山や日陰など至る所に自生しているあの緑色の「苔」である。
昨年、苔テラリウムを紹介する本を見て、少しちゃんとした知識を得てからというもの、我が家の山に生えている苔の種類と量の多さに改めて驚いた。
しみじみ(*註1)辺りを見るとあるわあるわ。
(*註1)しみじみ・・・代表的的茨城弁で、しっかりととかちゃんとなどの意
この杉の大木は根元付近が苔で埋まっている このような大樹がたくさんある |
百均でガラス容器と園芸用砂を買い揃えた。
オキナゴケ |
基本的に世話の必要がほとんどない。たまに水を吹きかけるだけでいいときている。
小盆栽を植えた苔玉と合わせて、ラインナップがだいぶ揃ってきた。全てプレゼント用だ。
先日、知り合いの看護師さんが勤める職場(訪問看護ステーションの事務所)に瓶詰め苔と苔玉小盆栽を差し上げたところ、珍しいこともあるだろうが、日々皆さんの目を楽しませていると聞く。お世辞もあるだろうが評判はなかなか良いようだ。
苔を飾るなどと言うとこのあたりの人などは「なんだそれ、いぎもねぇ(*註2)」などと軽蔑気味に言うに違いない。だが苔といえどもかように立派な鑑賞用アイテムとなり、眺める人に憩いと心の潤いを与えてくれるものになるのである。
田舎には少し手を加え工夫すると輝きを増す宝物がたくさん眠っている。
どうやら目に入って見えていても気が付かないだけのようだ。
(*註2)いぎもねぇ・・無駄なことだ、意味のないことだ、の意
このとき「ぎ」は非鼻濁音である
恐らくは「いぎ」=「益」で「益も無い」の転訛と思う
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