2024年11月20日水曜日

薪ストーブ点火

寒くなってきた。
例年通り、ビニールハウス内に薪ストーブを設置した。

ストーブを置いたら直ぐに使える訳ではない。燃料を準備しないと。
全て自産・自消の我が家だ。いざというときでも熱エネルギーを得る手段を外部に依存せずに自活できる仕組みがここにはある。里山がもたらしてくれる安心である。

薪は昨年末にあらかた用意してある。
まず着火用の「すぎっぱ」、つまりは杉の葉の枯れたものが必要だ。杉林に入ってかき集める。

次には着火したばかりの火力を上げる枯れた竹片だ。近くの竹林から枯れた竹を引っ張り出して短く切断して短冊形に割る。
事前準備は大変だ。

さて準備が整っていよいよ点火。
煙突内の煙の流れもスムーズである。すこぶる良い。
順調に熱を帯びてきて、本体脇に取付た温度計はすぐに200度を示した。

これから本格化する凍てつく朝に、屋外仕事開始前にカラダとココロを温める待避所。
何ら飾るものもなく雑然としたにわか作りのビニールハウスの憩いの場だが、ホッとできるほんわか暖かい空間。。来年3月までの期間限定のcafe roomでもある。So cool!!!!

2024年11月13日水曜日

イノシシ被害を減らすために罠を

 また害獣イノシシの出没が顕著になってきた。

何かしらのエサになるものを地中に求めて彷徨し、硬い地面をほじくっているのであろうが、そのほじくられている痕跡を眺めると、奴らはあまり場所を選んでいない。田んぼあり、畑あり、山道あり、雑木林あり、切り株の根っこ部分あり、といった具合だ。耕作放棄の田んぼの草むらなどは、人が機械で耕したかの如く見事に凸凹に攪乱されている。(これだけの労力をかけて土をほじくって得られるエサとは、いったいどんなものでどれだけの量があるというのか? あのデカい図体を維持する・子供を産んで育てるだけの必要カロリーは賄えているのであろうか? という疑問は尽きない。・・・のだが、かように生体個数が増えているようなので十分なのであることは間違いない)

イノシシの狩猟解禁は11月15日の日の出からである。そのタイミング合わせて、市から鳥獣捕獲許可を得た方によって箱わな(檻)1台とくくりわな(脚をワイヤーロープで括るタイプ)3個が我が家の山に仕掛けられた。(私的な無許可設置・違法設置ではなく、正式手続きを経た公的設置である)


箱わなの中にはエサとなる米ぬかを置いた

被害に悩む我々としては、仕掛けた以上は捕獲されることを強く望むものである。とはいえ、できるだけ殺生は避けたいという気持ちも多々ある。これらのわなを警戒して出没しなくなるのであればそれが一番良い。

2024年11月11日月曜日

ひこばえ刈り

この地でもイネの二期作ができる日が来るのではないか。

ほぼ例年通りに9月上旬に稲刈りをした田んぼは、その後も暖かい(というか暑い)日がずっと続いたおかげで、稲株から新しい芽が生え、花も咲いたし実も付いた(2024/9/29投稿)。

昔ならば10月に入ればすこしずつ寒くなり、ひこばえの成長は止まり、実が付いたにしても中身はスカスカが普通だった。しかしながら今年は30~40センチほどに伸びて割としっかりとした稲穂が付くほどになった。


かつての緑の絨毯も黄金色に染まった

稲刈り後には田んぼの土を起耕しておくのだが、この長いひこばえが(機械に絡まって)邪魔なので刈る作業が必要になった。

稲穂を手にして籾をつぶしてみると、本番の品質には及ばないが食べようと思えば食べられる粒になっている。もっともっと暑い日が当たり前に続くような時代が来るようなら、稲の二期作も可能ではあるまいか。そんなことを思いながらの刈取り作業だった。

2024年11月6日水曜日

はにわ展

いま上野の東京国立博物館で開催されている特別展「はにわ」を見てきた。

白眉は国宝「挂甲の武人」。6世紀に群馬で作られ埋葬された埴輪だ。1300年以上前のもの。あれこれと想像が駆け巡る。

写真では幾度も見てきた有名な埴輪だが、やはり実物を間近で見ると本物の醸し出すオーラがすごい。制作した工人はどんな気持ちかしらん。

(博物館としては異例な写真撮影OKの展示であるので遠慮なく撮影してきた)



他にも全国から集まった埴輪(上の写真のゆるキャラのような埴輪、動物の埴輪、家型埴輪などなど)が数多く展示され、古代の人々の息吹を十分に感じることができる企画展だ。

普段使うことのない脳の部分を心地よく刺激してきた。文化の秋。。。