2011年7月7日木曜日

ショウリョウバッタ コメツキバッタ


ショウリョウバッタ(精霊バッタ)、あるいはコメツキバッタ(米搗きバッタ)、はたまたキチキチバッタなどと呼ばれるバッタがいる。
日本に広く分布している種であり、多くの人が草むらや公園などで目にしたことがあるはずだ。

6月から7月の今頃が羽化する時期で、明るい草むら(特にイネ科の植物の葉を好む)にたくさん生息する。
小さいうちは飛ぶというよりも後ろ足でジャンプして移動している。

オスは成虫で5センチほどだが、メスは8センチ程度まで大きくなる。
草むらでキチキチキチ・・と鳴くのはオス。
この様子から『キチキチバッタ』と呼ばれる。

メスは大きくなるため、捕まえ易い。
後ろ足を揃えて持つと、体を縦に振る動作をする。
その様が米つきの様子に似ているため『コメツキバッタ』とも呼ばれる。

このバッタは、動作であったり、鳴き声であったりの別名をたくさん持つ。
つまりは昔からなじみの深い昆虫ということなのだろう。
そのユーモラスな姿が愛らしいことも理由かもしれない。
保護色だが線が細いのですぐわかる

いまの草むらは、miniバッタ・miniカエルでいっぱいだ。
草刈りの作業は大変だが、彼らと戯れているようで楽しくもある。

2011年7月6日水曜日

グリーンカーテン 販売所にも

JR水郡線・玉川村駅前に設置して、開店を待つ野菜無人販売所だが、思った以上に棚に日差しを受けていることがわかった。
透明の波トタン(ポリカーボネード)にしたのがやや裏目に出た格好だ。

7月12日の開店・商品陳列を前に、グリーンカーテンになる植物を植えた。

         

販売所は真南に向いている。
南側は、当初から日差し対策としてオーニングを準備し設置している。
天井には、遮光ネットを針金に通し、カーテンのようにスライド可能にして設置した。

今回、東側面にアサガオの苗を、西側面にゴーヤの苗を植えた。

それぞれ生長が早い植物である。
あたり一面をすぐに緑の壁にしてくれるだろう。
東側面のアサガオ苗

西側面のゴーヤ苗
天井部分に黒い遮光ネットが見える
         

ここは長い間空き地で、雑草が生えていた場所。
定期的に草刈りはしていたが、特に手入れをしていない荒れ地である。

今回の販売所設置にあたり、とりあえず草を刈ったもののデコボコである。
大小の石もゴロゴロしている。
また草も生えてくるだろう。
(床下部分だけには、防草シートを敷いたが局所的だ)

まだまだ足許が悪く、整備は不十分と言える。

やはりちょっとぐらい整地して、アプローチ部分だけでも芝を植えた方が良いだろうか。
周囲が殺風景なのも気になる。
なにか花が咲く木でも置いてみようか。

ああ、あれこれと凝りだすと大変だ。  でも楽しい。
駅前通りから正面を見る
周囲は草を刈っただけの荒れ地
なんとかしたい


2011年7月5日火曜日

旬の露地栽培の楽しみ

常々、できるだけ自然に近い形で作物を栽培したいと考えている。
とはいうものの、かの自然農法の創始者・福岡正信氏のような確固たる信念があるわけではない。

         


野菜本来の旬の時期をずらすために、高価な設備投資などはしたくはない、というのが正直なところ、本音ではあるが、それだけではない。
自然に背いて作る作物はやはり何かしら無理があるのではないか、という疑念である。
そしてなによりも、安全で安心して食べられる、その根拠の確かなものを自分の手で作り、納得したいからだ。
せっかく先祖伝来の、生産設備たるこれだけの土地があるのだ。
敢えてスーパーに並ぶ、季節外れ・見た目は立派・農薬の有無も不明、の野菜を食べる意味はない。

         


冬場に暖房してまでキュウリを作りたくないし、普段の生活において食べる意味はないと思う。
消費者のニーズという移ろい易いものに過度に対応すると、どうしても行き過ぎた対応をとる。
小規模なビニールハウス程度はいいのかもしれないが、暖房設備やら自動灌水設備やらの導入と大規模化・効率化がどうしても進んでしまう。
農薬の使用も同じだ。
その種目の専業農家であれば、それも仕方ないだろう。
他人の栽培方法をとやかく言う資格はない。

         


我が家は、ほとんど市場経済を意識しないできた農家だ。
(米を農協に出荷してはいるが、米価は決められており、本来の市場経済とはいえまい)
季節をずらして栽培するというようなテクニックを駆使しないだけに、旬にしかできない野菜を、食べる分だけを慎ましく栽培している。
必然的に露地栽培が多くなる。
これがまた楽しいのである。
(いろいろと非難があるのは承知している)

農作業を通じて、植物の一番活発な時期のエネルギーを直接肌で感じ取れるのだ。
旬の季節野菜には、自然の一部である人間が健康になるためのエネルギーがぎっしり詰まっている。

         

露地栽培では、どうしても穫れる野菜類は見てくれは悪くなる。葉っぱものは特にだ。
雑草と共存しているような中で育てている。
害虫や鳥の被害もひどい。
サラダミックス
肝心の葉が虫の穴だらけだ
虫をできるだけ手で潰しているがとても追いつかない

ハツカダイコンも葉っぱが虫に食べられている
虫の大好物のようだ
殺虫剤や除草剤は全く使用しないか、使っても最低限に留めている。
自分たちが食するための安心できる野菜を目指すからだ。

だが決して完全有機栽培だったり無農薬栽培にこだわっている訳ではない。
自分の判断で、必要と思うタイミングで必要と思う量のものは使う。
なぜなら貧弱すぎる野菜には、健康の素はほとんど入っていない考えているからだ。
ただ、消費者の目を意識し過ぎ、野菜の体裁・見た目を気して、これらを使うことはない。
(何度も言うが、専業農家がこれらを自らの判断で使うことを問題にしているわけではない)

今回、他人様に野菜を販売することとしたが、この原則だけは守りたいと思う。

         

これから始まる野菜販売所は、決してスーパーマーケットでも、道の駅にある野菜販売コーナーでもない。
我が家が食している自然に近い形で栽培したものをお分けしたいだけだ。
購入は、この趣旨を理解して賛同していただける方だけでいいと思っている。

ただお分けする以上、責任も伴うのも事実。
使った肥料の種類も、農薬の使用有無も、オープンでかつ正直でありたい。
カボチャ

ピーマン

小玉スイカ
丁寧に愛情をかけて育てると、しっかり応えてくれる野菜たち
だから農業は楽しい  やめられない

2011年7月4日月曜日

言うまいと思えど・・・

雨が少ない。
田んぼにも水が不足している。
表面にヒビ割れが始まっている場所もある

降り過ぎも困るが、不足も困る。
稲の生長には、やはり必要な時期に必要量無くてはならない。
まだ憂慮すべき事態ではないが、適度に降ってほしいと祈る近頃である。

とにかく自然界で発生することは、人知を超えた部分のことがほとんどだ。
非力な人間としては、過去の経験から知恵を働かせ、防御に回るのが取りうる対策である。

         

暑さもそうだ。
去年のように長い暑い夏になるのだろうか。

既に、気象予報番組や気象庁のデータには真夏日やら酷暑日の文字が並ぶ。
それに今年は節電という大命題もある。
グリーンカーテン、ヨシズ・・・できることから始めている。

そして、言っても無駄だとは知りつつ口にしてしまう。

『言うまいと 思えど今日の 暑さかな』

大正〜戦前に活躍した杉田久女の句という。あるいは川柳とも。
どうやら作者は不明のようだが、人の心の機微を的確に言い切った名句ではないか。
一雨来てほしいと祈る
降れば一気に涼しくもなる
玉川村駅前

2011年7月3日日曜日

夏到来間近

毎日暑い。
炎天という表現がぴったり。
すっかり夏空だ。
夏雲が広がる。

玉川村駅に水戸行き上り列車が入線する

見上げると夏の雲
         

夏草は、田んぼの畦、畑の周囲、屋敷周り、何処もちょっとの間に驚くほど伸びる。
今日もこれから、あまり無理せず草刈りに勤しむことにしよう。
水田は緑の絨毯だ
稲の背もだいぶ伸びた
畦の草も負けずに伸びている

         

今年はプラムが豊作だ。
実が付きすぎて枝がたわむ程だ。

仄かな酸味がうれしい。
間もなく爽やかな初夏の味覚をお届けできそうだ。

2011年7月2日土曜日

野菜無人販売所を設置

予てより計画していた『野菜無人販売所』を出店することにした。
場所はJR水郡線・玉川村駅前の空き地である。

         

駅周辺の住民の方々が、当然ながら第一のマーケット層である。
次は、乗降客、と言いたいところだが、玉川村駅自体の乗降客数は一日300人足らずで、主体は高校生だ。

通勤客がそれに次ぐがそれほど多くない。
これらの乗降客は購買客としてのターゲットにはなり難い。

玉川村駅は利用住民圏が西・南・北に広いため、駅から遠い多数の高校生はほとんどが親の自家用車で朝夕送り迎えされてこの駅を利用している。
送り迎えの役は母親が断然多い。
これらのマーケット層にもアピールできれば、案外商売として成り立つかもしれないと考えた。
広い意味での駅の利用者・駅前に来る人の数は、統計よりはずっと多いのである。

         

販売所の店舗スタイルは、かつて東京の西郊外を調査したおりに見かけた、西東京市のある農家の販売所をまねた。



満足な図面もなく、数枚の写真を頼りに部材を集めて作ってみた。
素人の日曜大工の域を出ないが、どうにか店舗らしい形にはなった。
ただ細部の造作はお恥ずかしい限りだが。

         

来週7月12日の大安を初日とする予定だ。
当面、火曜と木曜の週二日だけの営業にするつもりだ。
いざ始まるといろいろな問題もでてくると思われる。
さらに、どれくらい野菜が提供できるかの不安もある。

いずれにしても、とにかく形は整った。野菜も果樹も着々と育っている。
喜んでもらえるひとがいるかぎり、頑張って続けていきたいと考えている。



2011年7月1日金曜日

ホタル鑑賞の夕べ

今年も蛍を何日も観察できた。
群れて飛ぶほどではないが、草むらの中で仄かな蛍光の点滅をいくつか確認できるだけでもうれしくなる。
身近なところにホタルが生息しているというだけで、リッチな気分になれるから不思議だ。


この近辺に生息するのは、ヘイケホタルだ。
流れの速い渓流を好むゲンジホタルに対して、田んぼや畦の比較的水の流れの緩やかな水辺を好むヘイケホタル。
この生息環境の違いの特徴からも、このホタルはヘイケホタルであろう。

         

7月に入り既にホタルを愛でる季節も終わったと思っていたが、今夜もまたわが家近くの田んぼの畦で、仄かな点滅を数カ所発見して嬉しくなった。



はなはだ頼り無げな光だが、なんと幽玄で魅惑的な光なのだろうか。

ここは誰にも知られていないホタル鑑賞スポットだ。
夕食後、田の水面を渡る涼風にほろ酔いの頬を冷やしながら、ひとりホタルを鑑賞している。
この贅沢、何ものにも代え難いひと時を独占している幸せ。
田舎暮らしでこそ味わえる至福のひと時である。

         

間もなく本当にホタルの季節は終わる。
これから産卵の時期だ。
来年は今年以上に多くのホタルが飛び交うよう、切に願っている。