。ここにある田んぼはもう数十年も前に耕作をやめていて、徐々に元の原生・自然に戻りつつある。
付近の山から染み出てくる水が常に集まってくるので乾くこともなく、一年を通して湿潤な環境となっている。人手が入っていない割には不思議と樹木は密集するほど生えておらず、背丈の低い雑草がわずかにある程度だ。上部は開けていて十分に太陽光が降りそぎ明るい。田んぼであっただけに適度なぬかるみもある湿原となっている。
ところどころに疎らに木が立っている様は、かの長野県上高地の大正池のような雰囲気がしないでもない。
実にいい雰囲気を醸し出しているのだが、かなり山沿いの細い道を奥まで進まないと行きつけない、ちょっと苦労する場所にある。場所が場所なだけに訪れる人とてだれひとりとしておらず、ちょっとした秘境の感がある。
むろん周囲に人工物は全くなく、ひたすら静謐な空間が広がっている。聞こえるのは鳥の鳴き声だけだ。

ここにミズバショウの白い花が咲き誇る姿をイメージした。


実は、数年前にも(別な場所で)ミズバショウの苗を植えて育てることを試しみた。だが、イノシシに滅茶苦茶に荒らされ、あっけなく枯れてしまった。
ここ数年は、付近のイノシシは(熱豚感染のため)激減しているようで、まったく出没していない。
なのでいまがチャンスの時期かも知れないと思えた。

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まさにタイミングよく、近隣某地区にお住まいの蜂仲間の方からミズバショウの苗を頂けることになっていたこともあり、ますますイメージが膨らんだ。

その方のご自宅敷地内にミズバショウが生えており(下の写真)、そのうちの一部の株を譲って下さるという願ってもないお話。いまちょうど花が咲いているので少し可哀そうな気がするが、こんな千載一遇の好機は逃さずに、である。(掘り上げと植え付けは後日)
さて、今回のチャレンジはどうなることやら。
よほど環境が適しているのだろう、
葉は30cmはあろうかというくらい立派な株だ
左壁から清水が常時チョロチョロ流れ出ていて、付近は湿地になっている
特段の手入れもしていないというが、キレイに密集して生えている

以上、長々と書いたが単に「山の中の湿地にミズバショウを植える(つもり)」ということでした。

2023年4月15日土曜日

ウワミズザクラ

まるで猫じゃらしのよう。



小さな白い花がたくさん集まって7~8cmの房を作っている。樹の高さは10mはあるだろう。樹全体におびただしい数の花をつけている。いまが満開の時期だ。
名を「ウワミズザクラ」という。

(最近まで名前を知らなかったが、Googleの機能を使って調べると直ぐに名前が判明した。AIを使って画像分析し膨大なデータベースから特徴が一致するものをリストアップしているのだろう。それにしてもすごいものだ。かつてのように植物図鑑で調べたりする手間は不要になっている。ただこの答えが本当に正しいかどうかを自分なりに検証したりするチカラは必要だろうが。)

ミツバチたちが好んでやってくる花で、大切な蜜源となっている。
菜の花・レンゲなど他にもたくさん花が咲いているこの時期ではあるけれど、ミツバチたちは見逃さずやってくる。

2023年4月14日金曜日

毛要出春尓成来鴨

この株は赤が強いヤマツツジ
明るいオレンジ色や朱色のも趣がある
入り混じって山肌を彩っている

日々変わり行く山々の新緑の様を眺めるのは楽しい。静かで僅かずつの変化だが、躍動感溢れて途轍もない自然のエネルギーを感じる。そこに身を置くだけでパワーを得られる気がするのは人間もまた自然の一部だからこそなのだろう。

いまヤマツツジの朱・赤が、淡い新緑の中でひときわ映えている。今しか見られない、この色彩の組み合わせが好きだ。

「萌え出る春になりにけるかも」



2023年4月11日火曜日

2023年度 分蜂群 入居確認

ソメイヨシノは葉桜へと変わった。

野山の木々の新芽もあっという間に萌え出し、早くも新緑の季節の様を呈している。

ミツバたちの活動も例年以上に早く活発になっているようで、蜂仲間からも分蜂したとの情報が伝えられてきた。

ここ数日で空の巣箱にミツバチ誘引剤「待ち箱ルアー」をセットして歩いてきた。もしかしたらとの予想通り、既に2箱に分蜂群と思われる入居があって驚いた。ミツロウを塗っただけでの入居だ。先ずは幸先の良いスタート。

越冬群近くに置いた空の巣箱に重点的に待ち箱ルアーをセット。真っ黒なオス蜂も目立ってきた。間もなく巣別れだろう。

手前の巣箱は元気の良い越冬群
奥に空の巣箱が置いてある。
これから様子見の巡回が忙しくなる。

2023年4月7日金曜日

徐々に主役交代

今年は驚くほど春が早い。

ここ茨城北西部でも、いつもより2週間ほど早く季節が進んでいる。

サクラはほぼ盛りを過ぎ、散り急いでいるかのような桜吹雪だ。

こちらも2週間は早い開花だ。オレンジ色のヤマツツジ。木々の新芽が目立ってきたなかで、新たな色の主役が存在感を増してきた。


季節は我々が思うより急ピッチで進んでいる。

2023年4月2日日曜日

陽光桜 実生の芽

陽光桜は下の写真のように、初夏に実を付ける。

小さなサクランボ
2022/6/9 撮影
1センチにも満たない小さな粒

この実からどれくらい発芽するものかほぼ毎年試している。(以前のブログ(2013/4/2)でも実生チャレンジについて記している。残念ながらこのときの実生苗は枯らしてしまっている)

昨年は6月上旬に熟した実をポットに撒いた。いま数本の発芽を確認できている。


これから順次発してくる可能性はあるが、例年発芽率はあまり高くはない。そして、発芽しても地植えするまで大きくするのが難しいと感じている。これは多分に技術的に未熟だからだと思う。でもしかし、いつかたくさんの実生苗からの木が植えられ、山が賑やかになる日を夢見ている。

今年もまた懲りずに種を撒く予定だ。

2023年4月1日土曜日

花筏

サクラは散り落ちた後も絵になる。

流れてはいないが「花筏」。こちらもまた乙。



いずこも素晴らしい

大子町にある旧上岡小学校の木造校舎とサクラの老木。



まさに満開。たくさんの人が写真撮影に訪れている。

今年から西側隣接地が駐車場になり、見学者には便利になった。大子町の配慮が嬉しい。