2024年2月23日金曜日

雪中梅

ふたたびの積雪。

満開の梅にも雪。


咲き始めた菜の花にも雪

ミツバチたちは巣篭もり。



2024年2月20日火曜日

残念蜜でも糖度は十分

群れが居なくなった巣箱から取った蜜。
蓋がけされた巣の部分を選んだからだろう、垂れ落ちた蜜の糖度を計測したところ80度だった。「はちみつ」として十分な糖度であることが分かった。


昨年秋までに採取した蜜がちょうど底をつき、端境期に入ったところであるので、商品の追加が出来る。

今日(2/20)は気温がぐんぐん上がり、春本番を感じさせるくらいに暖かい。ミツバチたちも活動を活発化させている。

いよいよ今年のミツバチシーズンが到来した。ワクワク。

2024年2月17日土曜日

残念な採蜜

先日、春一番の強風が吹き荒れた。ミツバチ巣箱のトタン屋根を吹き飛ばしているのではないか。そんな心配もあって2週間ぶりに巣箱を点検して回った。
やはり心配は的中し、屋根がずれていたのがひとつ、完全に屋根が外れて10mほど離れた場所に落ちていたものがひとつ。
ずれていた巣箱は空のもので実害は無しだが、屋根が飛ばされていたものは営巣中の巣箱だ。
だが、むき出しになった天井板から元気よくミツバチが出入りしているのを見て一安心した。少しくらいの雨が降ろうが、何事もなかったように平然と営巣活動している。彼らのたくましい生命力、生存本能とは大したものだ。

一方でミツバチの出入りがない巣箱が5つもあった。前回見回った時には元気な群れであったのだが残念な事態になっていた。蜜をたくさん残したままいなくなっている。巣の隙間に何匹ものハチが寄り添うように固まり死んでいる箱もあった。

死滅の原因は分からぬがとにかくこれらの巣箱を撤収し、新しい空の巣箱に入れ替えねばならぬ。

引き上げた巣箱はいずれもずっしりと重たく、蜜がたっぷりとため込まれている。



決して嬉しくない残念な採蜜作業を始めねばならない。
これで採れた蜜は本来の採取時期が来る前の、糖度が足りていないであろう蜜なので「はちみつ」としては販売できないが煮込むのには使える。ジャム製造時の材料としよう。

あまりにきれいな巣に貯まった蜜なので、小片に切り分け、巣蜜として試食してもらうことに。事情を話してはちみつのリピーターさんたちにお分けした。

透明PETコップの中の巣蜜はちみつは、春を思わせる陽差しにすこしだけ悲しく光って見えた。

2024年2月11日日曜日

大子町・ミチルベーカリーで沼落ち

ミチルベーカリーさんは大子町にある小さなパン屋さん。お店は洒落た二階建ての建物。以前は時計屋だったという民家を改装して2年前にオープンしたとのことだ。
一階の店舗は、狭いながら素材にこだわった各種パンがたくさん並び、パンの香ばしい匂いに満ちている。オーナーさんの想いが詰まった、なんともオシャレで素敵な空間になっている。

ミチルベーカリーHP

今月から、オーナーさんのご厚意でお店に【玉川里山はちみつ]を並べていただけることになった。(以下の写真は当方のSNS掲載のためにオーナさんが撮影して送って下ったもの。多謝)


思うに、生はちみつの本来の良さを味わうには、シンプルに、程よくトーストしたパンにバターを薄く塗って贅沢にはちみつを回して食するのが一番だ。人によって嗜好の違いは多少あってもこの味は多くの人の賛同は得られるはずだ。

味わいのメインである深い甘みはもちろん、はちみつの持つ独特の香りが口中に広がる。嚙み進めると香りは鼻腔へとさらに広がり、もう留まることを知らない。
・・・かように舌と鼻とでたっぷりと贅沢な美味しさを楽しめるのである。
この味と香りが脳にしっかりと(ガツンと)刻まれて、【沼落ち】してゆく。

小難しく言えば、脳の報酬系回路がいたく刺激される → 幸せホルモンのドーパミンが大量に分泌される → 幸福感に満たされる=快感が得られる・感じてしまう → 快感追求の継続と反復がなされる=常習癖がついてしまう、のである。
玉川里山はちみつが【罪つくりなはちみつ】と呼ばれている所以だ。

ミチルベーカリーさんでは、このはちみつをパンと共に店内試食が可能とのことである(詳しくはお店でご確認ください)。
なんと嬉しいサービスの提供なのだろう。

大子町で、ホンモノ・良い素材同士のコラボレーション。ぜひお試しあれ。そしてズルズルと沼って欲しい。

これは【くるみ&百花蜜】
ローストしたクルミをはちみつに漬けたハニーナッツ
沼らぬわけがない ・・Orz