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2014年6月23日月曜日

梅雨の晴れ間に 梅の実を採る

ちょうどいまが、梅の収穫のころ合い。
梅雨の合間に梅の実を収穫した。

脚立を立て登り、棒で枝を叩いて梅の実を落とす。
この梅の木にも幹には『ウメノキゴケ』がびっしりと付いている。
樹下にブルーシートを広げる。
棒で枝を叩くと、バラバラと梅の実が落下する。実が痛まないように注意して。
少しずつだが、梅干しに、ジャムに、梅酒にと。
粒も揃ったきれいな梅の実だ
半世紀ほど前の子供の頃、梅の実は今よりはだいぶ存在価値があったように思う。
父母の元気だった頃のこの時期の記憶の梅干し干し。平たい大きな竹笊に梅を広げて、昼夜乾燥させていたものだった。
梅は大切な食材の一つというよりも、保健薬的な存在であったというべきだろうか。
防腐剤あるいは殺菌剤としての役目である。弁当には必ず梅干しを入れていた(俗に言う日の丸弁当)。

であったが、なんでもいつでもスーパーで手に入るようになったいまの時代では他に選択肢が多くあるため、わざわざそこまで手を掛けて作らなくても・・ということになってしまった。寂しい気もするが便利さをいったん手に入れた生活はなかなか戻せない。
買って来たものを単に食べる・消費するだけの生活が空しいのは事実。
せめてもの抵抗でもある、ハンドメイドの文化を継承したいと思う。生業としないレベルは楽しいから。

このような環境があって、こんな生活をすることが許されているからこそ出来るのだが、時間と手間をかけ慈しみをもって作物を育てること、収穫を喜ぶこと、そしてその食材をあれこれ工夫して調理することの楽しさは、何物にも代えがたい。

今年は、梅、プラム、ブルーベリーなどの樹になる実の類は押し並べて豊作である。

2013年6月26日水曜日

青梅から梅干しの時季へ

梅雨時は青梅の時季だ。
6月の初めには鮮やかな緑がみずみずしく香りも爽やかな青梅だが、中旬以降になると黄色みを帯びてきて、『梅干し』や『梅酒』の漬け頃となる。
だが、梅干しは昔ほど消費することもなくなり、手間がかかるため自家製造している家も少なくなったのではないか。
たしか子供のころの日常の食卓や弁当には必ず梅干しがあった気がする。
一方の梅酒は漬けこむだけで比較的作り易いので、作っておられる方も多いだろう。

              

幕末から明治にかけて日本にコレラが流行った時には薬とされ、戦争がはじまると兵隊の必需品であった梅干しである。幾多の命が梅干しによって救われたことか。
『梅は三毒を消す』と言われる。三毒とは、食の毒・血の毒・水の毒のことだ。
おにぎりや弁当には梅干しをごく自然に入れるのも、皆がその効用を実感していることからだろう。
梅干しに含まれるクエン酸には抗菌・整腸・解毒作用があり、ピクリン酸には肝機能を高め血液をサラサラにし、ミネラル分は余分なナトリウムを除去する働きがある(という。・・当然この知識は受け売りだが)。

              

先日、我が家でも梅の収穫をした。
 
かつての先代の時分ほどの消費もしないので、大粒で良いものだけを選んで使うことにした。
見事な大粒の梅がたくさん集まった。
豊饒な大地に感謝だ。
4つで掌が埋まるくらい大きい粒だ

                 

『梅』と言えば菅原道真の『飛梅』伝説が有名だろう。
菅原道真が大宰府に左遷される時に、慣れ親しんできた梅に『東風吹かば匂ひおこせよ梅の花 あるじなしとて春なわすれそ』と詠いかけた。
主(道真)を慕った梅は、道真が太宰府に着くと、一夜のうちに大宰府の道真の元へ飛んで来たといわれている。
なんとも素晴らしい話だ。
だがこの伝説、梅ばかりが妙に有名になっているが、道真が詠いかけたのは梅だけではない。
実は、梅の木桜の木松の木にも語りかけている。

都から道真を追って大宰府に向けて飛び立ったのは梅の木松の木だ。
残念ながら桜の木は主が遠いところに行ってしまうことを知ってから、その悲しみのあまり枯れてしまったため、飛んではいない。
松の木は、梅の木とともに大宰府目指して飛行を始めたものの、力尽きて途中摂津国八部郡板宿(→今の神戸市須磨区板宿)に落下してしまい、その地に根おろした。
これを『飛松伝説』と言う。
この『飛松伝説』の話、(梅や松が空を飛んだということは作り話だろうが)伝説として実在するのである。嘘ではない。
   → 板宿八幡神社 板宿の飛松

                  

話としては以上だが、ヘタレな小生としては『松の木』の方がなんとも人間くさくてシンパシーを感じてしまう。
みんなそこまで完ぺきじゃないよなぁ・・・やっばり。
年代物の梅酒をちびちびやりながら、程よく漬けこまれた梅の実を齧り、そんなことをふと想った。

2011年6月23日木曜日

青梅を収穫する

今日、梅雨の合間を見計らって梅の実=青梅を収穫した。

青梅の収穫のタイミングは、なかなかに難しい。
自然に落果するものが多くなってきた日を見計らって実行する。
落果がある程度発生していないと、その樹の梅はまだ十分に熟していないのではないかと思う。
であるが、タイミングを逃すと大量に落果してしまい、収穫量は激減する。
 
         

当地では梅は一昨年、昨年と不作であった。そもそも生る実が少なかった。
開花して結実する頃に、寒い日があったからであろうか。
それくらいしか理由が思い浮かばないが、当たっているかどうかも疑わしい。

それくらい、自然は不可思議だ。
結果が出たときには過去のデータはない。
あくまで記憶ベースであれこれ考える。
不作なら不作で対応を考えるしかない。
適当といえば適当。
なにしろ防ぎようが無いことだし、そこまで梅の生育にまでは拘っていない現実もある。

今年は幸いに豊作である。
どの枝にもたわわに実が付いている。
実に綺麗な緑色。
まさに初夏の彩りだ。
青梅と言う言葉がぴったりである。
 
         

この品種名は不詳だが、果肉が厚く(種が小さい)大振りの梅である。
丁寧にひとつずつ手でもぎ取る(・・・・毛虫に注意しながらの作業である)。
傷がついてしまったもの、小ぶりのもの、色の悪いものを選別して、良い品質のものだけを残す。
最終的に残ったものは、今年は28kgほど。
我が家だけでは消費しきれないので、親類数軒におすそ分けする。

それでも残る青梅。
この樹の梅の実は大振りで果肉が厚い
世間では南高梅が有名だが、この実だって負けてはいない

梅干し、梅酒、梅シロップ、梅ジャム・・・さて、さて何にしましょうか。
今年は、ラッキョ酢に漬けてみましょうかね。
梅のエキスは夏バテ解消の特効薬だ。

大自然の恵みを今年もタンといただきます。