もう十数年二ホンミツバチの飼育をやっているのだが、いまだこれで満足だぁという充足感を得たことがない。
別に望みが高すぎるわけではないと思うのだが、なかなか思うようにいかないことが多すぎて、常に未充足感に苛まれている。春の分蜂捕獲が順調でも謎の逃去が続いたり、スズメバチの襲来で群れが全滅したり、冬の寒さに耐えきれずに消滅したり。いつもいつもこの連続である。だがこれが二ホンミツバチ飼育の常であり、面白さの源泉でもあるという事実。やめられないでいる理由だ。そして、年に数回の数少ない採蜜の機会。この作業はたまらなく楽しい。
先日、越冬群の5段まで伸びた巣箱の蜜を採った。昨年夏の暑さに耐え、秋のスズメバチ攻撃に耐え、寒さと花の無い厳しい冬に耐えた群れの、貴重な貯蜜だ。
整然と並んだ巣がなんとも美しい。蜜もたっぷりと溜まっている。糖度も80度を超えて申し分ない。
お待たせしている多数の希望者さまへ少しずつだがお分けできそうだ。
「はちみつ」を通じた人の輪が確実に広がっている。
