2025年11月28日金曜日

秋の里山散策会

せっかく山をキレイに・明るく・歩きやすいように・頂上からの眺めが良いようにしたのだから、この景色をみなに知ってもらいたいとずっと考えていた。ただその具体化のノウハウがないために、ごく少人数の知人だけにしか案内できずにいて、その限られた人にしか素晴らしさを共有してもらえずにいた。

今回CAFE Ma.Minとのコラボ企画で6回にわたって秋の里山散策会が開催され、多数の方が山に入られた。ちょうど紅葉が見ごろということもあり、加えて天気も良かったこともあって参加者は皆さん里山歩きを十分堪能されたようだ。

歩きやすい小径が整備されている里山というものはそうあるものではない。案内人と散策マップが付いているのであるから、なおさらご満足いただけたのだろう。


眼下に広がる里山風景の中を水郡線の列車が通過するのを眺められるように時間を意図的に合わせたのも良かったようだ。

今回は秋の紅葉シーズンで彩り豊かな里山散策会だったが、モノトーンの真冬やヤマザクラの咲く季節、あるいは連休頃の新緑の頃、真夏の蝉時雨が降り注ぐ深緑の頃(この時期はヘビの心配がある)などにも計画したいと思う。それぞれの時期で違った素敵な顔を見せてくれる里山である。


こんなに人が来てくださり、素晴らしいを連発してもらえると今までの苦労が報われた感があ、ますます内容充実に気合が入る。

里山はちゃんと手を入れて大切にメンテナンスすると、なんとも暖かくて、ここに生きる人たちに精神的な安定感を与えてくれる存在になるということだ。昔は煮炊きをする燃料の供給源であったし、有機堆肥のもとになる落ち葉の供給源であった里山は、ミッションを変えながらもこうやって我々に豊かな恵み、ある種の精神的な癒しを与えてくれている。

冬の間に薪ストーブで使う薪の備蓄を確保しなければならない時期でもある。さてと・・チェーンソーを手入れしようか。

2025年11月13日木曜日

なんとまあ都会的でオシャレな味

街のコーヒーショップで見掛けた焼き芋ドリンクのポスターに興味を惹かれ頼んでみた。

焼きいも豆乳ラテ。


焼き芋の中身を豆乳で合わせて、ホイップクリームを乗せて黒ゴマ・クラッシュした芋けんぴをトッピングしたもの。甘さは芋本来の甘さにカラメルソースのようだ。甘すぎずちょうどいいストライクゾーン。カリカリの芋けんぴの食感もたいそう良い 。単なるカフェ・オ・レよりはお値段が張るが価値はあるだろう。

寒い季節には、この芋の甘さにほっこりするに違いない。

いやあー、かの「さつまいも」を素材にしたスイーツやらドリンクがこんなレベルにまで進化しているのに改めてビックリだ。

昔、子供の頃に食べていた単なる蒸したさつまいもとは別物だし、だいたいこのようなドリンクにすることなど想像さえ出来なかった。それがなんとまぁオシャレで美味しく(品種改良も含めて)ここまで改良・改善されてきたことか。昔のさつまいもや乾燥芋を実体験している我が身としてはただただ驚きだ。

全国各地で開催されている「お芋博」やら「焼き芋フェス」が大盛況なのも理解できる。まだまだ可能性を秘めたさつまいも。興味は尽きない。

2025年11月8日土曜日

今年最後の採蜜

先日、今年最後の(・・になるであろうと思う)はちみつ採取を実施した。
今年5月の入居群で、女王蜂がパワフルらしく蜂数も多くて勢いがあるため、巣の伸びが順調で、スズメバチの来襲にも耐えた。
天板を外して糖度を測ると予想以上の80度。さっそく最上段を切り離し採蜜した。



ザルにネットを被せて自然落下による「垂れ蜜」の方法をとっているため、気温が下がってくると蜜が垂れにくくなる。という事で今シーズン最後の採蜜作業となる。

今年のミツバチシーズンは分蜂群の捕獲が例年になく少なく気を揉んだ。10月には2群をスズメバチ被害で失ったものの、どうにか10群が元気に冬を迎える。
今回の巣箱はそのひとつだ。2段目にもたっぷり蜜は溜まっている。来年もまた楽しませてくれる群だ。

はちみつの在庫も底をついたいま、貴重な蜜となる。予約いただいている方々にやっとお渡しできそうだ。

2025年10月20日月曜日

大型土木機械の威力

近所の古いお宅で、お屋敷回りの樹木の伐採工事が始まった。

広大な敷地には建物を中心に、竹林をはじめ幹回り6~7mはあろうかという大銀杏が数本、ヒノキ多数、築山の庭のツツジやツバキ、その他多数の果樹がある何百年も続く農家だ。

もう手入れができないということで、これらをすべて伐採・伐根するという。

この作業はまさに「工事」と呼ぶにふさわしいもの。初めて目にする大型土木機械が数台が搬入され唸り声をあげた。するとあれよあれよという間に木々をなぎ倒し粉砕してゆく。昔ながらの、まずは切り倒し、枝を払い、運べるように細切れにして・・・などという作業ではない。これらの作業を仮に人力だけでやっていたらおそらく何か月(あるいは何年)もかかるであろう。威力をまざまざと見せつけられた現場だ。孟宗竹の密集する林もこの大型機械にかかれば、上からチッパーのボックスを被せ、降ろしてくると粉々のチップになって見る影もなくなり、しまいには竹の地下茎程度の深さであれば容易に地中の根まで粉々にできる。まさにおそるべき粉砕マシン。ほんの数十秒の作業でとにかく圧巻である。

自然災害の復旧などにも大活躍する大型重機たちである。少子化・高齢化が進んでとにかく作業する若い実働人員が確保できない時代。ますます必要とされるのは間違いない。

ほんの数日で、あっというまに更地同然になってしまった。さっぱりしたのは間違いないが、昔から馴染んできたイチョウや竹林がなくなり見える風景がまったく新しくて、まだ戸惑っている。

2025年10月7日火曜日

2025年秋の里山散策会のお知らせ

ここ数年、近くの里山をキレイにして誰もが散策できるような歩道を整備してきた。
季節もだいぶ良い時分になってきたので、この散策歩道を紹介がてら、みなさんとともに歩きたいと思う。

以下の通り【秋の里山散策会】のご案内を差し上げたい。
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🍂秋の里山散策会 — 自然とふれあうひととき —

徐々に赤や黄色に染まる広葉樹。秋の澄んだ空気と透き通った青空。
足もとに広がる落ち葉の絨毯。野鳥のさえずりも聞こえてくる明るい里山の歩道。
玉川村駅のすぐ近くの緩やかな起伏の山間の遊歩道です。
里山をゆっくり歩きながら、秋の気配・自然の息づかいを感じてみましょう。
季節の植物や生きものの話をまじえながらスタッフがご案内します。

自然の中で深呼吸。きっと心が整う時間になることでしょう。

開催日  2025年10月25日(土) ・26日(日)・27日(月) の3回
時間   午前10時~12時
散策場所 JR水郡線・玉川村駅の東側に広がる里山
     緩やかな起伏の山間コース 約2kmの行程
集合   玉川村駅前のCafe Ma.Min駐車場
                       午前9時45分集合(歩いて現地へ移動)
参加申込 不要
その他  靴はスニーカーや運動靴を推奨
     少雨決行
     散策MAP(下図)はCafe Ma.Minに置いてあります




2025年10月3日金曜日

これもまた現実 スズメバチ被害

ミツバチ巣箱のスズメバチ被害を少しでも減らそうと対策をしているが、タイミングの問題もあってなかなか思い通りにならない。

youtube→→  2025年10月 スズメバチ被害

営巣中の巣箱を順番に廻り、ネットで覆ったり入口に金網を張ったりしているが、間に合わなかった巣箱はご覧のような状態になる。


悔やまれるが仕方ない。この巣箱は9月中旬に入居したものだ。おそらくどこか近くて営巣していたものが逃去してきたのだろうと思う。やっと2段目に巣が届いたばかりだった。スズメバチ被害に遭い逃げて来た可能性も高い。だとしたらあまりにも酷い可哀想な群れではないか。だがこれも自然界の現実だ。

2025年9月30日火曜日

当たり年

柿に限らず今年はろいろな果実が当たり年のようだ。我が家でも栗・柿・ポポー・プラム・ブルーベリーと、それぞれのシーズンで各種生り物は実に良く実をつけた。ただしクルミだけは全く実をつけなかったのだが、これはここ数年たくさん取れすぎたのでしばしの休息の年なのではないかと思う。

巣箱を置いてある某所の柿は枝が折れるくらいに実をつけてる。所有者の方がこの柿を収穫したのを見たことががない。屋敷が広くて他にもたくさん柿の木があるからだろうと思う。それにしても見事な柿の実のりだ。


この柿に限らず、果実が実をつけるための受粉はその大半をミツバチ類が担ってる。いまスズメバチシーズンでミツバチにとっては辛い時期だが健気に蜜と花粉を運び続けている。そして時折襲ってくるスズメバチに対しては集団で威嚇したりしている。

あとすこし頑張ってくれたら蜜をとれる巣箱だ。養蜂という名目をかさにして「蜜の略奪強盗」を働く人間はスズメバチ以上に極悪ではある。なのでいつも感謝しながら手を合わせてごめんなぁとつぶやきながら採蜜している小心者のミツバチ飼いである。