2025年10月20日月曜日

大型土木機械の威力

近所の古いお宅で、お屋敷回りの樹木の伐採工事が始まった。

広大な敷地には建物を中心に、竹林をはじめ幹回り6~7mはあろうかという大銀杏が数本、ヒノキ多数、築山の庭のツツジやツバキ、その他多数の果樹がある何百年も続く農家だ。

もう手入れができないということで、これらをすべて伐採・伐根するという。

この作業はまさに「工事」と呼ぶにふさわしいもの。初めて目にする大型土木機械が数台が搬入され唸り声をあげた。するとあれよあれよという間に木々をなぎ倒し粉砕してゆく。昔ながらの、まずは切り倒し、枝を払い、運べるように細切れにして・・・などという作業ではない。これらの作業を仮に人力だけでやっていたらおそらく何か月(あるいは何年)もかかるであろう。威力をまざまざと見せつけられた現場だ。孟宗竹の密集する林もこの大型機械にかかれば、上からチッパーのボックスを被せ、降ろしてくると粉々のチップになって見る影もなくなり、しまいには竹の地下茎程度の深さであれば容易に地中の根まで粉々にできる。まさにおそるべき粉砕マシン。ほんの数十秒の作業でとにかく圧巻である。

自然災害の復旧などにも大活躍する大型重機たちである。少子化・高齢化が進んでとにかく作業する若い実働人員が確保できない時代。ますます必要とされるのは間違いない。

ほんの数日で、あっというまに更地同然になってしまった。さっぱりしたのは間違いないが、昔から馴染んできたイチョウや竹林がなくなり見える風景がまったく新しくて、まだ戸惑っている。

2025年10月7日火曜日

2025年秋の里山散策会のお知らせ

ここ数年、近くの里山をキレイにして誰もが散策できるような歩道を整備してきた。
季節もだいぶ良い時分になってきたので、この散策歩道を紹介がてら、みなさんとともに歩きたいと思う。

以下の通り【秋の里山散策会】のご案内を差し上げたい。
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🍂秋の里山散策会 — 自然とふれあうひととき —

徐々に赤や黄色に染まる広葉樹。秋の澄んだ空気と透き通った青空。
足もとに広がる落ち葉の絨毯。野鳥のさえずりも聞こえてくる明るい里山の歩道。
玉川村駅のすぐ近くの緩やかな起伏の山間の遊歩道です。
里山をゆっくり歩きながら、秋の気配・自然の息づかいを感じてみましょう。
季節の植物や生きものの話をまじえながらスタッフがご案内します。

自然の中で深呼吸。きっと心が整う時間になることでしょう。

開催日  2025年10月25日(土) ・26日(日)・27日(月) の3回
時間   午前10時~12時
散策場所 JR水郡線・玉川村駅の東側に広がる里山
     緩やかな起伏の山間コース 約2kmの行程
集合   玉川村駅前のCafe Ma.Min駐車場
                       午前9時45分集合(歩いて現地へ移動)
参加申込 不要
その他  靴はスニーカーや運動靴を推奨
     少雨決行
     散策MAP(下図)はCafe Ma.Minに置いてあります




2025年10月3日金曜日

これもまた現実 スズメバチ被害

ミツバチ巣箱のスズメバチ被害を少しでも減らそうと対策をしているが、タイミングの問題もあってなかなか思い通りにならない。

youtube→→  2025年10月 スズメバチ被害

営巣中の巣箱を順番に廻り、ネットで覆ったり入口に金網を張ったりしているが、間に合わなかった巣箱はご覧のような状態になる。


悔やまれるが仕方ない。この巣箱は9月中旬に入居したものだ。おそらくどこか近くて営巣していたものが逃去してきたのだろうと思う。やっと2段目に巣が届いたばかりだった。スズメバチ被害に遭い逃げて来た可能性も高い。だとしたらあまりにも酷い可哀想な群れではないか。だがこれも自然界の現実だ。

2025年9月30日火曜日

当たり年

柿に限らず今年はろいろな果実が当たり年のようだ。我が家でも栗・柿・ポポー・プラム・ブルーベリーと、それぞれのシーズンで各種生り物は実に良く実をつけた。ただしクルミだけは全く実をつけなかったのだが、これはここ数年たくさん取れすぎたのでしばしの休息の年なのではないかと思う。

巣箱を置いてある某所の柿は枝が折れるくらいに実をつけてる。所有者の方がこの柿を収穫したのを見たことががない。屋敷が広くて他にもたくさん柿の木があるからだろうと思う。それにしても見事な柿の実のりだ。


この柿に限らず、果実が実をつけるための受粉はその大半をミツバチ類が担ってる。いまスズメバチシーズンでミツバチにとっては辛い時期だが健気に蜜と花粉を運び続けている。そして時折襲ってくるスズメバチに対しては集団で威嚇したりしている。

あとすこし頑張ってくれたら蜜をとれる巣箱だ。養蜂という名目をかさにして「蜜の略奪強盗」を働く人間はスズメバチ以上に極悪ではある。なのでいつも感謝しながら手を合わせてごめんなぁとつぶやきながら採蜜している小心者のミツバチ飼いである。

2025年9月26日金曜日

2025 (いかにも)秋の風景

もち米はうるち米に遅れて稲刈りをする。周囲の田んぼでまだ稲が黄色く色付いたままであれば、おそらくはもち米の田んぼであろう(或いは飼料米という可能性もある)。そのもち米もあと少しで刈り取り時期を迎える。いまは田んぼが彩りを放つ最終段階。

真っ赤な彼岸花が畦に咲き揃い、田んぼは脱穀を待つ天日干し稲と刈り取りを待つもち米。真っ青な秋晴れに乾いた空気。いい風景だ。

今年は「西塩子の回り舞台」が行われる年だ。あと一カ月に迫って、舞台装置や建物の組み立て設営が大詰めを迎えている。会場からほど近くにミツバチ巣箱を置いているため、良く見える。今年は巣箱見廻りの際に設営の進み具合をもチェックしている。

地元小学校の児童たちもこの舞台に立ち、演目を演じるので、練習に余念がないと聞く。彼らにとってまさに晴れ舞台だ。当日の天気も清々しい秋晴れであって欲しい。

2025年9月19日金曜日

2025年 栗・ポポー

どうにか今年の稲刈りも終わりの目処が付いた。気候と田んぼのコンディションはまずまずであった(連日の異常な暑さを除く)。

今年は例年になく稲が倒伏した場所が多くて、稲刈り機を使えずやむ無く手刈りを強いられた。負担感は2倍から3倍といったところか。

最初に刈り取りした稲は来週には脱穀をするタイミングとなる。天候さえ良ければ10月上旬には一連の農事が終わる。

暑さに苦労した大変なこの稲刈り作業期間だが、気がつくと彼岸が近づいていて、栗と「ポポー」が落果し出している。成りはいいようだ。


あっと言う間に10月。あゝ、3/4が終わってしまうわ。



2025年9月3日水曜日

2025 酷暑の中の稲刈り

当地では例年どおり9月に入るとすぐに稲刈りの時期となり、周囲でも一斉に稲刈りを始めた。我が家でも昨日から始まった。

まだまだ真夏の日差しが照り付け酷暑の日々だが、稲の穂は確実に垂れてたわわに実り、収穫の秋を実感する。今年の出来は良いほうではないかと思う。

稲刈り作業は天候に左右される。田んぼが適度に乾いていて、天候が良いと気持ちよく作業が進むのだが、雨か続いて田んぼがぬかるんだり、稲穂が倒伏したりしていると(肌感覚からするとだが)10倍は苦労する。台風の接近も予想されているので、倒伏した場所から刈取りを進めている。

このように雨の予報が出ているような状況では(暑かろうが、疲れていようが)できる限り作業を前に進めておきたい。こんな気ばかり焦ってモヤモヤするというのは、一次産業従事者ならばよく理解できるはずだ。

稲の天日干し用の脚や竿を格納しておく簡易建物

次々と刈り取られてゆく稲ではあるが、老朽化した稲刈り機の調子に気を揉みながらの作業だ。あとはひたすら・黙々と束を竿に掛ける。

まだまだ熱い日が続く。