2025年9月3日水曜日

2025 酷暑の中の稲刈り

当地では例年どおり9月に入るとすぐに稲刈りの時期となり、周囲でも一斉に稲刈りを始めた。我が家でも昨日から始まった。

まだまだ真夏の日差しが照り付け酷暑の日々だが、稲の穂は確実に垂れてたわわに実り、収穫の秋を実感する。今年の出来は良いほうではないかと思う。

稲刈り作業は天候に左右される。田んぼが適度に乾いていて、天候が良いと気持ちよく作業が進むのだが、雨か続いて田んぼがぬかるんだり、稲穂が倒伏したりしていると(肌感覚からするとだが)10倍は苦労する。台風の接近も予想されているので、倒伏した場所から刈取りを進めている。

このように雨の予報が出ているような状況では(暑かろうが、疲れていようが)できる限り作業を前に進めておきたい。こんな気ばかり焦ってモヤモヤするというのは、一次産業従事者ならばよく理解できるはずだ。

稲の天日干し用の脚や竿を格納しておく簡易建物

次々と刈り取られてゆく稲ではあるが、老朽化した稲刈り機の調子に気を揉みながらの作業だ。あとはひたすら・黙々と束を竿に掛ける。

まだまだ熱い日が続く。

2025年8月23日土曜日

ハロウィンお化けカボチャ

真夏の真っ最中だが、ハロウィンお化けカボチャが着実に大きく育ってきている。


しばらく見に行っていない間にビックリするくらい大きくなって、色も例のオレンジ色になってきている。カボチャの株の周囲は草だらけで、けっして良い環境とは言い難いが、カボチャの強靭な生命力・繁茂力で弦を伸ばし葉を広げてここまで育った。



ことしは土に接している下の部分が腐ってはいないようだ。どうにか美形のまま収穫できそうな気配。あっぱれ。

まだ茎部分は緑色が濃いので、収穫せずにいましばらくこのまま畑に置いておくことにする。

収穫できた暁には今年も市内の保育園にお届けする予定だ。園児も、職員の方も毎年楽しみにしてくれている。喜ぶひとたちの笑顔が一番のモチベーションだ。


2025年8月15日金曜日

大文字

お盆がやってきた。
京都の大文字送り火が8月16日に開催されることに合わせて、今年も山斜面に「大文字」を作ってみた。

少々手抜きだが、「大」の文字に見えるはずだ。

先方は精霊を送るための歴史ある伝統行事だが、当方もある意味で趣旨を同じくしている。16日にはそのような気持ちで眺めて頂いたら幸いだ。

京都と違っているのは、お盆が過ぎてもこのLEDライトの「大」はそのまま引き続き暗闇に浮かび上がっていて、「大」が常陸大宮の大の意味合いになるってことだ。

2025年8月4日月曜日

第2回公開はちみつ採取会開催のお知らせ

ニホンミツバチの越冬群のうちの一箱で、巣が5段めにかかり始めた。この箱を率いる女王蜂の系譜は生殖能力が高いのだろうと思う。これだけの勢いがある群れだと分蜂は何度か起こっているはずで、つど女王蜂は入れ替わっている。にもかかわらず群れの勢いが決して衰えずこうしているのは、女王蜂が優れた能力(産卵能力)を有しているからだろう。

暑い最中ではあるが、この巣箱の採蜜をすることにした。前回7月に続いて公開して関心のある方々にご覧いただく予定だ。

○実施日時  2025年8月20日(水)   10時~12時 (集合10時)

○集合場所  JR水郡線玉川村駅前のCAFE Ma.Min駐車場

○採蜜会場  近隣の蜂場(徒歩で移動)

○その他   小雨決行 炎暑酷暑猛暑でも催行

       汚れても良い靴、服装のこと

       熱中症予防は各自で

夏休み中のお子さまにもぜひ来ていただきたいと思う。何よりも自分たちの生活する地元で採れる産品の、その実態を自分の眼で見て実体験することで、魅力や素晴らしさを感じ取れる。日々の生活では今すぐに直接役立つものではないが、将来大人になって、特に外から田舎を見ることかあった時、ジワジワと見学した意味が分かるかも知れない。郷土愛や地元を大切にするココロは、時間は掛かるがこのような経験を積み重ねていくことで育まれるのではないかなと思うのだが如何?




2025年8月1日金曜日

早や8月

早いもので2025年の折り返しは当に過ぎ8月に入ってしまった。田んぼの稲は出穂時期を終え稲穂が垂れ始まり、あとひと月もすれば稲刈りが始まる。暑さのせいでどうにも実感が湧かない。


近年は6月から従来の夏のような暑い日が始まり、ここしばらくは36度が珍しくなくなっている(行ったことは無いが赤道直下の国はこんな感じの気候なのかも知れない)。作物の生育にだって影響が無いわけはない。コシヒカリも斯様な高温期が連日続けば実のなり具合もおかしくなる。品種改良は気候変動に追いつかないのだろう。

確たる証拠や実数値があるわけでないが、今年のミツバチの分蜂時期の捕獲実績が過去最低だったことも何かしらの異変の兆候かも知れない。こういったことは後になってから「そう言えばあの時、◯◯だった」となる事が多い。杞憂であって欲しいものだ。

草刈りで汗だくになりながら、ボーッとした頭で考えることはこんな事くらいだ。

2025年7月11日金曜日

2025 はちみつ採取会のご案内

今年も、はちみつ採取作業を皆さまに公開したいと思う。
普段見ることのないミツバチ巣箱や蜜取りの様子を見学できるまたとない機会。
皆さまにご覧いただくことで、はちみつとミツバチについて、ミツバチと人間社会との関わり、ひいては地域環境等についても気付き・学習する機会になれば良いと考えている。
参加をお待ちしてます。

○日時                  2025/7/23(水)       13時〜15時
○採取場所        市内近隣の蜂場
○集合                 JR水郡線・玉川村駅前  カフェ Ma.Min  駐車場
                                ※13時には採取場所へ向け移動
○参加申込        不要  参加費無料                               
○その他            炎暑・酷暑・猛暑、小雨は決行
                              足元悪い場所・雑草多い場所あるため、
                              服装、靴は汚れて良いものを着用

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採取予定巣箱の様子
  

2025年7月7日月曜日

今年は生り物は当たり年のようだ(ただしクルミは除く)

今年は梅は当たり年だ。例年になくたくさん収穫できて梅仕事に精を出した。おおむね他の作物も実がなるものは豊作の様子だ。ただし我が家のクルミだけは様相を異にして、今年は実が全く確認できない完全不作。???である。このような年もまた珍しい。何のせいでこのようなことが起こるのか摩訶不思議。

中世までは自然界の出来事、このような農作物の作況などについては科学的な分析やアプローチなどできなかったであろうから、「神様の思し召し」にちがいないとして処理・納得していたのだろう。科学的な視点を持てるようになった現代の我々でも、今回の事象のような不可解な植物の生態に頭を悩ませている。自然界はなんとも奥が深い。

プラムは数年ぶりに大量に実をつけ、我が家では存分に楽しんだ。それでも処理しきれないほどであるので、各方面におすそ分けして味わってもらった。

生業として果樹栽培をしているわけではないので、出来不出来はまったく問題としていない。気楽なものだ。

なんにせよ、果樹がたくさん実をつけ収穫の喜びを味わえるのは、この地で生活するわれわれの特権である。豊かな大地だ。