2025年12月31日水曜日

日立の山の上にあるもの

 常陸大宮市のたいていの場所から、東側に見える日立の「高鈴山」とそれにつながる峰々。。

高鈴山の山頂には縦長の煙突状の構築物があり、その姿をはっきりと見て取れる。白いから余計に目立つ。昔から当たり前にそこにあって煙突状のものであることと、場所が日立鉱山のある山ということ、さらには排煙による公害があった云々のわずかな歴史的知識も相まって、長いことこれがその日立鉱山(日鉱)の大煙突であると信じ込んでいた。

そうではないことを知ったのは1993年に煙突が倒壊してニュースになり、その関連記事を読ったときだった。まったく別の場所に「日立の煙突」があったという事実・ずっと間違って信じ込んでいたということが恥ずかしくもあり、愕然としたことをいまも記憶している。

山頂の施設はメインとなる「高鈴山雨量観測所」の白い塔状の建物で、その他東京電力の無線中継所などいくつかの電波関係の施設が併設されている。


これが遠くからも見える白い塔の正体

この施設がある山頂までは車で行くことができる。舗装された道ではある。車でいけるのだがあまりお勧めはしない。

というのは、途中の「かみすわ山荘」までは無難な道でありアクセスは容易に感じられるが、その先は車の行き違いができない細い道路となっている。しかも両側から藪が迫っており車体は否応なく擦られる。当然細かな傷がつくので覚悟が必要である。道には大小の落石もあったり、倒木があったりでかなりの冒険トライブとなる。すぐ横の路肩の崖に注意を払いつつ、あわせて車体に付く傷も気にしつつ、対向車が来ないことを祈りながら先を急ぐ運転というものは精神的によいものでは決してない。車に細かな傷を厭う方、運転に不安があり心配性な向きはやめておくに限る。

ということなのだが、長年思いつつもなかなか果たせなかった現地訪問の夢を果たせて、ひとつ気持ちの整理がついた。つまらないことだが自分の中では大きな決着を見た出来事である。次回は本物の「日鉱煙突」と記念館を訪ねてみようと思う。

よき一年であった。ではまた来年。。

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