2020年6月23日火曜日

亀さん

田の草取りをしている。


草がまだ小さく柔らかいため、水が溜まった田んぼのトロトロの泥土から簡単に引っ掻き取れる。稲がもう少し成長すると葉先が顔に触れてやりにくくなるため、今のうちにやるのがいちばんいい。
腰を屈めて手を泥の中に入れ、摘み上げる。
とてつもなく大変な作業ではあるが、没頭していると楽しくもある。キレイになって行く田んぼは気持ちいいものだ。煩悩にまみれた我がココロまで一緒にキレイになるような気がする。たまにはこのような時間もあっていい。

そんな稲の間に、亀が潜んでいるのを発見。
体長30センチほどのクサガメ。もう何年もこの谷津田は辺りに生息しているに違いない。

この谷津田は、農薬の空中散布はないし、山から染み出す天水だけの田んぼ。生活雑水が一切流れ込まない清浄な環境にある。この里山にともに生きる愛おしい仲間だ。

2020年6月20日土曜日

2020年 古代ハス池の怪

例年なら古代ハスがこれから咲き乱れる池に、怪奇な現象が起こっている。
新芽がほとんどと言っていいくらい出てきていないのである。
いままでこのようなことは一度もなく初めての経験だ。


同じ根から増えて行った田んぼの方の根からは昨年までと同じようにたくさんの葉が出ている。
池の中と田んぼと何の環境が違うのだろう。ハスの病気ならば(そんなものがあるのかどうか知らぬが)、全部がダメになっているはずだろう。池の中に何かよからぬ薬物でも放り込まれたのではあるまいか、などとも考えてしまう(このハス池と田んぼには空き缶やペットボトル、空き瓶、レジ袋に入ったゴミなどがしばしば捨てられている、という現実はある)。
それにしても奇奇怪怪である。

このままでは寂しい古代ハス池となるのは間違いない。

2020年6月16日火曜日

ラベンダーの季節

我が家のラベンダーが花をたくさん付けだした。
まだ株が小さいのでボリューム感はないが、紫色の花の広がる風景は良い眺めだ。
あの特有の香りも実によいし。

ただ悲しいことに、毎日のようにイノシシが根元を掘って辺りをメチャクチャにしてくれている。ところかまわず「破壊」するのでもはやお手上げ状態。

あの北海道・富良野のような風景になるのはいつのことやら。当面無理そうだ。
それにしても、なんとまあ憎たらしい害獣であることよ。

2020年6月10日水曜日

山頂の休憩ベンチ

整備した山の頂に近い場所は視界が開けてたいそう眺めが良い。眼下の東野の家々・田畑や水郡線の列車はもとより、遥か遠くに日光の男体山も一望できる場所だ。
この風景を眺めるためにか、あるいは日々の運動不足解消のためにであろうか、いろんな方が散歩におみえになる。嬉しいことである。

頂きの平らな部分に鉄塔が聳え立っていてそこまで登るのがこの山の散策の定番コースとなっている。頂きまであと少しというところが急峻な階段になっていて、胸突き八丁の場所である。40段ほどある。普通に登っていても息が上がる。そこを登りきって、やっと素晴らしい風景に出会えるわけだ。

その場所にヒノキの丸太を加工したベンチを設置した。

ゆっくりと休みながら、この素晴らしい風景を楽しんでほしい。

2020年6月5日金曜日

第2波

「第2波」といっても、いま世間を騒がしている新型コロナウィルスの話ではない。
ミツバチたちの分蜂の話だ。
我が家の巣箱の群れ(4月に捕獲した分蜂群の巣箱)から、分蜂が起こった。
近くの木の幹に固まったのを捕まえ巣箱に格納した。

夏日の炎天下で汗だくになりながらの作業ではあったが、大変な満足感だ。
◆  ◆  ◆
今年も例年通りに4月中旬~5月上旬に第1波の分蜂のピークがあった。
その後はほぼひと月の間、動きがなかったが、昨日・今日と分蜂の群れや新規の入居群が立て続けに確認された。

なんやかやでこれで18群め。まずまずの捕獲成果でひとまず安心した。
さらに空の待受け箱に探索蜂が出入りしているのもいくつか確認している。
まだ営巣場所を探している群れがありそうだ。
ということは、また突然の入居があるのかもしれない。
・・と考えると、巣箱確認のウロウロ歩き、そわそわ・ワクワクがまた続く。

2020年6月1日月曜日

スズメバチ御難

ゴールデンウィークにミツバチの巣箱近くにペットボトルの「スズメバチトラップ」をたくさん仕掛けた。中身は酢と日本酒の混合液だ。
ほぼひと月経過したので、中を覗いてみた。

場所によって差はあるが、どのトラップにもスズメバチが数多く溺死していた。
臭いに誘われた蛾や蝶も多く入っていて、多様な生き物が生息していることを改めて認識する。

いちばん捕獲が多くかかったトラップには、27匹のスズメバチの死骸が確認できた。
中には親指大の大スズメバチもある。
いまの時期に飛んでいるスズメバチは基本的には冬眠明けした女王バチだ。
これから巣作りして卵を産み、9月になる頃に大量のスズメバチが成虫になり飛び歩く。。
いま、スズメバチの女王蜂を殺処分しておくことで、秋には付近のスズメバチが少なくなることになる。したがって我がミツバチの被害が少なくなることにもつながる。
それでなくても付近のミツバチ生息数が少なくなっているので、このストラップ効果は大きなものがある。
さてどんな秋になるのだろうか。