四月上旬から始まったミツバチたちの分蜂行動は、ほほひと月経過してピークを過ぎた。今年は地域的な偏りが著しく、従前にはたくさん捕獲できていた場所でもまったくダメなところがある一方、初めて捕獲できた場所がいくつかあるという具合だ。分蜂群捕獲の条件を考えるうえで、何をすれば良くてダメなのか、どのような環境が良いのかは十年やっていても依然としてこれだという確信が持てずにいる。
六箱の越冬群でスタートした今年のミツバチシーズンだが、5/14現在で18群となった(13群捕獲できたが1群逃去)。数字的には増えてはいるがまだ満足できる状況にない。夏の猛暑・酷暑の時期に居なくなるのも多数あるし、秋にはススメバチの攻撃に合い、結果的にほほ半数が蜜を採れないうちに消滅する。なのでスタート時点で最低でも25群は欲しいと考えている。ミツバチ自体の生息数が減っているような印象も受けるが、実際のところは分からない。
今日、巣箱を見て回ったところ小動物(ハクビシンかアライグマかタヌキと思われる。害獣である)に巣箱が押し倒されて、無残にバラバラになっているのを発見した。作りかけの小さい巣は巣箱外に散らばっていた。見つけたときは逃げられたと思ったが、幸いにも巣箱の外に固まって逃げないでいてくれた。ロープで固定しているのだがよくまあ倒したものだと感心する。
急いで巣箱を再構築してミツバチたちを内部に移動させた。一旦は中に入ったものの引き続き営巣するかは分からぬ。
かようなアクシデントが多々あり、捕獲できたからと言って蜜が取れるとは限らない。
急いで防獣ネットを巣箱の周りに張らねば、安心できそうもない。
ワクワクのときもある。ドキドキもハラハラもある。イライラもある。いろんなドラマがあるのが楽しくて仕方ない「趣味の養蜂」だ。