2012年11月22日木曜日

ミツバチ巣箱の追加製作

雨降りで外での仕事ができないときなどを使っては、少しずつミツバチの巣箱作りを進めてきた。
『玉川はちみつ』プロジェクトの一環で、巣箱追加設置の準備である。
昨年の2月に第1、2号を作った際の記憶もあり、要領は得ているため作業は実にスムーズだ。

         

実際にミツバチが棲みつきハチミツを採取した経験を通して、製作する上で手を抜ける部分(・・必ずしもサイズがピッタリではなくてもよいとか、切り口が多少曲がっていても影響が少ないとか)は、しっかり手抜きをした。

市内の大手ホームセンターYで必要な部材を買い揃え、少しずつ作業を進めほぼ一カ月。
既設置の2台(お遊びだが、識別NoとしてA館・B館としてある)と同型の巣箱4台がこのたび完成した。
巣箱はC館・D館・E館・F館、とするつもりだ。
C館・D館・E館・F館となる新しい巣箱
これで来年からは6台体制となる。
これら全部に棲みついてもらえるのは到底無理としても、1台でも2台でも入ってくれた嬉しい。
ある種のバクチのようなものだから、楽しみに、気長に待つしかない。
ちなみに、一台あたりの製作コスト(材料費のみ)は数千円で収まっている。
これだけ(製作するのも・設置した後も)楽しめるのだから、極めて安いものだ。

         

機械で作る工業製品ではないし、まして他人様に販売する巣箱でなし、ミツバチさえ入ってくれればよいものなので、体裁はあまり問わないでいる。
手挽きのノコギリで板を切断すると、どんなに注意深く切っても切断面が曲がってしまう。
ましてやその少しずつ曲がったパーツの集合体である。
3段・4段と重ねると結構ガタガタしてしまうのだが、致し方ない。
(多少ガタガタしても、設置後にトタン屋根を載せて全体を紐でしっかり固定するため、あまり問題はないためだ)

これらの新しい巣箱は、これからしばらく戸外にて晒し、より自然に近い状態にした方がよいようだ。
そして、春先2月ごろになったら自家製『蜜蝋(みつろう)』を塗って、野外に設置する予定でいる。

         

分蜂するミツバチをとらえるための『分蜂群捕獲板』なるものも作った。
単なる板なのであるが、Netで調べると板には杉や桜の木の表皮を張り付けるとよい、とあったので杉の皮を張り付けた。
さらに、この杉皮にも蜜蝋を塗りつけて、ミツバチをより誘因しやすいようにした。

日本ミツバチが好む蘭である『キンリョウヘン』も、既に9月中に株分けしておいた。
この蘭、結構高価なものなので、なかなか購入はしにくいので、株分けにチャレンジした次第だ。
キンリョウヘンも株が密になった
根が密に絡み合っているのでほぐしながら3つに分けた
現在はビニールハウス内の温かい場所に置いてあり、分蜂時期に咲くように管理している。
今まで1鉢だったものを、3つに株分けしたので(すべてに花が咲けばだが)、チャンスは3倍になる計算だ。

         

かようにして、『玉川ハチミツ』プロジェクトは来年に向けての準備が着々と進んでいる。

まだ材料の余りもあるし、時間もある。
もうちょっと予備の段を作成しておいても良いかなとも考えている。

2012年11月21日水曜日

常陸秋そばの脱穀 & 山仕事本番

今日の晴天を活かして、常陸秋そばの脱穀を行った。
ここ数日は晴れ間続きであったので、適度に乾燥しているはずである。
ブルーシートを広げ、ビールケースを中央に置き、蕎麦の実が付いた束を打ち付け、脱穀する。
少量だからこそ出来る脱穀方法だ。

ホコリまみれになりながら、脱穀を終了。
続いて、唐箕(とうみ)を使って茎・葉などのゴミを飛ばし、実(玄蕎麦)だけを選別する。

なかなか手間がかかる作業ではあるが、自家栽培の新蕎麦を食するための大切なステッテプである。
決して手は抜けない。

         

これで今年の主たる田畑の作業が終わる。
あとは冬の山仕事がメインとなる。
シイタケの原木を切り出すのもこれからが本番だ。

これは同時に、桜の苗木を植えるための準備作業でもある。
いつの日にか実現したい『花見山』をイメージしつつ、木を伐り倒し山を設備してゆく。

危険を伴う作業でもあるので緊張しながら、チェーンソーを操作する。
だからであろうか、木を切り倒すという行為は何とも言えぬ爽快感が伴う。
日常の生活の中では得難い感覚であり、病み付きになる作業だ。
きっとドーパミン等の脳内物質が盛んに分泌されているのだと思う

         

荒れた山をキレイにしてゆくということは、シイタケ原木準備もそうなのだが、有機堆肥作りの落ち葉を集めることでもあり、燃料の薪を作る(⇨薪は具体的に使う予定は無いのだが、非常時用の備蓄だ)という作業でもある。
これらを通して里山の保全ということである。

木の伐採なり、運び出し、後の薪割りの作業は、全身をひどく使う作業だ。
消費するエネルギーは膨大で、有酸素運動の典型である。
なので、わざわざお金をかけて街のスポーツジムに通う必要など全くない。
(会社の定期健康診断後の医師との面談で、運動不足を指摘され)ゴルフなどする必要もさらさらない。
これらの山の作業は、健康的であり金も一切掛からない、極めて優れものである。

田舎の農的生活にはいろいろな意味で、無限でエコロジーな循環があるのである。
このような中に身を置いて生活をしていると、人間っていうのはちっぽけな存在であり、自然の一部だとつくづく思う。
畏れ多いことだが、『山の神』をごく自然な感覚で感じとることができる毎日なのである。
斯様な感覚、『自然』が観念的になってしまった都会暮らしでは無理だろうな、きっと。

2012年11月20日火曜日

冬支度 サトイモ掘りと保存 ほか

霜が降りるようになった。
夏場にはあんなに大きく元気な葉を広げていたサトイモも、霜に当って茎・葉がすっかり萎れてかつての姿は無い。
霜柱が立つようになり、茎は倒れ込んだ

土が凍る寒さが来る前にサトイモを堀り上げ、別途準備した穴に保存する。
適度な湿度と比較的安定した温度が見込める、地表から60cm程掘り下げた土の穴=土壙である。
昔から一般的に行われている根菜類の保存方法だ。
まさに天然の保管庫、である。

堀り上げたサトイモは子・孫の芋がついたまま、逆さまにしてこの土壙に並べてゆく。
最後に芋の上に藁を被せ、その上に土を乗せて終了。
藁はいろいろな局面で使うことができる
便利な資材だ
あとは、使う都度、少しずつ掘り出す。

         

藁束をいじったついでに、ミツバチ達の住居=巣箱にも藁で寒さ対策を施した。
藁束を編んで、巣箱に巻き付け囲んでみた。
藁束の長さが現在の巣箱5段にちょうど良い長さであった。
どれほど防寒の効き目があるかは分からないが、何もしてやらなくて北風の中に巣箱を晒すよりはましだろう。
ミツバチ達にとっても冬は厳しいはず。
少しでも暖かくして冬を凌ぎ、また来春を迎えて欲しい、との飼い主としてのせめてもの気持ちだ。
藁束の腹巻きという感じだ

だが、敵襲来と感じたのだろう、スクランブル発進したハチ達が必死になって襲ってきた。
すぐには理解してもらえないだろうが、これで少しは暖かく過ごせるはずだ。
許して欲しい。


花が少ない時期だ
菊にもミツバチはたくさん集まっている
         

今、イチョウの黄色い葉が舞落ちるピークを迎えている。
ちょっとの風で夥しい葉が舞う。
真っ青な秋空に、黄色い彩り。
秋の印象的な一コマ。

2012年11月17日土曜日

水郡線にラッピング列車が走る

先日のことだが、水戸駅構内の外れに停車している水郡線車輌キハE130系がラッピングされているものを見かけた。
ラッピングとは、広告などを印刷したフィルムを車体に貼付ける『ラッピング広告』を施すことだ。つまりは車両全体を広告とするものだ。

常磐線の動いている列車内から見たのがほんの一瞬だったため、『奥久慈清流ライン』とだけは読み取れたが、他に何が描かれているのかは分からずじまいだった。

その時、『そうだよ、奥久慈清流ラインの知名度を上げるにはそれぐらいしないと。やっとそういうこともやってみようと考えたか・・』と思った。

         

しかしながら、その列車が走るのを見かけることはなく、忘れかけていたが、今日その車両が走ることを知った。
・   水郡線にラッピング列車
ちゃんとJR東日本・水戸支社のHPにても発表されている(11/16 新着情報)。
16日から運行が開始されているが、16日は水戸〜常陸大宮間で、17日以降が水戸〜郡山・常陸太田のようだ。
・   水郡線ラッピング列車運行予定表 

車輌には福島県も含めた沿線市町村の観光素材と、福島県の復興スローガンが書かれているという。
水郡線全線が関わりを持つ素晴らしい試しみである。拍手を送りたい。
クドいようだが、『奥久慈』やら『清流』だけで水郡線のイメージを語ると、地域が狭い範囲で限定される気がしているので、この愛称には不満である。もっと福島を含めた全沿線がイメージ出来るモノでないとダメ、というのがワタクシの思いだ。

         

予定表によれば、来年3月末までの運行らしい。
もったいないと同時になぜ、と思う。
地震と原発事故の被災地・福島の復興は、皆の願いでもあるし、忘れてはならない。
同じ線路でつながる沿線に住む住民として、また隣人として当然のことだ。
今後かなりの長期間、重たい課題を背負って行かねばならぬ福島県を、茨城県民も決して忘れず応援し続けるためにも、ずっとこのままラッピングを続けられないものかと思う。

次のラッピングの予定があるならば別だが、そうでないのならも、このスローガンや観光素材を外さずおくこと(ぐらい)は、そんなに難しいことではないと思うのだが。
この類いの広告は、県(茨城・福島)の屋外広告物条例の規制を受けるのだろうが、行政的な手続きだけであれば、継続実施に大した障害はないのではないか、と素人レベルでは思う。

SLを迎える玉川村駅(その2)

SLを受け入れる準備がまたひとつ進んだようだ。
駅構内に積まれた石炭の袋。
ちょうど20袋ある。

         

日常的に蒸気機関車が走っていた時代、今回石炭積み込み用の通路を造った場所には小さな『石炭小屋』があった。
上の写真で、自動車が止まっているところだ。

小学生時分の頃(昭和40年代前半)までは、小屋内には石炭がうずたかく積まれていて、あたりにもゴロゴロしていた。
当時はまだ貨物の積み降ろしも行っており、隣には大きな倉庫があって、作業人夫のおじさん達も働いていたことを覚えている。
広い駅前と倉庫周辺は、当時の子供達にとって良い遊び場だった。

あれから駅舎も変わり、駅前の風景も変わり、人々の生活も変わった。
単なるノスタルジーなのだが、あの頃町に活気があった時代の記憶があるだけに、今の風景があまりに寂しい。

         

玉川村駅と野上原駅の間の照田地区にある、通称『Sカーブ』に行ってみた。
ちょうど紅葉がキレイな時期で、SLが走る頃まではなんとか持つのではないかと思う。

通りかかったので立ち寄ってみたのだが、たまたま上りの列車が来たのでシャッターを押してみた。
(あいにく安物のコンパクトデジカメであるため、ここまでしかズームができなかった)

電信柱や人家がファインダーに入らず、ちょうど山間のカーブを曲がって走る列車を写せる、なかなか良いポイントだと思う。
     場所はこちら(緑矢印部分)
だだ、ここは民家の裏であり、地域の方の生活の場である。
くれぐれもマナーは守って欲しい。

ついでに、ここは良い撮影ポイントかな、のお気に入りの場所。
山方・常安寺。
水郡線を跨ぐ橋があり、下り列車では山方宿駅を出た列車が直進してくるのが上から見える。上り列車であれば、御城下のトンネルを抜けて南進する列車が見える。
既に有名であるので、ただ混雑しているだけかもしれない。
お寺の橋の上から南方向(山方宿駅方向)
同様に、北方向(正面に御城下のトンネルが見える)
場所はこちら(常安寺) 緑矢印部分

やまがた宿芋煮会 雨天順延

昨日までの快晴続きが、今日には一転して雨降り。
今日(11/7)、市内山方地区の久慈川河川敷で予定されていた『やまがた宿芋煮会』が雨天順延となった。明日の開催である。



弱雨だが、明日は快晴見込み
順延決定は妥当だろう

寒々と小雨に煙る、誰もいない会場
準備万端の大鍋
中止ではない。明日は無事に開催できよう。
関係者の努力が無駄になることはなく、きっとほっとしていることだろう。

         

かつて(数年前のことだが)、芋煮会の本家・本元である山形県での芋煮会に行ったことがある。
河川敷で行われる、それはそれは大規模なもので、野外で楽しむ山形県民の伝統ある一大娯楽、という感じだった。
近在の県民・市民はもとより、遠方からの観光客も多数訪れる催しだ。

★山形県で9月に開かれた芋煮会→第24回 日本一の芋煮会フェスティバル

本家・山形県の芋煮会は、もともとは家族や親しい仲間など小さな単位で、河原でともに鍋を突つく催しであるらしい。
昔から広く山形県内で行われており、県民にとっては欠くことが出来ない秋の行事であると聞く。

常陸大宮・山方地区での芋煮会(・・・山形と山方。発音が同じであり、後発のこちらは本家を意識して始めたイベントだと思う)は、規模は本家本元には及ばずとも、地域活性化のイベントとして相応しいものだと思う。
明日の活況を祈りたい。

2012年11月16日金曜日

ウメノキゴケの不思議

一般的に、『古色蒼然』というの言葉で、多くの人は大樹が苔むした姿を思い浮かべるのではないだろうか。
その苔に、これほど適したものはないだろう。
年代を感じさせる盆栽にもこれが付いていることが多い。

ウメノキゴケ』という地衣類(ちいるい)である。
梅の木の幹に生えたウメノキゴケ(白い部分)
よく見ると紙のように薄いものだ。
NHKの学校教材ビデオに、このウメノキゴケを解説したものがある。
    NHK for School  ウメノキゴケ 地衣類の不思議
肉眼では分からないミクロの世界がよく解る映像だ。
ぜひご覧になるとよい。

はじめて知ったが、表面は光合成をしている藻類、下の方が菌類とのことで、異なる2種の生物が共同生活している姿なのだそうだ。
 
         

自慢ではないが、我が園内の多数の樹木にウメノキゴケが生えている。
梅の木に限らず生えている。
幹の部分がほとんど真っ白く見えるほど付いている木さえある。

姿がなんとなく原始生物的で、個人的にはあまり感じのよいものではない。
どうやら付いていても実害は無いようだが、これがびっしりと付いている木は何かしら病気であるような感じがしてしまう。

Wikipediaによれば、大気のきれいな場所にしか生えないため大気汚染の指標になっているとのことだ。
つまりはこの土地の自然が清浄であることを証明してくれている訳だ。

そう考えると、見た目は少々気持ち悪いが、悪い気はしない。

生命力はとても強いうえ、容易に増殖する能力を持つようだ